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ブックマーク / www.itmedia.co.jp (319)

  • Book Expo America 2012まとめ

    先日開催されたBook Expo America 2012(BEA 2012)。世界の電子書籍市場ではいまどんな話題が注目されているのだろうか。Book Expo期間中に行った取材のエッセンスと最重要ニュースについてまとめた。 Book Expo America 2012(BEA 2012)が終了したが、今回のイベントにはGoodEReaderのMercy、Peter、そして筆者が現地入りし、IDPFとBEA全体を総力取材した。 今年のイベントで明白だったのは、電子書籍テクノロジーの扱いが非常に小さかったことだ。Scholastic、Harper Collins、Harlequinのレーベル Karina Pressや大手6大出版社の大半はそれらをまったく取り上げなかった。企業幹部の一部に取材をしても、電子書籍部門から担当者を帯同させることすらほとんどみられなかった。それらの企業は電子流

    Book Expo America 2012まとめ
  • 「ScanSnap S1300i」は自炊ライトユーザーに最適か?

    今回取り上げるScanSnapシリーズの最新モデル「S1300i」。前モデルのS1300と外観はほぼ同じで、シルバーとブラックを基調としたヨーロピアンテイストのデザインはS1500を踏襲している タブレット端末やスマートフォンの普及、オンラインストアによる流通・課金の整備など、電子書籍の一般化は今までにないスピードで格化しつつある。新しい書籍・雑誌であれば最初から電子書籍で購入するという選択肢も市民権を得た。その一方で、すでに紙媒体として所有している書籍・雑誌を所有者自身で電子化する、いわゆる“自炊”を行う人も多い。 そのような自炊ユーザーの定番とも言えるドキュメントスキャナがPFUのScanSnapだ。ScanSnapシリーズは、2001年7月に登場した初代機「fi-4110EOX」以来、実に11年に渡って着々とモデルチェンジを重ね、2009年末の時点で累計販売台数100万台を超えるド

    「ScanSnap S1300i」は自炊ライトユーザーに最適か?
  • 成功の再配分──出版社が果たしてきた役割と隣接権、電子書籍

    「中二病と音楽産業」で始まった作家・堀田純司さんの連載2回目は再び出版社の著作隣接権関連をめぐって。前回の「出版社の著作隣接権は誰得なのか」から一歩進み、こうした議論が起こるに至った背景を出発点に、出版社が担ってきた「成功の再配分」という機能は電子の時代に失われるのではないかとみる。(編集部) 出版社にも著作権に準ずる権利を与えようという論議が、報道されたり、あるいは出版社の「中の人」を通じて言及されたりして、しばしばネットの海をにぎわせます。私もまた、4月にこの件について原稿を書き「出版サービスを提供した側の権利を確立することは、誰にも得をもたらさない」と自分の考えを述べました。 結局のところ、そうした“市場原理主義的”な土俵に乗るのであれば、日の出版社は外資にかなわなくなるのではないか、と感じるためです。 この原稿は多くの方にお読みいただいてありがたかったのですが、一方で反省したのは

    成功の再配分──出版社が果たしてきた役割と隣接権、電子書籍
  • 武雄市の新・図書館構想について日本図書館協会が見解を発表

    佐賀県武雄市が公立図書館の運営をカルチュア・コンビニエンス・クラブに委託しようとしている動きについて、日図書館協会が見解を発表した。 5月上旬、佐賀県武雄(たけお)市が公立図書館の運営をTSUTAYAなどを手掛けるカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)に委託、来年4月にオープンさせると発表したことは記憶に新しい。 雑誌や文具の販売コーナーを設け、従来の図書利用カードの代わりにTカードで貸し出しを受けられ、さらにTポイントも貯まるなど、「重要な手段として展開する付属事業」によって市民価値の高い施設を作っていこうとする志の高い取り組みといえるこの動き。しかしその一方で、貸し出し履歴など図書館利用の情報が来の目的以外に利用されることにつながらないかといった個人情報保護の観点からの懸念など、公共サービスである公立図書館のあり方として問題はないのかといった指摘も少なくない。 現在武雄市では

