「天橋立」もあるのに日帰り客だらけ どうする? 老舗のお酢メーカーが追いかける“2つの街”:「美食の町」へ(1/5 ページ) 京都府北部の丹後エリアで、ある地域創生プロジェクトが進行している。仕掛け人は、創業130年を誇る老舗お酢メーカー「飯尾醸造」の5代目当主、飯尾彰浩氏だ。「丹後を日本のサン・セバスチャンに」という壮大なビジョンのもと、過疎化に悩む地域を「美食の町」へと変貌させようとしている。 世界的レストランガイド『ゴ・エ・ミヨ』に2店舗が掲載されるなど、着実に成果を上げつつある本プロジェクト。なぜ、お酢メーカーが町づくりに乗り出したのか。独自の戦略と、これまでの軌跡を聞いた。