バックアップの一般的な運用形態 さて、これで基本的なバックアップの区別ができました。これらには一長一短があるため、実際の運用においては、複数のバックアップ方式を組み合わせるのが普通です。前述のように常にフルバックアップを取得する「富豪」運用が可能なら話は非常に簡単になるのですが、人生の大概の局面において、問題はそんなシンプルなものではありません。さまざまな入力条件に応じて、最適解を見つける努力が必要になります。 要件とバックアップ方法の選択 バックアップの方式を選択する場合、考慮するべき要件には次のようなものがあります。 ① どの時点の状態に復旧させる必要があるか/そもそも復旧の必要があるか ② バックアップに使用できる時間(バックアップウィンドウ)(注3) ③リカバリに使用できる時間(リカバリウィンドウ) ④ 何世代までのデータを残す必要があるか バックアップって本当に必要? ①は、最
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