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ブックマーク / president.jp (47)

  • なぜ日本テレビは「セクシー田中さん」を改変したのか…元テレ東社員が指摘「テレビの腐敗」という根本問題 「すぐにドラマ化する」という風潮の危険性

    昨年10月~12月に放送されたテレビドラマ「セクシー田中さん」(日テレビ)の原作者で漫画家の芦原妃名子さんが亡くなった。芦原さんは「マンガを大きく改編したプロットや脚が提出されて(いた)」などと、ドラマ化をめぐるトラブルをSNSに投稿していた。なぜテレビ局は、原作者の意に沿わない改変を行ったのか。テレビ東京でドラマ・プロデューサーを長く務めた、桜美林大学教授の田淵俊彦さんは「テレビ業界の『ドラマ偏重主義』にトラブルの一因がある」という――。 「セクシー田中さん」をめぐる“不幸な”事件の2つの原因 「セクシー田中さん」の原作者でマンガ家の芦原妃名子氏のご冥福をお祈りするとともに、関係者の方々には謹んでお悔やみを申し上げます。 この事件が起こった直後に日テレから出されたコメントには耳を疑った。自己防衛としか思えない言葉が並んでいたからである。自己防衛をする前に、することがあるのではないかと

    なぜ日本テレビは「セクシー田中さん」を改変したのか…元テレ東社員が指摘「テレビの腐敗」という根本問題 「すぐにドラマ化する」という風潮の危険性
  • メールの書き出しが「会社名+名前」はダメ…営業コンサルが勧める「売れる人間がやっている必殺の書き出し」 「休みの日でもお客様のことを考えてしまう菊原です」

    【メールの挨拶文で印象に残す】 ×ありがちなフレーズ ABC株式会社第一営業部菊原と申します ○心が動くフレーズ お客様のお役に立てるよう毎日勉強している菊原です いまはメールやSNSなどの文字媒体でお客様とやりとりすることが多くなりました。その際、ただ単に“会社名+名前”で送っていたのでは、ほとんど印象に残りません。名前の前に“印象に残る一言”を添えて、あなたの存在をお客様に印象づけましょう。 あなたが誰かから商品を購入したいと考えていたとします。その際、「営業は嫌いだけど、べるためにしかたなくやっているだけです」という営業パーソンから買いたいでしょうか? そんなことはありませんよね。 よほど欲しいもの以外は、「私のことを真剣に考えてくれる人から買いたい」と思うはずです。多くのお客様は“お客様のために真剣に活動している営業パーソン”に好感をもつものなのです。このような話をすると、「そん

    メールの書き出しが「会社名+名前」はダメ…営業コンサルが勧める「売れる人間がやっている必殺の書き出し」 「休みの日でもお客様のことを考えてしまう菊原です」
    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2023/12/22
    キモイんですけど
  • なぜ中国共産党は習近平の暴走を止めないのか…中国が「世界の嫌われ者」に転落した根本原因 「強いリーダーを作る」という大胆な賭けの巨大リスク

    中国共産党は1981年の「歴史決議」で、毛沢東時代の反省を踏まえ、「徳と才を兼ね備えた指導者らによる集団指導体制を必ず樹立し、いかなる個人崇拝も禁止する」「指導者・幹部の事実上の終身制を撤廃する」と掲げていた。 ところが、10月11日に採択された41年ぶりの「歴史決議」には、「個人崇拝禁止」や「集団指導」の文言は記されなかった。そして、今回の党大会で、習近平総書記の異例の3期目が決まる見通しだ。このまま終身となる可能性もある。 習近平総書記の独裁体制を強める中国はこれからどうなるのか。神戸大学の梶谷懐教授(中国経済)、神戸大学の李昊りこう講師、中国政治ブロガーの水彩画氏の3人に聞いた。 3期目だけでなく4期目までが確実視されている ——日のメディアでは「党大会の注目点は習近平総書記が3期目に突入するかどうか」と言われてきましたが、専門家の間ではかなり前から確定的と見られてきました。 【李

