「Apple Watch」は睡眠の検査と同じ役割を果たしたり、睡眠状態を診断したりすることはできないし、それを目指しているわけでもない。しかし、Appleは、人々が少なくとも医師に相談して検査を受ける必要があるのかどうかを判断できるように支援したいと考えている。 新しい「Apple Watch Series 10」をはじめ、「Apple Watch Series 9」、そして「Apple Watch Ultra 2」では、中度~重度の睡眠時無呼吸症候群の兆候を検出することができる。睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に一時的に呼吸が停止する睡眠障害で、世界中で9億3600万人の成人がこの障害を抱えていると推定されている。 Appleのヘルステクノロジーチームの研究者であるMatt Bianchi博士によると、睡眠時無呼吸を適切に検出できるようにするために、1万1000件以上の夜間睡眠記録を収集する