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ブックマーク / chikyu-no-cocolo.cocolog-nifty.com (61)

  • 風呂敷で海外旅行に行けるのか | 地球のココロ:@nifty

    海外旅行のカバンといえば、スーツケースやザックであろう。しかし、省エネ省スペースの最たるものといえば、風呂敷ではないだろうか。果たして風呂敷は海外旅行で使えるのか。 そもそもなぜ風呂敷なのか 世間の常識では、もはや海外旅行といえばスーツケースである。持たなくても運べるし、丈夫だからであろう。だが、よく考えてみると365日旅行し続けている人は稀だ。10日間も旅行していれば多いほうであろう。使わない日々はけっこうな荷物になる。そして、何よりスーツケース自体が重くて荷物になる。これは無駄である。 こちらの写真をご覧いただきたい。スーツケースに比べて、荷物がない状態での風呂敷の圧倒的なコンパクトさがお分かりいただけると思う。 圧倒的な体積の差(未収納時) さすがに、物質を圧縮する性能はないので、荷物を包むとその分膨らむわけであるが、スーツケースはその体積も一定なのに対し、風呂敷は運ぶ荷物の量に応じ

  • ランニングコスト“0ゼロ”の冷蔵施設、雪室を見学した | 地球のココロ:@nifty

    以前取材させていただいた『磐城壽』『一生幸福』の鈴木酒造店さんが、雪をつかった天然冷蔵庫「雪室(ゆきむろ)」でお酒を貯蔵しているというので、見学させていただきました。 雪室とは? 昔の冷蔵庫って、知っていますか?  木製で一番上の棚に氷を入れ、その冷気で庫内を冷やすもの。古代からあったという氷室の家庭版でしょうか。今でもアンティークショップなどに置かれていたりします。 雪室も原理はそれと同じです。氷屋さんが氷を切り出す手間もいらず、雪国であれば、身近にある雪を冬の間に集めておけばいいという手軽さ。厄介者の雪を有効利用できて、ランニングコストはほぼゼロという、エコなエネルギーです。 労力と機材を必要とするのは、雪を庫内に取り込む作業。建物の大きさにもよりますが、一冬で数トンという雪を運び込みます。雪国でしたら、いやというほど周りに雪はあります。ロータリー除雪車などで入れる場合は、レンタル料な

  • 雪どけ時期限定!シラカバ樹液を採取してみた | 地球のココロ:@nifty

    地元埼玉にいたときにも何度かテレビで見たことがあったシラカバ樹液の採取風景。「雪どけの季節にしかとることができません!」というフレーズに惹かれ、今年こそはトライしてみたい!と思っていたら、以前インタビューした和寒町地域おこし協力隊の中野さんのご協力で樹液採取できました! “達人の森”で樹液採取 シラカバは、雪どけの時期になると芽吹きのために水を一気に吸い上げます。これがシラカバ樹液で、ミネラルが豊富に含まれています。1年のうちでもシラカバがたっぷり水分を含んでいる春の短い時期にしか採取できません。 採取の場所を提供してくださったのは、和寒町にお住まいの吉田昭八さんです。北海道にはとにかくたくさんのシラカバが生えていますが、私有地に勝手に立ち入ることは厳禁。今回採取をさせていただく森は、以前吉田さんが酪農をされていた“旧牧場”なのだそうです。 交通量の多い国道のすぐ脇に、吉田さんの森はあり

  • 田んぼのセリをムシャムシャ食べる毎日 | 地球のココロ:@nifty

    神奈川県・西湘地域にある「僕らの酒」田んぼ周辺は、野生のセリが真っ盛り。スーパーではそこそこの値段の野菜だけど、田んぼでは雑草なので、摘みホーダイべホーダイ。おいしいべ方、いろいろ試してます。 田んぼランチもセリ三昧。 4月から今年度の農作業がはじまったばかりの「僕らの酒」プロジェクト。全部で5枚(合わせて約3反)連なっている田んぼのうち1枚には冬の間も水が残っていたため、気づいたら一面セリだらけになっていました。「まわりと競り合うようにどんどん成長するからセリ」という説もあるほどの旺盛な生命力。地下茎で横へ横へと蜘蛛の巣みたいに広がっているので、それならばと一網打尽、根絶を目指して毎週末、摘むというよりは抜きまくっています。 セリの収穫方法は簡単。田んぼ内やその脇の用水路に生い茂るやわらかなセリの根元あたりをガバッとまとめて掴み、鎌で切るか、そのまま引きちぎります。セリが増殖しないよ

