コラム −IIJ技術陣− IIJ技術陣「spamからメールを守れ(管理者編)」 第5回送信ドメイン認証技術(SPF/Sender ID) 2005年11月9日 櫻庭秀次 ユーザ編はこちら>> 管理者編第3回で、導入すべきspam対策技術の一つとしてドメイン認証をあげた。時々誤解されることがあるが、ドメイン認証はメールの送信元がどこであるかを認証するための技術で、ドメイン認証技術を導入すればただちにspamがなくなるわけではない。送信元情報を詐称できなくすることにより、送信元ドメインによる振り分けが可能となったり、送るべきエラーメールの送り先は正しいかなど、認証(Authentication)後に承認(Authorization)処理があって初めてspam対策となる。送信ドメイン認証技術の導入は、spam対策の第一歩ととらえるべきである。 今回は、送信ドメイン認証技術の有力な一つである、