母親からダメ!とばかり言われて育ち、「自分は空っぽ。娘に自信をもって自分の考えを伝えられない」と悩む36歳の母親。「どうやって自分をつくっていけばいいのか」と悩む相談者に鴻上尚史が「演劇や映画を100本見るよりも、本を100冊読む」と薦めた理由とは?
任天堂の社長だった岩田聡さんが、55歳の若さで亡くなられたのは、2015年7月11日のことでした。 僕はファミコン時代から、岩田さんが作った『ゴルフ』や『バルーンファイト』『ピンボール』に夢中になっていましたし、HAL研究所という小さな会社から、抜擢されて任天堂の社長になった岩田さんのサクセスストーリーと、そんな凄い人であったにもかかわらず、いつも静かに微笑んでいる姿に親しみと憧れを抱いていたのです。 こんなリーダーの元で働くことができたらいいのになあ、あるいは、自分自身も、岩田さんのような人に少しでも近づきたいなあ、って。 『岩田さん: 岩田聡はこんなことを話していた。』(ほぼ日刊イトイ新聞・編/ほぼ日ブックス)は、岩田さんの言葉や、岩田さんをよく知っている人たちが、岩田さんについて語ったことを集めた本です。 岩田さんは、糸井重里さんと長年親しくされていました。 糸井さんたちがつくってい
日本経済新聞の名物連載「私の履歴書」。現在連載中の石原邦夫氏(東京海上日動火災元社長)について、経営学者の楠木建氏が「桁外れにつまらない」と評して話題を集めている。どこが“桁外れ”なのか――。 ■1カ月の連載でその人のセンスを知ることができる 日本経済新聞文化面の連載読み物「私の履歴書」を習慣的に読んでいる人は多い。僕もその一人だ。大きな事を成した人々が自らの仕事と人生を振り返る。一人で1カ月連載が続くのがいい。その波乱万丈の人生をゆっくりじっくりと追体験できる。 経営者が登場することも少なくない。学者という仕事柄、経営者の自伝が勉強になるということもあるのだが、僕が「私の履歴書」を読む動機は、それ以上に功成り名を遂げた人々の「センス」を知ることにある。 その人のセンスはスキルを超えたところにある。あれができる、これができる、といっているうちはまだまだ。本当のプロとは言えない。余人をもって
愛用している仕事道具や、仕事をする上で欠かせないものを教えてください・FREITAG(フライターグ)の財布、iPhoneケース、クラッチバッグ Photo: 柳原久子私は、FREITAG(フライターグ)が好きです。トラックの幌を再利用したブランドで、最初はその思想に惚れ込みました。1993年にスイスのチューリッヒでフライターグ兄弟が立ち上げたのですが、彼らは来日時「星のや」に泊まってくれたこともあり、話をしたら、ますます意気投合しました。 最近は、どんな財布やiPhoneケースでも、それなりに機能性が考えられていますよね。驚くほど粗悪な製品は少なくなったと思います。しかも、ネットで手軽に購入できます。 だからこそ、使っているモノの思想や背景をより重視するようにしています。それが、愛着にもつながりますよね。もちろん、製品としても使いやすい。ポイントは、利便性が高く、丈夫で長く使えるところだと
どんな夫婦にも、やがて離別の日はやってくるもの。球界屈指の愛妻家だったこの人も、その現実に直面した一人だ。妻の一周忌を目の前に、いま何を思い、どう生きているのか。ありのままを語る。 何もできない男が独り 妻・沙知代が虚血性心不全で倒れ、85歳でこの世を去ってから、早いものでもうすぐ1年になる。 だだっ広い家で独り過ごしていると、ふとした瞬間に、あの日のことを思い出す。 忘れもしない昨年の12月8日、寒い日だった。 「大変です。奥様の様子が……」 昼過ぎにリビングでテレビを見ていたら、お手伝いさんが飛んできた。慌ててダイニングに行くと、食事中の彼女が、座ったまま頭をテーブルにつけている。 「どうした?」と聞いて背中をさすってやると、一言、「大丈夫よ」と言ったきり動かない。彼女はどんなときも前向きで弱音を一切吐かない人だったけれど、まさかあれが最期の言葉になるとは思わなかった。 慌てて119番
ささいなことで急に怒りだしたり、何気ないことが逆鱗に触れて頭が瞬間沸騰してしまう人は世の中に少なからず存在するものです。人の「怒りやすさ」と「頭の良さ」の関連について調査した最新の研究からは、「怒りやすい人は自分のことを実際よりも賢いと考えている」という実態が明らかになっています。 Why do angry people overestimate their intelligence? Neuroticism as a suppressor of the association between Trait-Anger and subjectively assessed intelligence - ScienceDirect https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0160289618300102 Angry people ar
