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ブックマーク / next49.hatenadiary.jp (16)

  • 300年前の職業、1000年前の職業 - 発声練習

    山内祐平「10年後の教室」:今は存在しない職業への準備――「21世紀型スキル」 米デューク大学の研究者であるキャシー・デビッドソン氏が2011年8月、ニューヨークタイムズ紙のインタビューで語った予測が波紋を呼んでいる。「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう」というのである。 情報化が進むに従って、我々の働き方は大きく変わってきている。例えば、10年前には「情報セキュリティマネージャー」や「ソーシャルメディア・コーディネーター」などという職業は存在しなかった。企業がイノベーションを進めるたびに、業態の変化によって新しい職業が生まれ、既存の専門職を置き換えつつある。 65%という数字は米国を対象とした予測であり、日でも同じようになるかは分からない。ただ、国際化が進む世界では1つの国で起こった変化が他の国に瞬く間に広がる。

    300年前の職業、1000年前の職業 - 発声練習
  • 理数系の技術者は求められているのか余っているのか?〜アメリカの話 - 発声練習

    FlipboardでOfficial ACMのツイートしている記事を眺めていたら、自分の分野の話のせいか面白くて小一時間読みふけってしまった。で、何が面白かったのかというと「アメリカも日と同じでいろいろ雇用問題抱えているんだなぁ」ということ。 Community Colleges Should Urge Women to Pursue Science and Math Careers, Report Saysによると、貧困層の女性による科学(Science)、技術Technology)、工学(engineering)、数学(Mathematics)の分野の学位取得が減っているという話。この4分野をSTEM分野というらしい。日ならば理工系や理数系というところ。STEM分野は、高収入が期待される分野であり、かつ、2008年から2018年にかけてこの分野の雇用者数は10%増えることが見込ま

    理数系の技術者は求められているのか余っているのか?〜アメリカの話 - 発声練習
  • 「質問されるのは自分に非があるから」という認識 - 発声練習

    ハッとさせられたのでメモ。 超映画批評:「人生はビギナーズ」 たとえば、主人公がガールフレンドにキャミソールをとってと言われ、まったく違うものを渡すシーンがある。この奇妙な場面が語ろうとすることはいったい何か。それはつまり、この主人公が幼いころから相手の心情ばかりを勝手に想像し、先回りしてトラブルを回避する生き方をしてきたと、そういう事を表現しているのである。「質問すると相手が嫌がるから、推測ばかりしてたんだ」とのセリフ、これこそ作の重要なテーマである。過剰に相手に気を使うことが、おかしない違いの原因となることもあるのだとこの映画は言っているわけだ。 「質問すると相手が嫌がるから、推測ばかりしてたんだ」と考える人が多く、質問をしないでも色々回るようになった環境において、「質問される」という事象はどのような意味を持つのだろうか?あえて、嫌がることをするというのは相手が横暴であるか、自分に

    「質問されるのは自分に非があるから」という認識 - 発声練習
  • 高校生が知ることのできる職種はすでに供給過剰 - 発声練習

    教育業界の根的なパラドクスとして、高校生が知ることができるぐらい宣伝ができる職種はすでに供給過剰であるというのが成り立つと思う。 基的に個々の職種ごとに需要が決まっている。理想的には、需要の分だけその職種に適切な人材を供給すればよいのだけど、その職種向けの教育機関(大学の学部・学科、専門学校など)を作ってしまうと、その教育機関の維持のために一定数の人材を輩出しなければならなくなる。教育機関の数が少ないならば問題ないのだけど、多くなれば当然のことながら需要を超えた人材の輩出がされていまう。 需要を超えていること自体は悪いことではなく、その程度が問題。質の高い人材がその職種に就くためには、多少の供給過剰の方が好ましい。でも、その程度がひどくなると、高校と教育機関そして教育機関と社会が分断されてしまう。 高校生まで宣伝が届くようになるということは、そこまで宣伝しないと学生が集められないという