    なぜ中国共産党は習近平の暴走を止めないのか…中国が「世界の嫌われ者」に転落した根本原因 「強いリーダーを作る」という大胆な賭けの巨大リスク
  • 佐藤優「『プーチンの精神状態は異常』という報道は、西側が情報戦で負けている証拠である」 相手の内在的論理がわからなければ、対抗手段もわからない

    ウクライナにおける戦闘は終局面に近づいてきた ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は激しさを増し、民間人にも多くの犠牲者を出しています。 しかしウクライナにおける戦闘は、終局面に近づいてきていると思います。 3月3日に行われたロシアウクライナによる2回目の停戦協議で、攻撃にさらされる都市から民間人を脱出させるための退避ルート「人道回廊」を設置し、その間は一時的に周辺での戦闘を停止することで合意したからです。 人道回廊を作って民間人を逃がすということは、あとに残るのは軍人だけになりますから、最後まで戦い続けるというウクライナ側の意思表示であり、ロシア側もそれに応じるということです。つまり、戦闘が終局面に入ったことを示しているわけです。 もっとも実際には、3月7日現在、人道回廊は作られていません。実施される予定だった東部の都市マリウポリとボルノバハでは戦闘がやまず、延期になりました。ロシアもウ

    佐藤優「『プーチンの精神状態は異常』という報道は、西側が情報戦で負けている証拠である」 相手の内在的論理がわからなければ、対抗手段もわからない
    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2022/03/10
    “モスクワの与党幹部から得た情報によると”
  • 「4000冊の蔵書が一瞬で吹っ飛ぶ」アマゾンの電子書籍が抱える根本的な落とし穴 購入しているのは「所有権」ではない

    紙の書籍と電子書籍には決定的な違いがある。ITジャーナリストの三上洋さんは「紙の書籍は所有物だが、電子書籍には所有権はない。あくまでも『利用権の購入』なので、規約違反などでアカウントが停止されれば、すべての蔵書を一瞬で失うことになる」という――。 Kindleに保存した4000冊のが突然読めなくなった 2021年8月下旬に「Kindleの4000冊の蔵書が吹っ飛んだ」という匿名の投稿が話題になりました。投稿者は、Amazonギフト券をほかから安く買って定期的に使用していたことから、Amazonアカウントが永久凍結され、結果としてKindleにあった約4000冊もの電子書籍が消失してしまったというのです。 匿名記事とは言え、実際にありえる話です。Amazonの規約には、不正利用やギフト券の不正使用などがあった場合、アカウントを停止すると書かれています。もしAmazonアカウントが停止されれ

    「4000冊の蔵書が一瞬で吹っ飛ぶ」アマゾンの電子書籍が抱える根本的な落とし穴 購入しているのは「所有権」ではない
    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2022/01/05
    NFTがオチなの?
  • 「お前らを漁師に戻す」ソマリアの海賊をあっという間に消滅させた"すしざんまい社長"の声かけ 年300件の海賊行為が一気に消滅

    あの「ハーバード・ビジネス・レビュー」にも紹介された 高校時代に当時文部省派遣で米国に留学した同期に、スペイン大使、国連大使などを含めて複数の大使がいる。 数年前の同窓会で、「あれほど大騒ぎしていたソマリア沖の海賊が、いつの間にかいなくなったけど、それには『すしざんまい』の社長が関与していると聞いたが……」と話題になった。 その噂は、ハーバード・ビジネス・レビューが紹介してから、CNNやBBCも放映して、世界ではかなりの話題なのに日では知られていないのはなぜかとなった。 サウジアラビアやイエメンなどがある砂漠の巨大なアラビア半島と、スーダン、エチオピア、ソマリアなどがあるアフリカ大陸の間にあるのが紅海である。 地中海からスエズ運河を通過して、南へ紅海を通り、ソマリア沖のアデン湾を抜けると広大なインド洋へと開ける。欧州とアジアを結ぶ海路の大動脈で、年間2万隻の商船が往来している。 その海域

