池袋駅(東京都豊島区)の姿が一変しそうだ。西武ホールディングス(HD)は11日、同駅東口にある旧本社ビル(8階)を、17~18階のビルに建て替えると発表した。駅の東西を自由に行き来できるようにするため西武、JR両線の上に歩行者用デッキもつくることも検討中だ。 ビルは2018年度に完成する予定で、オフィスとして貸し出す。駅東西をつなぐデッキは豊島区も計画しており、共同でつくることも検討する。歩道橋ではなく広場のようなつくりにすることで、災害時は避難場所に使えるようにする。ビルと同時期の完成を目指すという。 16年3月までに、西武池袋駅の内部も改装する。柱などに木材を使って自然が多い沿線のイメージを表現するほか、時間帯によって照明の色合いや明るさを変えられるようにする。トイレには着替えスペースや女性が化粧をするパウダールームもつくる。