連載の初回として、まずRHEL 7の製品概要から説明します。今年6月に3年8カ月ぶりのメジャーバージョンアップとなるRHEL 7がリリースされました。今回のリリースはフルサポート、メンテナンスサポート1、メンテナンスサポート2の各フェーズ合わせて、今後10年間サポートを得ることが可能となっています。RHEL7の「メンテナンスサポート2フェーズ」の終了日は2024年6月30日までとなります。それ以降は追加料金によるサポート延長であるELS(Extended Life Cycle Support)が複数年、提供される見通しです(※)。 ※ RHEL7のELSに関して、2019/11時点でまだアナウンスされていません。 RHEL 6においてはScalable File System(XFS)、ロードバランサー、HA、GFSなどの機能はAdd-On(別途の追加費用が必要)の扱いでしたが、RHEL