    「お前らを漁師に戻す」ソマリアの海賊をあっという間に消滅させた"すしざんまい社長"の声かけ 年300件の海賊行為が一気に消滅
  • 平均年収320万円でワースト1位の沖縄県民が「幸福度日本一」であり続ける理由 都会と比較して卑下しない

    収入の多寡と幸福度にはいかにも相関関係がありそうだ。しかし平均年収320万円で国内最下位の沖縄県の幸福度は日一高い。慶應義塾大学大学院の前野隆司教授は「物事を楽観的に考えられる人は幸福を感じやすい。『なんくるないさー』という方言があるように、沖縄の特有の気質が影響しているのではないか」という——。

    平均年収320万円でワースト1位の沖縄県民が「幸福度日本一」であり続ける理由 都会と比較して卑下しない
    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2020/06/11
    地道に脳科学をやっていたはずなのになんだか変なことに
  • 無差別殺人犯はなぜ「一生刑務所」で万歳したか これは「加害性のある弱者」の問題だ

    元農水次官の熊沢英昭被告が長男を殺害した罪に問われている事件の裁判で、検察側は懲役8年を求刑、16日に判決が言い渡される。法廷では、長男が原因で結婚が破談になり、長女が自殺したという衝撃の事実が明かされた。 『週刊文春』『母を「愚母」と罵倒、父は「もう殺すしかない」――元農水次官が“息子殺し”という地獄に至る「修羅の18カ月」』(2019年12月14日)より引用 被害者となった息子が、「加害者」として振る舞っていたとされる被告人の供述が明らかにされるにつれ、被告人への同情論が拡大した。 だが留意しなければならないのは、被害者が実家に戻ったのは事件発生からわずか1週間前であり、ネットで言われているような「被告は長年にわたって同居する長男からの家庭内暴力に苦しめられていた」といったストーリーは必ずしも事実とは一致しない。もちろん、細かい事実関係や経緯が実際のところどのようなものであったにしても

    無差別殺人犯はなぜ「一生刑務所」で万歳したか これは「加害性のある弱者」の問題だ
    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2019/12/20
    金もらって書いてるからかぬるくなったな
  • 「明治に落ちて東大合格」すら普通という大異変 もはや大学ランキングは通用しない

    私立大学文系の受験がどんどん難しくなっている。たとえば「明治大学政治経済学部には不合格だったが、東京大学文科二類には合格した」という生徒も実在する。大手予備校講師の小池陽慈氏は「これからの受験生は旧来からの大学ヒエラルキーではなく、自分の学びたい勉強の分野や、注目している教授の講義がある大学を選ぶべきだ」という――。 「東洋×、早稲田○」「明治×、東大文2○」というミラクル 私立大学文系の入試が近年、異様なほどに難化している。 主な要因は、文部科学省の指導による大学入学定員の厳格化だ。各大学は定員よりも多い合格者を出した場合、一定の割合に応じて私学助成金がカットされるようになったため、大学側は合格者を絞るようになった。これが「異様なほどの難化」につながっている。 そして、この難化現象と並行するように、かつてはほとんど見られなかった合否事例を耳にするようになった。例えば、都内のある進学高校の

    「明治に落ちて東大合格」すら普通という大異変 もはや大学ランキングは通用しない
  • ミスター年金「年金制度破綻は大ウソだ」 給付水準は少しずつ引き下げられる

    繰り返しメディアで取り上げられる「年金制度の未来」。唱えられる「制度破綻」といった悲観論は当なのか。制度を知り尽くした専門家が、豊富なデータをもとに徹底解説する。 社会保障は対GDP比で見よ 2018年5月、政府は「2040年を見据えた社会保障の将来見通し」を公表しました。2040年といえば、今、現役として社会を支えている40~50代の皆さんが格的な高齢期を迎える時期です。この将来見通し(以下「推計」といいます)はなかなか示唆に富むもので、皆さんの将来を考えるうえで前提となる「いくつかの重要なファクト」を見出すことができます。稿ではこの推計をベースに、社会保障を解説していきたいと思います。 社会保障給付は「経済が生み出した付加価値の分配」ですから、社会保障の大きさを国民経済との関係で議論するときは「名目額」ではなく「対GDP比」で見ることが必要です。そもそも社会保障の名目額は給付も負

