今の地球は、ユーラシア大陸、アフリカ大陸、南北アメリカ大陸、オーストラリア大陸の5大大陸になっていますが、昔からこのような形だったわけではありません。 大陸は、離れていったりくっついたりします。 地殻変動で、隆起したり陥没したりもします。 地球が出来て46億年という長い歴史の中で、ものすごく変化をしているのです。 (1)大陸移動説について 現在の大陸移動説は「プレートテクトニクス」という地球のしくみによって説明が出来ています。 地球は変形のしない表面の板(プレート)が年間数cmから10cm程度の速度で現在でも動いており、その板に乗った大陸地殻が一緒に動きます。 このプレートテクトニクスには、3つの境界があり、 ①収束境界 これは、2つのプレートが互いに近づく場所のことです。 ②発散境界 これは、2つのプレートが離れていく場所のことです。 ③トランスフォーム境界 これは、2つのプレートがすれ
地球史上で最初の超大陸は30億年前までに誕生したといわれる.この超大陸は,カープファール(現在の南アフリカ)とピルバラ(現在の西オーストラリア),マダガスカル,インドの太古代の地塊を連ねたもので,ウルと呼ばれる[文献1].また,現在の北米大陸とグリーンランド(後のローレンシア大陸)を中心に,バルティカ(現在のスカンディナビア半島の一部と東ヨーロッパ),ピルバラ,カラハリ(現在の南アフリカ)の各クラトンからなるケノーランドと呼ばれる超大陸が約27億年前から21億年前の間に存在したとされる. 原生代初期の超大陸は異なる研究者によっていくつかの形が復元されている.北米大陸東岸のクラトンとバルティカのクラトンの地質構造の類似性をもとに復元された超大陸はヌーナ(Nuna)と呼ばれ,これに東南極のクラトンを含んだ超大陸はネーナ(Nena)と呼ばれている.さらに,20億年前に形成された世界の造山帯に注目
1. マントル対流とプレート 固体地球の歴史は、地球が冷えていく歴史でもある。地球内部の熱はマントル対流(プルーム)によって地表へ運ばれ、そして宇宙に放射され、地球は冷えていく。 微惑星の集積によってつくられた地球は、内部も初期には非常な高温だった考えれている。この時期の地球が全部融けていたかは不明だが(月を形成したジャイアント・インパクトがあったとするとその衝撃で全部が融ける)、少なくとも表面から数百kmは融けていてマグマオーシャンになっていた可能性が高い。また、マントルも全体として今よりもかなり高温だったと考えられている。マントル物質が部分溶融ではなく、全部融けてできるマグマが冷え固まってできるコマチアイトという火山岩もこのようなときにできる。 温度が高いとマントルを構成している岩石も柔らかく流動的である。このようなときのマントル対流は、下層部と上層部の二つの部分に分かれるらしい。つま
ハワイのマウイ島にあるプウ・オ・マウイ噴石丘。(PHOTOGRAPH BY DESIGN PICS INC) 地球のプレート運動は、すばらしい芸術作品を生み出している。地球に山と海があり、恐ろしい地震や激しい火山噴火があり、今この瞬間にも新しい陸地が誕生しているのは、プレート運動がずっと続いているからだ。 しかし、永遠に存続するものなどない。 プレートを動かしているのは、その下にあるマントルの熱対流だ。しかし、時間とともにマントルの温度は下がり、やがて、地球全体を覆う“ベルトコンベア”の運動は停止する。そのとき、炭素循環も、長い歳月にわたって生物進化の原動力となってきた地質活動も終息する。 このほど、国際地質科学連合の会長で、中国地質大学の地質学者である成秋明氏が、プレート運動が終わる日が訪れる時期を予想した。成氏の計算によれば、終わりは約14億5000万年後にやってくる。太陽が膨張して赤
地球に“岩”ができたのは30億年ほど前だと言われています。その岩には日付が書いてあるわけではありませんが、「同位体地球化学」と呼ばれるものを用いて、大体の年齢を推測することができます。それによって、私たちは太古の地球の姿を知ることができるのです。プレートテクトニクスによって、大陸は常に動き続けています。はるか昔には、パンゲアと呼ばれる大きな大陸が存在したことが知られています。今回のYouTubeのサイエンス系動画チャンネル「SciShow」では、そんな数億年も前の地球の姿について解説します。 地球の歴史を知る手がかり「同位体地球化学」とは? マイケル・アランダ氏:地球は、形成されてからの45億年の間にさまざまなことを乗り越えてきました。ほとんどの地球の歴史はプレートテクトニクス、つまり大陸プレートが動くことにより形成されてきました。大陸同士は、整然と動き回るのではなく、予想できないような仕