  • 塩ヨーグルトと塩麹を比べてみた | 地球のココロ:@nifty

    昨年は塩麹が大きなブームとなったが、最近では塩ヨーグルトという新しい波が来ているらしい。この二つの塩系調味料を、同じ料理法で味比べしてみてみた。 塩ヨーグルトの作り方 まず塩ヨーグルトとはなんなのかという話なのだが、要するに塩を入れたプレーンヨーグルトである。それ以上でも以下でもない。 塩麹のように熟成や発酵をさせる手間もなく、作ってすぐに使える便利な万能調味料だ。ちなみに塩麹の作り方についてはこちらをご覧ください。 プレーンヨーグルトに塩を入れるだけで出来上がり。それが塩ヨーグルト。 ヨーグルトに加える塩分の量だが、糠床のように野菜を漬ける場合は、ヨーグルト100グラムに対して、塩5グラム。肉や魚に揉みこんで使う場合は、ヨーグルト100グラムに対して、塩2.5グラムというところが基らしい。 ヨーグルトに砂糖ではなく塩を入れるというのは、我が人生初の試みである。なんだか新鮮な気分だ。 塩

  • 本気で魚肉ソーセージを作る | 地球のココロ:@nifty

    魚肉ソーセージといえば、安くてお手軽な近代文明を象徴する代名詞的なべ物(言い過ぎ)だが、あえてそれを手作り 魚肉でソーセージを作れば、それは魚肉ソーセージ ソーセージの代表的な材料といえば豚肉だが、それを魚肉にしてしまったのが、魚肉ソーセージである。ってそんなことは、みなさんご存知ですね。 あのオレンジのビニールに包まれたピンク色の魚肉ソーセージに、たっぷりとマヨネーズをつけてべるのが好きなのだが、あれを手作りしたら、もっとおいしいのではないだろうか。というか、どんなものになるのかがいまいち想像できない。 ということで、魚屋で買ってきたのが、白身といえばこれだろうということで、生のタラ。 やっぱり魚肉ソーセージといえばタラですよね。 そしてプリプリの感と甘さを出したいので、剥きエビ。 これをタラと合わせたら最強のソーセージができるはず。 最後にちょっと冒険をして、マグロのアラを買って

  • エダマメ15種類を食べくらべてみた | 地球のココロ:@nifty

    ネットを見ていたら、「エダマメ15種類をべくらべる」というイベントを見つけた。 えっ、エダマメ15種類!? 調べてみると、実はこのイベント、日野菜ソムリエ協会の主催するもよおしでした。正式名称は『野菜ソムリエサミット』。 出展エントリーした全国各地の野菜を、野菜ソムリエや青果流通業界の方々が審査員となってセレクト、品評会を開催、来場者が試して、感想を作り手にフィードバックさせるという、生産者と消費者をつなぐイベントで、『フード・アクション・ニッポン アワード2011 コミュニケーション・啓発部門優秀賞』も受賞しているんだとか。 そんなわけで、8月25日、渋谷で行われた『第11回野菜ソムリエサミット』の展示試会の部に参加してきました(このイベントは、野菜ソムリエの資格者でなくても、一般人でも参加可能です!) 来場者の皆さんは、楽しみながらも真剣に、試していました。 ■八尾

  • 1000万年ぶんの地層を“味わう” | 地球のココロ:@nifty

    私たちが歩いている地面の下にある地層は、ふだん見ることができない。けれども博物館で地層断面を見るたびにその層の美しさに見惚れていた私は、カジュアルなかたちで地下の再現ができたら、と常々妄想を膨らませていました。 そこで今回、「べられる地層」の制作にトライ。場所は都庁西隣にある新宿中央公園のおよそ地下80mまでのムースを作成し、現地にて試会を開催しました。果たしてその味はいかに? 地面の下を覗いてみたい 私たちが踏んでいる地面の下は、およそ1000万年もの時間をかけて重ねてきた層で形成されている。その間に氷期や間氷期を繰り返し、ときには火山も噴火し、砂や土、礫が層となって、今日まで連綿と続いてきているのです。 そんな壮大な世界が自分の足下に広がっているかと思うと、実際に掘って地面の下を覗いてみたい気持ちがむくむくと膨らんできます。けれども何十メートルもある地下の世界は、スコップひとつ