    高校生が知ることのできる職種はすでに供給過剰 - 発声練習
  • 妄想:会社がコミュニケーション能力を求める理由 - 発声練習

    私は大学教員以外の職についたことがありませんので、その点を考慮してお読みください。 会社が求めている能力は? 経団連:2008年度・新卒者採用に�関するアンケート調査結果の概要より「企業が採用選考時に重視する要素」 「コミュニケーション能力」 76.6%(前年度79.5%) 「協調性」 56.1%(同53.0%) 「主体性」 55.2%(同51.6%) 「チャレンジ精神」 51.5%(同49.4%) 「誠実性」 40.0%(同 42.4%) 「専門性」は14位 10.3% 会社が求めている能力はコミュニケーション能力。これは日の会社が職務に適した能力で人材の採用を決めているのではなく、人を採用して、会社内で能力にあった職務に合わせるという制度をとっているためであると考えられるかもしれないけれども、一方で、コミュニケーション能力が求められるのにもある程度の理由があると考えられる。 コミュニ

    妄想:会社がコミュニケーション能力を求める理由 - 発声練習
  • 情報学ブログと発声練習の間のやり取りに興味を持った方々へ - 発声練習

    お楽しみいただきありがとうございます。ちょっとブックガイドを。 「論理って何?」 結局「論理って何?」と思われた方は図書館で以下のを見つけてお読みください。ネット上のわけの分からない説明を読むよりも短時間でよく理解できて有意義です。 戸田山和久:論理学をつくるの第一章 二章以降は記号論理学をちゃんと勉強したいときだけ読めば良いです 小野田 博一:論理的に考える方法 論理学よりもゆるい「論理的」を説明しているです。私は旧版しか読んでいませんが同じ内容だと思います。 「科学って何?」 「科学って何?」と思ったかた、ちょうど柔らかくて面白いがあります。 ビル ブライソン:人類が知っていることすべての短い歴史 ハードカバーで分厚いのでちょっと勇気がいると思いますが、著者は科学者でなくライターさんですので、非常にわかりやすくかつユーモラスに科学の歩みを一緒にたどってくれます。これを読めば「科学

    情報学ブログと発声練習の間のやり取りに興味を持った方々へ - 発声練習
  • 「いま、オレ何したいの?」という状態になったら - 発声練習

    なんだこれ? そしてここからが題なんだが、しなきゃならないことが分かってるのにそれに取り掛かることができない。具体的には、ペンが持てない。風呂場まで行けない。なにをえばよいのか分からない。もちろん物理的に手が上がらなかったり、足が動かない訳では無くて。こうして書いてみると今の自分はひきこもりなのか? そもそも自分はこの状態をどうしたいんだろう。書いて余計に分からなくなってしまった。 当に何で実験のデータまとめたレポート書くことぐらいできないんだろう。ちょっと前まではできていたのに。 過去のエントリーのどれかがお役にたてれば幸い。 締切や初体験の事柄を迎える緊張により一時的に思考力がおちているとき 締切前に「ヴァァァーーーー」となってしまったとき 得体のしれない「がんばらなきゃ、オレ」に悩まされているとき 努力しなければならないのに方法が分からない ストレスを明確化して軽減するとき 明

    「いま、オレ何したいの?」という状態になったら - 発声練習
  • 物書きで生きたい人がいて、ネタを提供したい人がいて - 発声練習

    私が眺めている範囲で似たような要望が人文科学系と自然科学系からでてくるのはとっても面白い。 Togetter:自然科学のネーミングから,「若手理系研究者にとっての理想の科学啓蒙」へ ひすとり!〜歴史ごった煮闇鍋マガジン〜 娯楽がたくさんあり、収入が減り、時間は有限で、やることはたくさんある現代において、面白いと分かっていないものに時間を費やしたい人はいない。そんな状況で新たなコンテンツを埋め込んでいくにはどうすればよいのだろう? 私が子供のころの娯楽の王様であったTVゲームは、ライト層と昔ゲームをやっていて今は時間がとれない層に注目し、「どこでもできる」「短い時間で楽しめる」「コミュニケーションの道具として使える」「ゲームをしながら何かを学べる or 鍛えられる」という方向へ進んでいるように思える(もちろん、ゲーマー用のゲームもでているが)。 小説は、若手向けには「短い話」「さくさく読め

