大雨の影響で16日午前から約5時間半にわたり運転を見合わせた東海道新幹線。神戸市の女性会社員(45)は東京出張のため、午前8時過ぎに新大阪駅から乗車。岐阜羽島駅周辺で3時間半ほど立ち往生するなどし、品川駅に着いたのは午後5時ごろだった。 車内は目立った混乱がなかったものの、ワゴン販売はコーヒー以外に買えるものがなく、次第に空腹などで乗客らの疲労の色が濃くなっていったという。 立ち往生となった岐阜羽島駅では「上層部の判断で、駅のホームにお降りいただくことはできません」などと車内アナウンスが流れる場面も。午後2時10分に運転が再開された後も「ルート変更や運転取りやめの可能性」とのアナウンスもあり、「乗務員も混乱しているようだった。大雨の影響なので仕方はないが、9時間近くも車内に閉じ込められるのはしんどい」と疲れ切った様子で話した。