仏西部ナントの研究所で、DNAサンプルを確認する研究者(2015年12月10日撮影、資料写真)。(c)AFP/GEORGES GOBET 【7月26日 AFP】遺伝性疾患「デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)」を発症したイヌの症状を、遺伝子編集技術を用いて改善させることに成功したとの研究結果が発表された。筋力を低下させ、寿命を縮める疾患のDMDは、人の場合では、出生男児5000人に1人の割合で発症する。 国際研究チームが25日の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に発表した論文によると、DMDを発症したイヌに治療を1回施したところ、症状が2年間抑えられたという。 大型哺乳動物の治療の成功は、人のDMD患者の治療法開発に向けた大きな一歩となる。研究チームは今回の成果を「ヒト臨床試験への道を開く」ものとしている。 DMDは、健康な筋肉の維持
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