    物書きで生きたい人がいて、ネタを提供したい人がいて - 発声練習
  • 質問の型をいくつか持っておくと便利 - 発声練習

    はてな匿名ダイアリー:詳細よりもまず大枠をつかみたい、という事をわかってくれない先輩 会社に入って半年、研修を終えて3か月の新人です。配属先で私の教育係に割り当てられた先輩と、どうも相性が悪いみたいです。この先輩は私が質問すると、いきなり詳細な内容を説明してきます。私がわからないと言うと、「わからないのは詳細を説明してないせいだ」と思うのか、説明がどんどん深い方向に進んでしまいます。 例えば専門用語が分からなくて質問すると、こんな感じ。 「先輩、この『パイ』って何ですか?」 「パイ?それは 3.14 のことだよ」 「うーん、よくわからないですね」 「わからない?つまり 3.141592 のことなんだよ」 「うーん、それはべ物と関係ありますか?」 「関係ないよ。要するに 3.1415926535 のことだよ」 「もしかして、おっぱいのことですか?」 「違うよ。全然違うよ。3.1415926

    質問の型をいくつか持っておくと便利 - 発声練習
    shadow-toon
    shadow-toon 2009/09/18
    「何がわからないのかがわからない」みたいなのも多い。
  • 納得するまで受け入れないか、とりあえず先生/先輩を信じるかどっちかにして! - 発声練習

    卒論生のみなさーん。先生や先輩から研究に関する助言や指示があったときは以下のどちらかの態度をとろうね。お兄さんとの約束だよ! 自分が納得するまでがんとして受け入れず、分かるまで質問をする(or 説明してもらう) 良いか悪いか判断する根拠がないので、とりあえず先生/先輩の助言や指示を信じる 一番良くないのは、納得していないのにも関わらず、とりあえず先生/先輩の助言や指示に従うという道をとり、その後、何となく納得できないのでやる気がなくなって研究が手につかなくなるという態度だよ。なお、とりあえず先生/先輩の助言や指示に従って研究を進めてみた結果、指示や助言が間違っていると思ったら遠慮なく伝えてOKよ。 追記:「根拠ないんだけど助言を頑として受け入れない」は顕在化しやすいので案外OK ブックマークコメントより。 mbr 「納得してないけどとりあえず従ってあとからやる気なくす」これの逆の組み合わせ

    納得するまで受け入れないか、とりあえず先生/先輩を信じるかどっちかにして! - 発声練習
  • 怖い先生に質問をしにいくコツ - 発声練習

    私の指導教員は怖い先生だった。論理があいまいな点、言葉の意味があいまいな点に関してとても容赦のない追求がある。たとえば、特に何気なく「〜などがあります。」と言おうものなら、「『〜など』ということは、他にもあるということですよねぇ?全部列挙してください」と突っ込まれる。また、先生が「***という言葉の意味を教えてください。」と尋ねてきたときに「たとえば〜」などと始めると、即座に「たとえはいりません。質を教えてください」とくる。でも、基的には優しい先生だったのでしどろもどろな学生の説明を長々とよく聞いてくれた、先生のコメントは「あなたが何を説明しているのかサッパリわかりません。もう一度まとめてから来てください」だったけど。 私が、四年生のときは当然のことながら、上記のような振る舞いをする先生が怖くて仕方なかった。ゼミや先生と一対一の討論のときは結構涙目になってしまうことがあった。 でも、先

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  • 「質問があるなら、何でも質問して」問題 - 発声練習

    とても重要な話だと思うのだけど、時間がないのでメモだけ。 卒業研究・修士研究時の悪循環を防ごうで書いた以下の部分にいろいろとご意見をいただいた。 私にいつでも質問して良いことを繰り返し伝えている 「どんな内容でも、私に質問してかまいません。『たとえばUNIXでファイル移動はどうやるんですか』でもかまいません。質問にすらなっていなくてもかまいません。」「もし、私が答えられないならば、『ごめん、わからない』と言うし、あなたが調べるべき内容ならば『自分で***を使って調べてみて』といいます。」 「いつでも、私に質問してかまいません。もし、私が忙しくて質問に答えられない場合は『ごめん、今、忙しいから後で答える』と伝えるので、あなたが質問するタイミングを考える必要はまったくありません。」 「私の発言を裏読みする必要はありません。私が忙しいといっているときは当に忙しいだけで、あなたが嫌いなわけではあ