    ミスター年金「年金制度破綻は大ウソだ」 給付水準は少しずつ引き下げられる
  • 世界遺産に「殺された」富岡製糸場の教訓 観光客殺到で「本来の姿」を失う

    世界遺産登録を「地方再生の妙薬」だと思ったら大間違いだ。富岡製糸場は世界遺産に登録された2014年には年間133万人以上の来場者がいたが、2017年にはその半数以下に落ち込んでいる。東洋文化研究者アレックス・カー氏とジャーナリストの清野由美氏は「自分たちの町や地域の遺産をいかに観光のために整備するか、統括的に考える必要があった」と指摘する――。 観光業で汚染された場所「ユネスコサイド」 英語に「cide(サイド)」という接尾辞があります。「herbicide(ハービサイド=除草剤)」「genocide(ジェノサイド=集団殺戮)」など、概ね「殺す」ことを意味していますが、最近のヨーロッパや東南アジアでは、ユネスコの世界遺産登録を受けて、観光業で汚染された場所を「ユネスコサイド」という言い回しで表現するようになっています。 世界遺産に登録されて世界中から観光客が集まるようになった後に、的確なコ

    世界遺産に「殺された」富岡製糸場の教訓 観光客殺到で「本来の姿」を失う
    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2019/04/08
    “最近のヨーロッパや東南アジアでは、ユネスコの世界遺産登録を受けて、観光業で汚染された場所を「ユネスコサイド」という言い回しで表現するようになっています。”
  • 東大や早慶生が「ママ活」に殺到する事情 コーチのような存在を求めている?

    30~50代女性と10~20代男性のマッチングをうたう、いわゆる「ママ活」のサイトが急増している。しかも東京大学や早稲田、慶應といった有名大学の男子学生たちが殺到しており、あるイベントには30人枠に数百人が集まったという。なにが起きているのか。作家の内藤みか氏が運営会社を直撃した――。 なぜ高学歴の「男子大学生」は「中年女性」を求めるのか 「マッチング産業」に新たなトレンドが誕生した。それは「年上女性と年下男性」を結びつけるものだ。今秋、この組み合わせに特化したマッチングサイトが次々とオープンしている。 厚生労働省によると、2015年に婚姻したカップルのうち、その24%が「年上女性と年下男性」だった。それは30年前の1970年に比べ約2.5倍になる。年上女性を求める男性が増えているということだろうか。 「ママ活」という新語 最近は「ママ活」という言葉が取り沙汰されている。若い男性が経済的に

    東大や早慶生が「ママ活」に殺到する事情 コーチのような存在を求めている?
  • 早大セクハラ防止室"握り潰し"の実態告白 | プレジデントオンライン

    教員のセクハラ問題が起きた早稲田大学で、新たな疑惑が浮上した。ハラスメント防止室に勤務していた女性が、プレジデントオンラインの取材に対し「早大は明らかに問題と思えるハラスメント事案まで、『不受理』として握り潰しています。私が記憶しているのは教員同士のトラブルでした」と告白した。早大はセクハラの再発を防げるのだろうか――。 早稲田大学のハラスメント防止室がある「28号館」の外観。開室時間は月~金の9時30分から17時00分まで。サイトには「来室前に電話またはメールで予約をしてください」とあった。(撮影=編集部) 渡部直己元教授は女性へのハラスメント行為で解任 早稲田大学文学学術院の渡部直己元教授が教え子だった元大学院生の女性にハラスメント行為をした問題で、早大は7月に渡部教授を解任したほか、9月には渡部教授とは別の教員2人を訓戒処分にした。 教員の一人は女性から相談を受けた際などに、セクハラ