―キラウェア火山の溶岩の種類― これはキラウェア火山の南側山ろくに広がる溶岩原です。イーストリフトゾーンのプウオオの隣にあるクパイアナハ火口から1990年に流れ出した溶岩です。プウオオとクパイアナハからの噴火は1983年1月2日から20年以上も続き、このような広大な溶岩原を形成しました。 この写真の溶岩はパホイホイ溶岩といい、比較的滑らかな表面をしているのが特徴です。 「パホイホイ」とはハワイ原住民の言葉で滑らかなという意味です。この言葉は地球科学の専門用語として使われています。 上の写真はパホイホイ溶岩に特徴的な縄目状溶岩です。縄をよったようなシワが見られることが特徴です。このシワの湾曲から、この溶岩が流れた方向を知ることができます。縄目状模様が湾曲している外側が流れた方向です。写真の縄目状溶岩は上から下へと流れて固まったものです。 上の写真は溶岩が実際に流れている様子を撮影したものです
■火山岩(かざんがん) (Volcanic Rocks) 火山岩は、マグマの中の気体になりやすい(揮発性(きはつせい))成分以外の化学成分が、そのまま固体になっている。そのため、化学組成による分類がおこなわれることが多い。化学組成による分類も統一されておらず、目的の応じて使い分けられている。また、大きな結晶(斑晶(はんしょう))の組み合わせに基づいて分類(Classification)されることもある。 図表 分類
災 災害 害史 史に に学 学ぶ ぶ 中央防災会議『災害教訓の継承に関する専門調査会』編 火 火 火 山 山 山 編 編 編 「1783 浅間山天明噴火」 「1990-1995 雲仙普賢岳噴火」 は はじ じめ めに に 中央防災会議「災害教訓の継承に関する専門調査会」では、日本が過去 に経験したさまざまな自然災害について、災害の状況や社会的な影響、行 政や住民の対応、復旧から復興への過程などを、それぞれに報告書として まとめてきました。 自然災害は、人間の営みに比べると、はるかに長いサイクルで発生しま す。規模の大きな災害ほどそれが発生した場合に、国民の多くはそれを初 めて経験することになります。阪神・淡路大震災では、6,400 人を超える 方々が犠牲になりました。 『あの災害をもう二度と繰り返したくない、そ のためには過去を振り返って、過去の災害から学ぶことが大切だ』という ことを背景
相模湾の海底地形 ■相模湾の海底地形 相模湾は駿河湾、富山湾と並んで1000m以上の水深をもち、日本列島を取り囲む湾の中で特異な湾である。特に平塚から小田原にかけての海岸には大陸棚がほとんどなく、海岸から1000mの海底まで連続的に一気に深くなる。ここは南から動いてくるプレートが現在衝突し、沈み込んでいる場所で、複雑な海底地形を有している。 相模湾の中央部には相模トラフ(トラフとは舟状海盆)と呼ばれる水深1000mを越す海底谷があり、伊豆半島の西側の駿河湾にも駿河トラフと呼ばれる海底谷がある。伊豆・小笠原を乗せるフィリピン海プレートは年間3〜5cmで北西に移動し、この二つのトラフで本州側の北米プレートに沈み込んでいる。そのプレート境界は、相模トラフから、箱根火山と丹沢山地との境界にあたる酒匂川沿いにある。相模トラフの東側は房総沖の房総海底谷を経て、日本海溝と伊豆・小笠原海溝との合流点へと連
環境保全と地域との共存共栄 「クリーンで明るい地下工場」 鹿児島県北部に位置している菱刈鉱山は、鉱石1トン中に含まれる平均金量が約20グラムという高品位(世界の主要金鉱山の平均品位は3〜5グラム)を誇っており、1985年の出鉱開始以来、安定して金の産出をしています。 過去には日本国内にも多数の金属鉱山が存在していましたが、今日では菱刈鉱山が商業規模で操業を継続している国内の最大の金鉱山となっています。 菱刈鉱山の鉱床 菱刈鉱山の鉱床は「浅熱水性鉱脈型金銀鉱床」と呼ばれています。太平洋プレートが日本列島の下に潜り込む「プレートテクトニクス」という地球運動の過程ではマグマが発生するため、このマグマが地殻の割目を通って上昇し、地表では火山となって噴出します。火山活動の一方で、地表の割目に地下水・マグマ水(熱水)が供給されると、熱水に溶け出した物質が冷え固まり鉱脈となります。このようにして形成され
低炭素社会の実現と活力ある社会システムの構築に貢献するとともにエネルギー・ 環境問題へのソリューションを提案します。 2050年カーボンニュートラル 社会の実現に向けた貢献 >CCS・CCUS関連分野 >地熱資源開発分野 >洋上風力発電開発分野 地震防災・ 地下空間利用への貢献 >学術・防災分野 >土木・インフラ維持管理分野 >地下空間利用・環境保全分野 資源・エネルギー 安定供給への貢献 >炭化水素探鉱分野 >海洋・海底鉱物資源探鉱分野
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