『Building an elastic query engine on disaggregated storage』(Vuppalapati et al. 2020)は、クラウドベースのデータウェアハウス「Snowflake」の背後にある設計上の決定事項について説明している。この論文では、Snowflakeの設計と実装を、クラウドインフラストラクチャの最近の変化(新しいハードウェア、きめ細かな課金など)が、Snowflakeシステムの設計と最適化を導いた多くの前提条件をどのように変更したかについての議論とともに紹介している。本稿は、コンピュータサイエンスのカンファレンス「Networked Systems Design and Implementation(NSDI)2020」に採択された上述論文のまとめである。 Abstract最先端のデータベースに近いSQL対応のクラウド型データウェ
![Snowflakeのデータウェアハウスの仕組み](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ecf135e4f35b53f69c769446bbe30d04b94f1b49/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.axion.zone%2Fcontent%2Fimages%2F2020%2F10%2Faws_snowflake--1-.jpg)