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3月8日は国際女性デー。高校生の娘をもつ漫画家の西原理恵子さんは「男に頼り切るのは危険。自分で稼いで。おすしと指輪は自分で買おう」と語ります。 【写真】西原さんのメッセージ色紙 ◇ この春、大学に進学する息子と、反抗期まっただ中でろくに口もきかなくなった高1の娘がいます。息子は16歳で突然アメリカに留学した。娘も自分で帆を張って、もうすぐ船を出すところ。かあさん業はそろそろおしまいみたい。 娘や同世代の女の子たちには、「王子様を待たないで。社長の奥さんを目指すより社長になろう。お寿司(すし)と指輪は自分で買おう」と言いたい。男に頼り切るのは危険。しっかり仕事をして、自分で稼いでほしいです。「お寿司は男の人におごってもらうもの」と思い込んでいる女の人がいるけど、自腹で食べたほうがうまいでございますわよ! ■「稼げれば殴られずに済むはず」の思いで 私の田舎はとても貧しかった。何人もの
アソシエ:今回から始まる「乗り移り人生相談」。まずは、読者からの相談ではなく、当欄担当の私(日経ビジネスアソシエ副編集長・三橋英之・当時)からいろいろとお聞きしたいことが。 シマジ:何でも聞いてくれ。 アソシエ:「週刊プレイボーイ」で開高健さんの人生相談「風に訊け」の連載が始まった頃、私は高校生でした。高校生の男子が週プレを買う一番の目的は当然別のところにあったわけですが、「風に訊け」は大好きでした。開高さんの言葉は、深い森のような印象で、静謐ながら生命の濃密な匂いがすると言うか…。この人が経験してきたことや目にしてきた世界を前にすると、ちっぽけなことに悩んでいるのがバカらしくなってくるんですよね。 ただ、残念ながら柴田錬三郎さんの人生相談コーナー「キミはやれ、俺がやらせる」も、今東光さんの「極道辻説法」も、私が小学生時代の連載で、リアルタイムでは読んでいません。後年、お二人の回答が本にま
立川談春の著書「赤めだか」が、落語ファンのみならず必読の面白さであることは、ちょっとネット界隈を見まわしただけでもその評判を知ることができるし、「2008年講談社エッセイ賞」や「『本の雑誌』2008年上半期エンターテイメントベスト1」などの受賞もそれを裏付けている。 この本の面白さは、様々ありすぎてそれを伝えるのは、自分は力量不足なので、本書に登場する師匠・立川談志の言葉をほんの一部だが引用したい。 その含蓄のある言葉の数々は、落語論のみならず教育論としても一級品だ。 「学校というところは思い出作りには最適な場所だ。同級生がいて遊び場がある。だが勉強は何処でもできる。俺の側にいる方が勉強になる。学校では会えないような一流の人に会える。学歴なんぞ気にしなくていい」 「君が今持っている情熱は尊いものなんだ。大人はよく考えろと云うだろうが自分の人生を決断する、それも十七才でだ。これは立派だ。断る
訃報:落語家の立川談志さん死去、75歳(毎日jp) カリスマ的人気を誇った落語家で元参院議員の立川談志(たてかわ・だんし<本名・松岡克由=まつおか・かつよし>)さんが21日午後2時24分、喉頭がんのため東京都内の病院で死去した。75歳。葬儀は23日、密葬で行われた。後日お別れの会を開く予定。喪主は妻則子(のりこ)さん。 東京都出身。1952年、16歳で五代目柳家小さんに入門、小よしを名乗った。63年、五代目談志を襲名し真打ちに昇進した。 「伝統を現代に」を掲げ、江戸情緒を大切にしながらも現代的な感性で古典落語を捉え直し、新たな息吹を与え、戦後落語界の風雲児となった。欠点だらけの人間の生きざまを描くのが本質として「落語とは人間の業(ごう)の肯定」と唱え、卓越した心理描写で語る「芝浜」や「紺屋高尾」などの人情ばなしを得意ネタとした。 昨日、立川談志師匠の訃報を聞きました。 僕は直接談志さんの高
夫の内田裕也より、実は妻の方がロックなのでは?と噂される女優・樹木希林。2月9日の「クローズアップ現代」(NHK)に生出演し、自身のがんについて語っていた。 2013年に体のあちこちにがんが転移している「全身がん」であることを告白した樹木。現在の病状について「またここんとこへ来て治療が必要になりました。来週にはまた治療に入ります」と明るく報告した。(文:みゆくらけん) 落ち込んだ時は「ちょっと、自分の頭を撫ぜるの」 「クローズアップ現代」のウェブサイトより この日の番組テーマは「がん」で、残された時間をどう生きるかというもの。「やりたいことをやり尽くして逝きたい」「何よりも長く生きられることを最優先にしたい」など、人によってそのスタイルは様々だろう。 健康体で「その時」を考えればリアリティがないが、がんである樹木には目の前に迫りつつある現実だ。果てしなく欲があるのが人間としつつ、「やり残し
