昭和時代にひと通りの再開発を終えた東京・吉祥寺で、“再々開発”ともいえるまちづくりが始まっている。鉄道事業者が駅を大幅にリニューアル。行政はまちづくりのグランドデザインを実行に移す段階に入った。歩行者とバスが交錯しないように回遊性を高めたり、風俗街の環境浄化を図ったりといった、将来に向けた施策を進める。「安全で歩いて楽しいまち」をコンセプトに、相対的地位が低下しつつある吉祥寺の再浮上を狙う。
「世界戦略」について語りたい。それも、建設業界ではない企業が仕掛け始めたそれだ。建設業界の方々がご覧になるコラムに、一見そぐわないように思われるかもしれない。だが、そのメーンコンセプトが「街づくり」だとしたらどうか。しかもそれが、世界の骨組みを変えようとする――あるいは建設業界をはじめ、あらゆる業界をモジュール化しかねない――ものだとしたら。 具体的には、IT(情報技術)業界のビッグカンパニーである米IBMが2008年末に公表し、いまや全世界の同社現地法人が実行段階に移し始めた「Smarter Planet(スマーター・プラネット)」と呼ばれるビジョンだ。「(ITを活用して)地球規模のさまざまな課題を解決し、地球をより賢くしていく」という説明がされているが、その中身をストレートに言えば、「(世界中の)街づくりは我々に任せなさい」ということである。 Smarter Planetの要旨は、邦訳
旧日本住宅公団が建設し、昭和32年に入居が始まった千里山団地(大阪府吹田市)の建設から入居までを記録した映像が、都市再生機構西日本支社(大阪市)の倉庫から見つかった。手作業で懸命に働く職人たちや、入居する家族の喜びにあふれた表情が記録されており、人々が希望に燃えた高度成長期のエネルギーを伝えている。当時全国各地で同様の巨大団地が完成したが、建設風景を記録した映像は珍しいという。 千里山団地は昭和31年1月着工。昭和30年設立の住宅公団が手がけた初期の団地で、9・6ヘクタールの敷地に49棟1061戸が建設された。丘を造成した地形を活用し、かまぼこ板型が基本の住棟の配置が単調にならないよう星形の「スターハウス」と呼ばれる建物を中心に取り入れるなど、当時の技術者たちの斬新なアイデアが盛り込まれている。
ども。焼津さかなセンターのオススメはイカスミソフト。シートンです。 今まで進められてきた地方衰退≒「ファスト風土化」について書いてきましたが、地元について少しビジュアル面で補強する形で述べていこうかと思います。 かつて、私、焼津の衰退ぶりを示すことで、「道路を拡げてはいけない」と主張致しました。その焼津はどのような状況なのか。まずは、駅周辺から見ていきますね。 焼津駅南口からバスターミナルを眺めたところです。右手の建物は立体駐車場。左手は駅前マンションです。ちなみに、朝の7時過ぎの写真ですが駅前に人の気配がありません。なぜかといえば、焼津では地方の常として自動車交通が発達しているからなんです。目の前には立派な歩道橋、これは最近駅前再開発において整備されたものです、がありますが、使う人も、使う必要もありません。 この歩道橋に上がってみましょう。 現在、静岡県に限らないかも知れませんが、駅前に
ども、相変わらず地方衰退ネタは反響が大きいですね。 さて、前回のエントリーで 「もちろん、自分は「コンパクトシティ」が処方箋だと考えていますよ。それはなぜか、といえば「連立方程式」の「解」だから、です。」 と述べたわけですけど、この辺を説明していきましょう。 何かしら課題が設定された場合、最も効率が良いのはそれらを纏めて解決する手段を用いることです。いわば「連立方程式」の「解」な訳ですね。 では、「コンパクトシティ」はどのような「課題」の「解」なのか? まず、最初に押さえておかないといけないのは、「コンパクトシティ」というのは、和製英語である、ということ。現在では日本の地方自治体での多くで、コンパクトシティは取り上げられていますが、まったく根本を押さえていません。「中心市街再活性化」であるとか、「複合商業施設建設」などによって“コンパクトな街”を謳い文句にしますが、以前説明したとおりです。
大阪・御堂筋の側道めぐり「大論争」 自転車道? 水路? (1/2ページ) 2009.6.17 14:26 国から大阪市に整備・管理権限を移す検討が進む大阪のメーンストリート、御堂筋で、車道の両端を走る側道「緩速車線」から車を排除できるか否かが論議を呼んでいる。国は安全確保の観点から、測道を自転車道に変える社会実験を行い、経済団体は「水都大阪」をイメージした水路の整備構想を打ち出す。しかし、車が側道を走れなくなれば車道が渋滞する恐れも。歩行者中心のにぎわい空間か大動脈か。大阪市は難しい選択を迫られそうだ。 移管が検討されている御堂筋は国道25号の一部で、梅新交差点−高島屋前間約3・7キロ(幅約44メートル)。南行き一方通行4車線の両側に右・左折用側道の緩速車線(幅5〜5・5メートル)と歩道(同6メートル)、イチョウ並木の植樹帯がある。 沿道一帯は大阪を代表するビジネス街で、企業が入居す
