群馬県桐生市の小学6年生、上村(うえむら)明子さん(12)が先月23日に自殺し、家族が学校でのいじめが原因だと訴えている問題で、市教育委員会(鈴木正三委員長)は8日、臨時会を開き、明子さんが通っていた市立新里東小の報告に基づき、いじめがあったと認定した。 いじめと自殺との関連では、「明らかな因果関係は認めることはできない」との見解を示した。 臨時会で市教委事務局は、学校側の報告を説明。報告は、教職員、児童、保護者への面談、アンケートの結果、〈1〉明子さんが複数の児童から心ない言葉を投げかけられた〈2〉一人で給食を食べていたことが精神的な苦痛を感じていた――ことから、いじめがあったと判断するに至ったと結論づけた。 また、明子さんが自殺する2日前、泣きながら一人で給食を食べていることを訴えていたことが、教職員への聞き取りで確認されたとした。 報告では、いじめの背景となったクラスの状況についても