みうらじゅんさんが以前、TBSラジオ『ザ・トップ5』にゲスト出演された際の書き起こし。ジェーン・スーさん、小林悠さんと一緒に、勝手に『発言小町』の相談にのるというコーナーでした。 (小林悠)ではさっそく、今日も一方的に悩み相談にのるということで。第二位の『結婚相手を見つけるのは難しいかも・・・と言われた』。これを取り上げます。全文ご紹介しましょう。 『37歳独身の会社員女性です。どうしても結婚したいと思っていて婚活中ですがなかなか上手く行きません。既婚の友人にアドバイスを求めたところ、何度も「聞かれたから言うんだからね」と念押しされてアドバイスをもらいました。友人からは、「◯◯(相談者の名前)は私の友達の中でも心の中は1番優しくいい人だと思うけど、それを表現するのがとても下手。そのあたりを変えないとちょっと結婚相手を見つけるのは難しいかも」と言われました。こんな抽象的なこと言われてもよくわ
CLICK CC FOR SUBTITLES. Speaking at the 2014 Red Bull Music Academy, Otomo Yoshihide went deep on noise music, collaboration, the Amachan soundtrack, and more. TOPICS: 1:56 – Fukushima disaster 21:07 – Noise music with turntables 31:25 – Tips for collaboration 38:50 – Soundtracks and Amachan 54:46 – Any music can be noise 1:07:48 – Japan’s reputation for noise music MUSIC: 3:00 – Excerpt from
日本の本格ウイスキーづくりは二冊のノートから始まった。青年、竹鶴政孝の情熱の結晶。 「頭の良い日本の青年が、1本の万年筆とノートでウイスキーづくりの秘密を盗んでいった」。かつての英国首相は、ユーモアと親愛の情を込めてスピーチしたという逸話があります。それこそが、青年、竹鶴政孝が書き綴った二冊のノート、通称「竹鶴ノート」。スコットランド研修の集大成ともいえる歴史的な報告書をご紹介します。 綿密に描き、書きこまれたウイスキーづくりの工程。 竹鶴政孝は、1918年12月にスコットランドへ到着。翌1919年にスペイサイドのロングモーン蒸溜所にてモルトウイスキーの製造実習、ボーネスのジェームス・カルダー社工場にてグレーンウイスキーの製造実習を積み重ねます。 そして、1920年の中頃、キャンベルタウンにあるヘーゼルバーン蒸溜所にて再度、モルトウイスキーの製造実習とブレンド技術の習得に臨みました。 その
「わいせつ」を理由に、公権力が芸術に介入する事例が相次いでいる。自身の女性器の3Dデータをネットで頒布したとして、芸術家のろくでなし子さんが逮捕され、愛知県美術館の写真展では、警察が男性の陰部などを写した鷹野隆大さんの作品の撤去を要請した。わいせつとは、エロスとは何か。「昭和最後のエロ事師」こと、AV監督の村西とおるさんに話を聞いた。 ――芸術家のろくでなし子さんが、自分の女性器を3Dスキャンしたデータをネットでダウンロードできるようにしたとして、わいせつ物頒布容疑で警視庁に逮捕されました。 (警察が女性器をわいせつとみなしていることに対して)まだそんなことをやってんのか、という感じですよね。 ――ろくでなし子さんは「女性器は女性の体の一部であるにもかかわらず、『わいせつ』という言葉によって遠い存在になっている」と考え、女性器アートを発表してきたそうです。 今ここで問われるべきは、女性の性
勝海舟は1823年に生まれ、45歳の時に明治維新を迎え、1899年、76歳で死去しています。幕末維新の時代を伝える人として、奇跡に近い適役の人ですね。 第一に、幕府でも維新でも高位公職についていて、内実に詳しい。第二に人脈が多岐に及んでいて、ありとあらゆる党派に知人や弟子がいる。第三に話が面白い、当人も話好きであると揃っていて、幕末維新史の参考として、勝海舟政談録である『氷川清話』や、それよりは「素材そのもの」という感じが強いのですが、『海舟座談』は是非とも読んでおくべきでしょう。 これは『氷川清話』の中の有名なエピソードですが、海舟が西郷を龍馬に紹介して、龍馬が西郷を評して言うには「大きく叩けば大きく鳴り小さく叩けば小さく鳴る」と言ったことについて、さすがに龍馬は本質をつかんでいるとして、海舟は「評するも人、評されるも人」と言ったといいます。 海舟はこのように幕末維新の著名人に何らかのつ
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