    「質問があるなら、何でも質問して」問題 - 発声練習
  • 卒業研究・修士研究時の悪循環を防ごう - 発声練習

    はてな匿名ダイアリーで以下のようなエントリーを見ると、自分の研究室でうつ病になった子を思い出して心配になる。 自殺すると研究室にお金が入る仕組みってないのかなぁ 気持ちの整理になるかもしれないので書いてみる 私は、卒業研究や修士研究で得た経験が今後の人生においていくばくかの役に立つと信じているので、卒業研究や修士研究を真剣にかつ楽しく行って欲しいと思っている。でも、一方で、卒業研究や修士研究は長い人生において、何回か登場するちょっとした進級試験でしかないことも理解している。だから、はっきりいって卒業研究や修士研究で自分の心や体を壊すなんていうのはあまりにももったいないと思う。 博士研究は別として、卒業研究と修士研究は成果ではなく努力を評価の対象としている。「でも、中間試問や最終試問とかでは成果について問いただすじゃないか?」という疑問もあろうかと思うけれども、それは、努力の度合いを成果を用

    卒業研究・修士研究時の悪循環を防ごう - 発声練習
  • 「どんな疑問や目標が求められているのか」という発想を壊したい - 発声練習

    「自然な疑問」を持たないように訓練されている、『自然な疑問』を持つように訓練するにはの続き。 「自然な疑問」を持たないように訓練されているでjackさんがとても質的な問いを提供してくださった。そのコメントに対する私のコメントをエントリーとして再掲載させていただく。普段は、常体(だ。である。)でエントリーを書いているけれども、以下はコメントに対するコメントなので敬体(です。ます。)なのでご容赦を。 jackさんのコメントとそれへの返答 疑問とか目標を持てといわれると、「どんな疑問や目標が求められているのか」って正解を考えてしまいます。このエントリを読んでも、「自然な疑問」が「正解」となるような問題意識を持ってしまうというか・・・ 素晴らしい!まさしく、jackさんがおっしゃる「どんな疑問や目標が求められているのか」というこの発想が今回のエントリーの肝です。私や私の教授、同僚の先生方が学生に

    「どんな疑問や目標が求められているのか」という発想を壊したい - 発声練習
  • 『自然な疑問』を持つように訓練するには - 発声練習

    正直、良いコメントをメモしただけのエントリーにこれほどの注目が集まってびっくりしている。酔うぞさんの使った言葉「『自然な疑問』を持たないように訓練されている」が、今のみなさんが感じていることを的確に表しているからなのだと思う。感じたことを的確に表すことができる能力の重要さをあらためて感じている。 先のエントリーの終わりを 広範囲でこのような特徴の生徒・学生が見受けられるということは、来年以降も続々とこのような特徴を持つ卒論生が研究室に配属されてくるということで、何とか対策を考えて、卒業するまでに能力を飛躍させないといけない。 でも、どうやったら良いのだろう。 で終わらせているが、以下の条件を満たしているならば、何とかできる自信は今のところある。 彼らが私と私の教授(私は助教なので教授の研究室運営を手伝っている)を信頼してくれていること。具体的には以下のについて信頼してくれていること。 彼ら

    『自然な疑問』を持つように訓練するには - 発声練習
  • 「自然な疑問」を持たないように訓練されている - 発声練習

    今年のうちの卒論生に感じていることがぴったりと表現されている。 とにかく「答えだけを知りたがる」とか「反射的に回答する」といったことが、面倒なことを考え無くなる、といったところがあると思います。 高校生を対象にロボット製作の授業をやっていますが、目的はチームワークの経験にウェイトを置いています。 その中で、議論を戦わせる、相手の考えを読み取るといった面を重視しているのですが、これに何ヶ月もかかります。 なんというか「自然な疑問」を持たないように訓練されている、とでも言うべき状態なのです。 常に「(生徒が知らない)正解を大人が知っている」という受け身の姿勢に徹しているから、基的によい子になっている。 結局のところ、分断された知識の暗記のような事にしかならないから「どうすれば良いのか」とか「なぜこんな問題が起きるのか」「解決手段が無いときに代替手段を考える」ということ自体にたどり着きません。

    「自然な疑問」を持たないように訓練されている - 発声練習
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