    武雄市の新・図書館構想について日本図書館協会が見解を発表
  • PFU、毎分135枚の読み取りが可能なカラースキャナの新製品

    PFUは8月2日、業務用イメージスキャナ製品の最新機種となるA3高速イメージスキャナ「fi-5950」を発売した。価格は300万円(税別)。 新製品は、カラーA4紙の読み取りでクラス最速となる横送り毎分135枚・270面(200/300dpi時)を実現した。米Kofax製の画像処理ソフトウェア「VRS Professional」を採用し、画像補正などの処理を高速に行うようにした。 また、「自動用紙サイズ検出機能」「カラー/モノクロ自動判別機能」「白紙ページ削除機能」を利用することで、さまざまな内容の原稿を事前に仕分けすることなく、一括して読み取ることができる。原稿を損傷させないようにする給紙機構や1日10万枚まで読み取りができる高い耐久性も特徴としている。 同社は今後3年間で6000台の販売を見込む。

    PFU、毎分135枚の読み取りが可能なカラースキャナの新製品
  • 「Amazonが1980円使い切りSIM参入」報道に日本通信がコメント

    Amazonが日で1980円の使い切りSIMカードを販売するとの一部報道に対し、回線を使うと報じられた日通信がコメント。 米Amazon.comが日で1980円の使い切りSIMカードを販売するとの一部報道に対し、Amazonが回線を使うと報じられた日通信は5月28日、「当社提携サービスに関する報道がありましたが、当社が発表したものではございません」とコメントした。 日経済新聞は同日付けで、Amazonが1枚当たり500Mバイトまでデータ通信できるSIMカードを1980円で販売すると報道。販売はAmazon上で行うという。Kindleには3G版があり、今夏にも国内投入する際に3G版の通信回線も提供することで日市場で足がかりを築く考えという。

    「Amazonが1980円使い切りSIM参入」報道に日本通信がコメント
  • 1000年前の世界都市人口ランキングから見えてくるもの

    1000年前の世界都市人口ランキングから見えてくるもの:ちきりんの“社会派”で行こう!(1/2 ページ) 多くの人口を抱える中国やインドが世界経済で存在感を示しています。しかし、長い時系列で世界の都市人口ランキングを見ると、今私たちが目にしているものとはまた違った景色が見えてくるようです。 「ちきりんの“社会派”で行こう!」とは? はてなダイアリーの片隅でさまざまな話題をちょっと違った視点から扱う匿名ブロガー“ちきりん”さん。政治や経済から、社会、芸能まで鋭い分析眼で読み解く“ちきりんワールド”をご堪能ください。 ※記事は、「Chikirinの日記」において、2010年7月22日に掲載されたエントリーを再構成したコラムです。 以前、対談したこともあるライフネット生命保険の出口治明社長から著書『「思考軸」をつくれ-あの人が「瞬時の判断」を誤らない理由』をいただいたことがあります。出口社長の

    1000年前の世界都市人口ランキングから見えてくるもの
    seuzo
    seuzo 2012/05/28
    「物書きとして、ジャーナリストとして、情報に接して言論でそれを伝える者なら、その手法には関心を持たないといけないんです。」
  • Kindleが持つ5つの「強み」:電子書籍界の黒船「Kindle」とは?(後編) - 電子書籍情報が満載! eBook USER

    前回は、Kindleという電子書籍端末およびサービスの成り立ちから現在までの歴史を紹介した。後編となる今回はKindleというサービスの中で、強みとなりうる特徴を5つ、ピックアップして紹介する。Kindleはなぜほかの事業者を圧倒するユーザーを獲得しており、「黒船」と呼ばれるのか。ラインアップや価格など、Kindleの特徴として真っ先に挙げられる特徴ではなく、ふだんあまり表立って語られない部分にフォーカスする。 強みその1:Amazonの書籍紹介ページからの直接リンクでユーザーを誘導 Kindleの特徴として一般に挙げられるのは「電子書籍のラインアップが豊富」「紙のに比べて価格が安い」といったところだろう。単純に蔵書点数だけ見れば、Kindle Storeを上回る電子書籍ストアは存在するし(Barnes & Nobleの『The NOOK Book Store』のラインアップは稿執筆時

    Kindleが持つ5つの「強み」:電子書籍界の黒船「Kindle」とは?(後編) - 電子書籍情報が満載! eBook USER
    seuzo
    seuzo 2012/05/25
    国内での試みと、Amazonの最大の違いは、コンシューマ(読者)を見ているかどうか。
  • 電子書籍界の黒船「Kindle」とは?(前編) - 電子書籍情報が満載! eBook USER