東京都中央区銀座3丁目の銀座紙パルプ会館。その屋上では3年前の2006年3月からミツバチを飼育している。ここで採れたはちみつは、同じく銀座に店を構える老舗の菓子店などでスイーツの材料として使われる。――「銀座でミツバチ」といういかにもニュース映えするこの話題は、テレビや新聞で何度も取り上げられているのでご存知の方も多いだろう。NPO法人銀座ミツバチプロジェクトの活動だ。 銀座ミツバチプロジェクトの採蜜風景。屋上は風が強くミツバチがランディングできないため、巣箱の回りに高さ1.8m程度の囲いを設置している(写真:ケンプラッツ) 銀座で始まった「屋上養蜂」という地域活性化モデルは、話題先行の“一発屋”では終わらなかった。今では、自由が丘(目黒区)や中延(品川区)の商店街、多摩センター(多摩市)の地域コミュニティー、栃木県庁、大分合同新聞社の社屋(大分市)などでも屋上養蜂に取り組んでいる。 ゼネ
20年前の表参道は今とは違って人通りもまばらな閑静な場所だった。その頃、知人の仕事場が伊藤病院の裏にあったので、よく辺りをぶらつき、散歩の途中でよく立ち寄って覗いて見たのが同潤会アパートだった。 同潤会アパートは、関東大震災後、大正期に建設された日本のコンクリート住宅の草分け的建物で、既にかなり老朽化が進んでいたが、アーティストやデザイナーが入り込み、ブティックや雑貨店を開き、表参道のランドマーク的存在になっていた。再開発の話が持ち上がった時に、何とか残したいという声が方々から上がったが、最終的には取り壊されてしまい、3年前に森ビルが経営する「表参道ヒルズ」に生まれ変わった。 設計を担当した建築家の安藤忠雄氏も同潤会アパートの記憶を今に遺したいと考え、アパートの一部をそのまま復元し、そこに接続させる形で現在の表参道ヒルズの建物を完成させた。 オープンして半年ぐらいした時に、建築好きな知人に
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三菱地所と三菱地所設計は3月11日、千代田区丸の内2丁目で復元工事を進めている「三菱一号館」の施工現場を公開した。三菱一号館は地下1階、地上3階建てのレンガ組積造で、床面積は約6000m2。完成後は美術館になる。2009年の春に建物が完成して、2010年春の本格オープンを目指す。
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 先週の「高速道路は無料にできる」に対して、これまでにも増して、沢山のご意見とご感想をいただき大変にありがとうございました。 もう少し説明しなくてはいけないな、とも痛感いたしました。蛇足のそしりを甘受して補足いたします。 全国の高速道路を無料にする財源は十分ある 高速道路無料化に対して歴代政権が浴びせてきた批判は、財源がないというものでした。でも、財源が十二分にあることは歴代政権自身が証明してくれました。 まず小泉さんが言ったように、日本の道路財源は余っているはずです。日本では、自動車ユーザーから、消費税を含めると10種類もの税金を取っています。その額は年間9兆円にも達しますが、そのほとんどが一般道路を作ることに使われています。 この額は英国、
第27回 温暖化で東京沈没、そのビジュアルシナリオ 建築&住宅ジャーナリスト 細野 透氏 2007年10月17日 2007年のノーベル平和賞を、アル・ゴア前米副大統領とともに受賞したIPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、第3次報告書でこう警告した。「地球の平均気温は20世紀に約0.6度高くなった。今後、2100年までの間にさらに1.4~5.8度高くなり、海面は0.1~0.9メートル上昇する恐れがある」。 そのとき、東京はどう沈没していくのだろう。考えられるのは、「縄文海進(じょうもん・かいしん)」の時代に逆戻りしていく、というシナリオである。 海進とは、海面の上昇あるいは陸地の沈降によって、海が陸に入り込んでくることをいう。これとは逆に、海が退いて陸地が広がる現象を海退(かいたい)と呼ぶ。 IPCCの第3次報告書が公表されたのは2001年だ。2007年2月に公表された第4次報
1999年の暮れも押し詰まるころ、私は「日経アーキテクチュア」の編集で、2000年新春特別号の特集をデスクとして取りまとめていました。
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