ARCの素晴らしい所はretain/releaseをコンパイラとランタイムが面倒を見てくれるお陰で、プログラマの負担が大幅に減ることだが、だからといってオブジェクトの参照と解放に対して無神経になって良い訳ではない。 以前にも書いたがARCは自らretain/releaseを書くことが許されていないので、思わぬ所で意図せずオブジェクトが確保/解放されている場合がありこれがバグを非常に解り難くしている。※ いつオブジェクトが解放されているかを知るためにはdeallocが動作していることを確認すれば良いわけで、ここから、まだ半年にも満たないObjective-Cプログラマ経験から 「デバッグで困ったらdeallocを明示的に書くべし」 という経験則が適用できる。 deallocを書くのは簡単だ。全てのクラスでdeallocメソッドをオーバライドできる。 - (void)dealloc { //後