  • パン焼き土窯をつくる | 地球のココロ:@nifty

    パンを焼く土窯をつくるワークショップに参加してきた。材料は誰でも手に入るもので作れるものだった。作る過程をレポートしたいと思う。 薪を燃やしてパンを焼く土窯 以前、紹介した田舎でパン屋を営む方法の店長さんが「パン屋を開く講座」を受講した会場は和歌山県の熊野川町の「木造校舎」というパン屋さんだ。ここは今年9月の台風により水害にあった。 信じられないぐらい水位が上がった 今回の台風では大雨が続きダムの貯水量が限界を超え、放流せざるを得なくなった。このため川の周辺地域が水没した。田畑に川砂が堆積しており、まだ撤去は済んでいない。水が溢れた熊野川沿いでは家が流失しているところも多い。 パン焼きに使っていた土窯も水没したので壊れてしまった。今回はそのパン窯を再構築しようというものである。 もちろん、ここまで来るのには土砂のかき出しやゴミの始末など大変な苦労があったという。そして、まだ進行中である。

  • 納豆のパックで納豆はできるか | 地球のココロ:@nifty

    納豆は大豆を納豆菌によって発酵させたもの。納豆菌は藁などに自然と付いているらしいが、納豆そのものにだって当然納豆菌は付いている。それならば、納豆が入っていたパックに大豆を入れたら、発酵して納豆になるのではないだろうか。 ヨーグルトにできて納豆にできない訳はない 以前、カスピ海ヨーグルトというのを自宅で作っていたことがある。カスピ海ヨーグルトというのは粘度の高いヨーグルトなのだが、べた分だけ牛乳を注いで常温で数時間置いておくと、元通りのヨーグルトになってしまうというすぐれもの。ヨーグルトの菌による発酵で、牛乳がヨーグルトになってしまうのだ。 今回はこれと似たようなことを、納豆でやってみようという試みである。ヨーグルトでできたんだから、納豆でだってできるのではないだろうか。 とりあえずスーパーで納豆をいろいろ買ってきてみました。 茹でた大豆を納豆のパックで発酵させる 納豆を作るには、まず大豆

  • 山形の夏の味、だしを作ろう | 地球のココロ:@nifty

    大学時代は山形に住んでいたのだが、そこの文化には、埼玉育ちの私がみたこともないべ物がいくつもあった。その中でも、この時期必ず思い出すのが、「だし」である。 「だし」とはなにか バイト先だった結婚式場の堂で、峯田係長がご飯にかけてべていたのが、私とだしとの初遭遇だった。 ここでいうだしとは、カツオやコンブのエキスではなく、キュウリ、ナス、ミョウガなどの生でべられる夏野菜を細かく刻み、醤油などで味をつけたもの。みじん切りの浅漬けみたいなものといえば、なんとなく伝わるだろうか。 浅漬けをみじん切りにしたものではなく、みじん切りを浅漬けにしたものというのがポイントだ。 家庭によって使う野菜や味付けが違うのだが、山形ではとてもメジャーな存在。誰もがご飯や豆腐にかけてべる夏の常備菜なのである。 山形ではスーパーなどでも売っています。メガ盛! 学生時代は一人暮らしだったので、だしをべる機会

