東日本大震災で、地震と津波により甚大な被害を受けた宮城県牡鹿郡女川町。復興がなかなか進まない女川町だが、2011年4月22日には町と被災者が中心となり、復興の足がかりとなる災害FM放送局「女川さいがいFM」を立ち上げた。その中心で活躍しているのは、インターネットで生放送の経験を積んだ"生主(なまぬし)"と呼ばれる若者たちだ。 パソコンとウェブカメラなどを使ってインターネットで生放送を簡単に行えるサービス「ニコニコ生放送」。これは小規模のテレビ番組のようなもので、誰もが自分の考えたオリジナル番組を世界に向かって配信できる。多くの人たちが、踊りを披露したりペットを映してそのかわいさを自慢したりと、思い思いのスタイルで生放送をしている。 2011年4月22日に宮城県牡鹿郡女川町で放送を開始した災害FM放送局「女川さいがいFM」(周波数79.3MHz、出力20W)の放送スタッフは被災者を中心に10
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