    近い将来の日進出が予想される、米Amazon.comの電子書籍サービス「Kindle」。なぜKindleは「電子書籍界の黒船」と形容されるのか。初代製品が登場してからこれまでに至る歴史を振り返りつつ、機能やサービスなどさまざまな観点から見たKindleの強みと特徴を、前後編にわたって紹介する。 「電子書籍界の黒船」などと形容される、米Amazon.comの電子書籍サービス「Kindle」。国内でサービスインするといううわさは何年も前から出ていたが、先日ようやく同社のジェフ・ベゾスCEOから、日での電子書籍事業の開始について年内に発表するとの発言が報じられた。電子書籍ストアの大命として、サービス開始を待ち焦がれている人も多いことだろう。 大々的に「黒船」と書き立てられるKindleだが、ほかの電子書籍サービスと比べてどのような優位性があるのか、正しく理解している人は少ないだろう。出版業

    電子書籍界の黒船「Kindle」とは?(前編) - 電子書籍情報が満載! eBook USER
  • 「電子書籍」サービスは収束する

    売る側の論理ではなく、読み手の論理で「電子書籍」を考える連載。今回は、日の「電子書籍」サービスを品ぞろえ」と「対応端末」という2つの観点で整理します。 大小さまざまなものが乱立し、混沌としていると言われる日の「電子書籍」サービスだが、「品ぞろえ」と「対応端末」という2つの観点で整理してみると、いろいろと見えてくるものがある。今回はこれをベースに日の「電子書籍」サービスがどこに向かっているのか考えてみたい。 「品ぞろえ」と「対応端末」で分類する 上の図は、現状の日における主な「電子書籍」サービス――ここでは、日語のコンテンツを電子的な形で入手できるサービスのこと――を、その品ぞろえの方向性と、対応端末のバリエーションの2軸で分類したものである。 横軸の「対応端末」は、そこで入手できるコンテンツをどんなデバイスで読めるのか、そのバリエーションを表している。ここで「特定」に位置付けた

    「電子書籍」サービスは収束する
  • EPUB向けの新「軽量」DRM、IDPFがコメント受付

    ガチガチのDRMとDRMフリーの中間に位置する『軽量』のDRMスキームをEPUB向けに――IDPFがEPUB Lightweight Content Protection(EPUB LCP)のドラフトを公開している。 米国の電子書籍の標準化団体の1つであるIDPF(国際電子出版フォーラム)は5月18日、EPUB向け軽量DRM(デジタル著作権管理)のドラフトを発表した。ユースケースと要件からなるこのドラフトはIDPFのサイトで内容を確認できるようになっており、6月8日まで広くコメントを受け付けている。 このドラフトは、EPUB Lightweight Content Protection(EPUB LCP)、つまり、EPUBのコンテンツ保護スキームとなる可能性を秘めるもので、ガチガチのDRMとDRMフリーの中間に位置する『軽量』のDRMスキームの概要が示されている。コンテンツの保護と仕組みを

    EPUB向けの新「軽量」DRM、IDPFがコメント受付
    seuzo
    seuzo 2012/05/22
    そしてまたいろんな規格が乱立して...
  • 「財布を持ち歩くのはかっこ悪いという時代がくる」──リアルを狙うソフトバンクとPayPal提携

    「5~10年先には若者がお財布を持ち歩くのはかっこ悪いと思う時代がくるのでは」──ソフトバンクと米PayPalの戦略提携では、スマートフォンをクレジットカード決済端末として使うことができる「PayPal Here」を日で展開し、ネットだけではなくリアル店舗でも使えるO2O(Online to Offline)ナンバーワンの決済インフラ確立を目指す。 5月8日、孫社長と、PayPalを傘下に持つ米eBayのジョン・ドナヒューCEOが都内で会見して発表した。孫正義社長は「日の決済市場を変える。一気に日の消費者のライフスタイル変える」と意気込んだ。 提携では、両社で10億円ずつ出資し、新会社「PayPal Japan」を7月までに設立。CEOとして前ヤフーCOOの喜多埜裕明氏(現ソフトバンクモバイル常務)が就任する。 新会社は国内で「PayPal Here」を展開していく。PayPal H

    「財布を持ち歩くのはかっこ悪いという時代がくる」──リアルを狙うソフトバンクとPayPal提携
  • 緊デジ事業の本申請始まる――出版デジタル機構のビジネスモデルも明らかに