  • 液晶テレビの電気料金がタダになる!?エコワザ | 地球のココロ:@nifty

    真夏の電力消費ピークを控えて電力不足が取り沙汰される今日この頃。「電気を他人任せにしちゃおれん!」と一念発起し、太陽光発電パネルと自動車用廃バッテリーを組み合わせた自立型ソーラーシステムを立ち上げることにしました。その顛末やいかに。 元ネタは「0円ハウス」 スイッチオンで楽チン、便利な私たちの電化生活。しかしそれが実は地方の犠牲の上に成り立った、大変に脆いシステムであったことは、東日大震災で発生した東京電力福島第一原発事故で誰の目にも否応なく明らかとなりました。 電力会社に依存してばかりもいられない(東京電力広報資料から引用) では、高コストで危ないゲンパツに依存せず、しかも地方にリスクを押し付けなくても済む生活はいかにして可能なのか? 節電やアンペアダウン、自然エネルギーファンドへの投資政治家や企業への働きかけ、街頭デモ等々、個人でもできることはいろいろありますが、筆者は「自分で自然

  • 伊那にはザザムシを獲って食べるという文化がある | 地球のココロ:@nifty

    友人のカメラマンからザザムシ漁の最盛期だから取材にいかないかといわれた。前から不思議だったのだが、なぜ長野の人は今でもわざわざザザムシをべるだろう。その答えが知りたくて、天竜川までいってきた。 ザザムシをべるのは長野県でも伊那地方だけらしい ザザムシ漁をみるために長野までやってきたのは、一年で一番寒い時期の2月4日。ザザムシ漁は漁協の管轄ということなので、まずは天竜川漁協にいって情報収集。 同行カメラマンの友人である漁協のIさんによると、ザザムシというのはザザザザと水が流れるような、浅くて石がゴロゴロした川にいる虫の総称で、その正体はトビゲラの幼虫(クロカワムシ)やカゲロウの幼虫(カワゲラ)など。私にとってはべ物ではなく釣りのエサだ。 ザザムシをべるのは長野県でも中央アルプスと南アルプスに挟まれた天竜川沿いにある伊那地方(伊那谷と呼ばれている)のみで、流通の悪かった時代には「冬場の

  • アンデスの乾燥ジャガイモ、チーニョを作る | 食のココロ:地球のココロ:@nifty

    ジャガイモのふるさと、アンデスで作られているという乾燥ジャガイモ、チーニョを作ってみよう。 収穫したジャガイモを保存したい 六月に我が家の家庭菜園で収穫したジャガイモがなかなか減らない。もちろんちょくちょくべてはいるのだが、ダンボール二個分のジャガイモは大人二人と乳児一人の家庭では限度がある。特に小さいジャガイモ、これが全然減らない。 このダンボールの下に、もう一段ジャガイモが詰まったダンボールがある。 このままだとせっかく収穫したジャガイモから有毒な芽が出たり、腐ったりする恐れがある。そこで保存方法をいろいろ調べてみたところ、ジャガイモ発祥の地であるアンデス地方でつくられているチーニョという乾燥イモに行きついた。 チーニョという単語、はじめて聞くけどなんとなくおいしそうな感じがする。日と地球の裏側に位置するアンデスの保存方法を、ちょっと試してみることにした。参考文献は伊藤章治さんが書

  • 初めての梅干し作りで大成功 | 食のココロ:地球のココロ:@nifty

    農家の方から梅を大量にいただいたので、一度やってみたかった梅干し作りにチャレンジしてみた。 梅をたくさんいただいた 6月下旬、家庭菜園用に畑をお借りしている農家の方から、「裏庭になっている梅を持っていかないか」と声をかけられた。 「はい、喜んで!」と居酒屋の店員みたいな返事をして裏庭に案内してもらうと、二の梅の木に大きな実がモリモリとなっていて、これを全部くれるというではないか。 いつももらってばかりですみません。 ころころとした大粒の梅が獲り放題。 まだ青いものから黄色く熟れたものまでいろいろ。スーパーの袋三つ分ももらってしまった。 これだけあれば梅酒や梅ジュースが作り放題。さらに黄色く熟した梅もあるので、前から一度つくってみたかった梅干しもつくれる。 ちなみにこのお宅でも昔は梅干しを漬けていたそうだが、最近は場紀州から知り合いが梅干しを送ってくれるので、もう作っていないそうだ。 梅

