先日「自殺の男女格差」というエントリ(こちら)を書きました。そこでわかったのは、日本において、 (1)男性の自殺率は、女性の2.5倍以上である。 (2)男性の自殺は1998年以降急増しているが、女性の自殺は過去30年大きくは増えていない。 (3)経済的な問題と仕事に関する理由で自殺する人は男性10人にたいして女性ひとりと男女差が極めて大きい。 という3点でした。 “縦と横”というエントリに書いたように、分析の基本は時系列変化と他者比較なので、自然な流れとして次のような疑問がでてきます。 ・男性が女性より多く自殺するのは日本だけ? 経済的理由での自殺の男女比がこんなに大きいのは日本だけ? ・1998年に男性の自殺率が急増して、その後高止まり(もしくは“頭打ち”)なのはなぜ?1998年より前も、経済的理由での自殺にはこんなに男女差があったの? このうち、海外の男女の自殺率についてはネット上のあ
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