    これを見ると、フィックス型の配信ファイルにドットブックとXMDFが選択可能になったことが分かる。EPUB3の将来性はともかく、現状ではEPUBを取り扱う電子書籍ストアが少ない現実を考慮したためだという。 また、リフロー型ではアーカイブ用ファイルに中間交換フォーマットが想定されていたが、これがTTXと記述ファイルに変更された。TTXはドットブックの、記述ファイルはXMDFのソースファイルに当たるものだ。これは、中間交換フォーマットに対する制作会社の経験値が低いため、それなら市場に合わせてTTXや記述ファイルで保持した方が効率がよいという判断だ。 表から消えてしまった中間交換フォーマットだが、その変換業務などを機構が行う方向性が示された。中間交換フォーマットの変換業務を手元に残すことで、時代に合ったフォーマットへの変換を掛けるビジネスが可能になる。説明会では「出版デジタル機構に預けていれば変換

    緊デジ事業の本申請始まる――出版デジタル機構のビジネスモデルも明らかに
  • iRiver Story HD、正式に販売中止に

    Google Booksのエコシステムを利用する世界初の電子書籍リーダーとして注目を集めたiRiverのStory HD。販売が不調で販売中止となった。 iRiver Story HDはiRiverの輝かしい成功の1つで、マスマーケットに訴求する同社の初代電子書籍リーダーとなった。デバイスを発売すると、韓国拠点の同社は小売チェーンのTargetと流通で提携した。これによりiRiverは米国で初めて確かな流通チェーンを手にし、運命が変わることに望みを託した。結果的に、この電子書籍リーダーの販売は不調で、先日正式に販売中止となった。 Story HDが2011年にリリースされたとき、挽歌を奏でるマーケットのほかの電子書籍リーダーとは異なる傑出した点が2つあった。まず、Story HDはGoogle Booksのエコシステムを利用する世界初の電子書籍リーダーだった。これによりユーザーは何百万冊も

    iRiver Story HD、正式に販売中止に
  • 新しい男子像「カフェオレ様」って何だ? 電通が20代男子のファッション意識を調査

    新しい男子像「カフェオレ様」って何だ? 電通が20代男子のファッション意識を調査:当にいるの?(1/3 ページ) 「女性的な趣味や外見へのこだわりを持つ半面、女性への接し方や自己向上意欲において『オレ様』的な男らしさを持つ」――これが「カフェオレ様」、電通総研が5月2日に発表した20代男子の新しい男子像だ。4474人の若年男性(15~34歳)を対象にした「ファッション・美容意識実態調査」から得られたもので、「カフェオレ様マインドを持った層」が40.5%に及ぶとしている。 ここでいうカフェオレ様とは、「ファッション」「美容」ともに関心が高いと回答した人。どちらか一方に関心が高いとした人は「カフェオレ様予備軍」、どちらにも関心が低いと回答した人を「一般層」とした。割合でいうと、カフェオレ様が9.3%、カフェオレ様予備軍が31.2%、一般層が59.5%となった。 カフェオレ様の7大特徴 さて、

    新しい男子像「カフェオレ様」って何だ? 電通が20代男子のファッション意識を調査
  • 「著作権は混迷」「ダメと言ってもネットは止まらない」──東大中山教授

    「著作権制度が想定していない状況に直面し、右往左往している」――東京大学の中山信弘教授が2月29日、「著作権リフォーム」をテーマにしたデジタルコンテンツ協会のシンポジウムで講演した。一般ユーザーが創作し、ネットで著作物を発表する現代に、プロを前提にした著作権制度が対応できなくなっていると指摘。著作物の流通を円滑化するための改革の必要性や、著作物を独占せず、広く共有しようという「コモンズ」の考え方などを紹介した。 中山教授は著作権法学界の第一人者で、政府の知的財産戦略部の構成員や、文化庁傘下の文化審議会著作権分科会私的録音録画小委員会の座長、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン理事長も務める。約20分の短時間に詰め込まれた濃い内容と問題提起に、参加者は聴き入った。 19世紀の前提が時代に合わない 「19世紀の状況を前提にして構築された著作権制度が、インターネットの発展でとてつもなく大きな問題