  • 世界三大料理「トルコ料理」とは? | 食のココロ:地球のココロ:@nifty

    「世界三大料理」といえばフランス料理中華料理、トルコ料理。うん、フランスと中華はわかる。でも、トルコ料理ってどんなんだっけ? 残念ながらケバブぐらいのイメージしかない。そこで今回は、トルコの宮廷料理を出すレストランに潜入。古くオスマン帝国の時代から連綿と継承されてきた独自の文化に迫りました。 4,000種類のレシピを3年かけて復元 ターキーとタキビは似ているから、トルコには何となく親近感がわくなあ。そんなことを考えつつ、麻布十番駅から歩く。ほどなく、目指す「ブルガズアダ」に着いた。 重厚なプレート さすが宮廷料理を謳うレストラン。エントランスからすでに高級そうなたたずまいだ。 きれいにセッティングされたテーブル にこやかに迎えてくれたのはオーナーシェフのメフメット・ディキメンさん(46歳)。彼はシェフ歴20年。もともとは長野県の飯田市でトルコレストランを経営していたが、2008年にこの

  • ベトナム精進&マクロビオティック料理って、どんな味? | 食のココロ:地球のココロ:@nifty

  • 夏に見とれたい、「変化朝顔」の世界 | 文化のココロ:地球のココロ:@nifty

    ネットでふと、不思議な形の花の写真を見かけた。「変化朝顔」というらしい。 え、これが朝顔? と衝撃を受けた。普通の朝顔は大好きで、育てたりするけれども、いろんな形のものがあることは、全然知らなかった。 「変化朝顔は、江戸時代からある文化なんでえすよ」と、変化朝顔研究会・伊藤重和さんが教えてくれた。 変化朝顔ファンなら誰でも入会可能な、変化朝顔研究会。今回は6月末に浅草・台東区立台東文化会館で行われた、例会にお邪魔してお話を伺いました。この日は、まだ花の咲いていない、葉の品評会が行われていました。 「朝顔を愛でること自体は、平安時代からある文化なんです。 『平家納経』っていう、平清盛が厳島神社に奉納した写経があるんですけど、その写経を包んであった紙に、朝顔らしきイラストが描いてあるんですよ。これが今のところ朝顔が描かれた最古の資料で、900年ほど前ですね。 でももっと前から、貴族の人

  • ボラを食べよう!日本鯔学会にいってきた | 食のココロ:地球のココロ:@nifty

    昔に比べてべられることの少なくなった東京湾のボラをべることで、国内自給率をアップさせようという趣旨のイベント、日鯔(ぼら)学会に参加してきた。 日鯔学会とは 日鯔学会が開かれるのは、千葉県の船橋港近くにある公民館の調理実習室。日鯔学会という名前から、学者さんが正装で集まって、環境問題を熱く語るようなイメージを持っていたのだが、実際にいってみると誰もスーツや白衣は着ておらず、普通のおじさんおばさんおにいさんおねえさん達が普段着でニコニコしていた。いい意味でなんだかゆるい空気である。 この学会の学長であり船橋港の巻き網船「大平丸」の網元である大野一敏さんによれば、「当はボラをつまみにした飲み会なんだけれど、飲み会にいくよってんじゃ都合が悪い人もいるから、学会っていう名前にしておけば、みんなが集まりやすいだろうとつけた名前だよ。」ということらしい。 学長の大野一敏さん。NPO法人

  • まぼろしの染織家「青田五良」を追って | 文化のココロ:地球のココロ:@nifty

    「民芸運動」を、ご存知だろうか。日々の暮らしで使っているものに美を見いだそうという、大正時代(1926年)に始まったムーブメントだ。 日の焼き物、染織、漆器、木竹工など、無名の人たちが作った日用雑貨を評価し、美術工芸として世に知らせた運動だった。 その中で、たくさんの思想家、陶芸家、木工家、版画家などがアーティストとして現れてきたのだが…。 その歴史の中で、ほぼ抹殺されてしまっている染織家——糸を染めて布を織った人がいる。 それが青田五良(あおたごろう)だ。1898年、神戸生まれ。 「染織界を変えた人なのに、記録が残ってないという事実が、おかしいんですよね」 と、染織家であり青田五良研究家である、吉田美保子さんは言った。 「青田五良は、染織の中に自分なりの美を見つけて構築した、初めての人だと思うんです。それまで誰もメンション(言及・認識)しなかった、農家の女性などが日常着に作