Red Hat Enterprise Linux 7(RHEL7)でデフォルトのファイルシステムとなった「XFS」は、米SGI(Silicon Graphics International)社が同社のUNIX系OS「IRIX」用に開発したファイルシステムである*1。1993年の開発開始から20年以上の歴史を持つ。Linuxには2000年ごろから移植され、ストレージ製品などで使われてきた。現在ではXFSの主要な開発者の何人かは米Red Hat社の社員となっており、開発の中心はRed Hat社が担っている。 Red Hat製品においても、XFSは2009年からRHEL5およびRHEL6のアドオン製品「Scalable Filesystem Add-on」として販売されている。また、RHELベースのSoftware Defined Storageである「Red Hat Storage」の基盤技術