    「著作権は混迷」「ダメと言ってもネットは止まらない」──東大中山教授
  • Amazonと契約合意? 渦中の出版社に聞いてみた

    Kindleの国内展開に当たって、学研ホールディングス、主婦の友社、PHP研究所がAmazonと契約に合意したとする報道。果たして真実は? 出版社に問い合わせた。 つい数日前、米Amazon.comのジェフ・ベゾスCEOが日での電子書籍事業について年内に発表すると語った報道が話題となったが、それに関連する形で、朝日新聞社がAmazonと国内出版社がコンテンツの配信契約で合意したと伝えている。 報道を要約すると、学研ホールディングス、主婦の友社、PHP研究所がAmazonKindleの日展開でコンテンツの配信に合意、また、合意した出版社は40社以上に上るというもの。「契約合意が明らかになったのは初めて」ともある。 しかし、これらの報道を読むとすぐに気付くのは、「合意した・明らかになった」といった断定調の文体とは裏腹に、情報ソースに一切言及がない点だ。また、PHP研究所については昨年10

    Amazonと契約合意? 渦中の出版社に聞いてみた
    seuzo
    seuzo 2012/04/17
    もし仮に合意してたとして、「合意してますよ」って言うものかしら? 契約前ならなおさら。
  • 番外編:NASから自炊データを直接読み出せる「新世代」ビューワを使う

    番外編:NASから自炊データを直接読み出せる「新世代」ビューワを使う:電子書籍「自炊」完全マニュアル(1/2 ページ) 「自炊」データを読むためのビューワとして、ネットワークドライブ上に置いた自炊データを直接読み出せる新しいタイプのビューワが台頭しつつある。自炊データを端末に転送せずに読めてしまう、まさに革命的なビューワだ。今回はiPhoneAndroid、それぞれで使えるこれら新世代のビューワアプリを紹介しよう。 電子書籍元年といわれながらなかなかブレイクしない電子書籍をよそに、を裁断してドキュメントスキャナで取り込む「自炊」が脚光を浴びるようになってしばらくが経つ。所有する何百冊ものを自炊してデジタルデータ化し、スマートフォンやタブレットPC電子書籍端末で日々の読書を楽しんでいる人も多いことだろう。 しかしながら、自炊データの数が何百冊にもふくれあがると、1台の端末には収まりき

    番外編:NASから自炊データを直接読み出せる「新世代」ビューワを使う
  • デジタルマーケティングの到来で露見した日本企業の盲点

    「いまや全ての人々がネット上でシグナルを出している。これは、人々が企業に対して“自分とは誰か”ということを知らせているということだ。企業側としては、これをどんどん使っていきたいと考えているはずだ」 米Adobe Systemsのブラッド・レンチャー デジタルマーケティングビジネスユニット担当シニアバイスプレジデント兼GMは、同社の年次カンファレンス「Adobe Digital Marketing Summit 2012」で、日の報道陣の取材に対してこのように語った。 現在、ソーシャルメディアの普及に伴い、人々は自分の情報をネット上で露出するようになりつつある。一方で、企業は自社サイトにおけるユーザーの閲覧履歴や検索キーワードなどからも、顧客の興味の対象や性別・年齢などをある程度想定できる。 そこで企業は、こうしてネット上に表現される“消費者のオンライン人格”を正確にとらえ、一人ひとりに最

    デジタルマーケティングの到来で露見した日本企業の盲点
    seuzo
    seuzo 2012/04/03
    要するにAdobeはデジタルマーケティング市場で元締めやりたいってことね。
  • 「この作品が売れたのはオレ様のおかげ」? 出版社の著作隣接権は「誰得」なのか

    出版社にもレコード会社の「原盤権」のような著作隣接権を与えるべきだ──という議論があわただしい。大手出版社や作家、超党派の国会議員が「出版物原盤権」という権利の創設を目指すことで合意したと伝えられる一方、日漫画家協会は「否定的にならざるを得ない」と懸念する声明を発表した。 それで誰が得をするのか。出版の現場に詳しく、作家発の電子書籍AiR」なども手がける作家の堀田純司氏に現場の視点から寄稿してもらった。(編集部) 作家と編集の駆け引きと信頼 版面権、原盤権など様々に呼び名を変えながら、現在、出版の世界に新たな権利を認めようとする議論が話題になっています。しかし私は、こうした制度はこの分野を支えているデリケートなバランスを壊し、市場原理主義というパンドラの箱を開けてしまうだけの「誰も得しない制度」になるだけ。現場の人たちでこれを気で考えている人は少ないのではないかと思っています。 「み

    「この作品が売れたのはオレ様のおかげ」? 出版社の著作隣接権は「誰得」なのか