    早大セクハラ防止室"握り潰し"の実態告白 | プレジデントオンライン
    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2018/11/22
    プレジデント、ガチで潰しにかかってる
  • 「シャブ山シャブ子」を信じてはいけない | プレジデントオンライン

    テレビドラマ『相棒』に登場した薬物依存症の女性キャラクター「シャブ山シャブ子」が話題を集めている。迫真の演技という評価も多いが、国立精神・神経医療研究センターの松俊彦医師は「啓発運動が繰り返してきた間違ったイメージを再現しており、物の薬物依存症者とは異なる。差別を助長する恐れがある」と指摘する――。 複数の医療関係者から「あのシーン、ヤバいよ」と連絡 この数日間、ネット上で「シャブ山シャブ子」なる奇妙な名前が話題となっています。これは、11月7日放送のテレビ朝日系ドラマ『相棒 Season17』の第4話に登場した中年女性の名前です。 その女性は、番組終盤、忽然と白昼の公園にあらわれ、手にしたハンマーでいきなり刑事を撲殺したのです。殺害後に奇声をあげて高笑いをする姿はあまりにも異様で、多くの視聴者に強烈なインパクトを与えました。 その後、警察の取調室で、その中年女性は場違いかつ年齢不相応

    「シャブ山シャブ子」を信じてはいけない | プレジデントオンライン
    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2018/11/12
    “「これは薬物依存症者じゃなくて、ただのゾンビじゃないか」”
  • ウイグル命懸けルポ!「警官の横暴・地獄絵図」 | プレジデントオンライン

    ――中国の新疆ウイグル自治区では、5月22日、ウルムチで133人が死傷する爆発事件が起きるなど事態が緊迫している。ノンフィクション作家の安田峰俊氏の現地ルポをお届けする。ウイグルの現実は、密告・尋問・虐殺が繰り返される地獄絵図だ。 車を出ろ!そこに立て!答えろ!答えろ! 突然、タクシーが見知らぬ路地に入っていく。理由を尋ねた私に、ウイグル族の運転手は「警察です」とたどたどしい中国語で答えた。 今年の3月上旬。ここは中国最西端の新疆ウイグル自治区、ポスカム県郊外のイマ郷である。周囲にはシルクロードのオアシス地帯特有のポプラ林と、崩れそうなレンガ造りのウイグル農家が広がる。ときおり、ロバの馬車に鞭を当てて走る老人や、羊飼いの女性とすれ違う。 数百年前から変わらないであろう風景のなかに、場違いな青いペンキ塗りの鉄筋コンクリート造りの警察署が聳え立っていた。タクシーが停まると、待ち構えていた治安担

    ウイグル命懸けルポ!「警官の横暴・地獄絵図」 | プレジデントオンライン
  • 早大"セクハラ口止め"調査委が認めた内容 1対1の問題が、組織的隠蔽に発展

    早稲田大学文学学術院の現代文芸コースに通っていた元大学院生の女性が、渡部直己元教授からハラスメントを受けた問題で、早大の調査委員会が未公表の報告書で、渡部元教授の行為だけでなく、元コース主任の男性教授が被害女性に対して「口止めを受けていると感じる発言があった」ことや、女性が駆け込んだ早大のハラスメント防止室の対応についても「不適切だった」と認めていることがわかった。1対1のハラスメントは、なぜ組織的な問題となったのか。早大のセクハラ問題、第5弾をお届けする――。 「退学者は相談を受けられない可能性がある」 一連の問題を巡っては、被害女性は昨年4月、渡部元教授からハラスメントを受けことを、当時コース主任だった男性教授に相談していた。しかし、その際、男性教授は被害者にハラスメントがあったことを外部に漏らさないよう口止めした疑いがもたれていた。 また、女性がハラスメントを受けた後に駆け込んだ早大

    早大"セクハラ口止め"調査委が認めた内容 1対1の問題が、組織的隠蔽に発展
  • 名門・開成中が"専業主夫"を出題した理由 "大人"の目線と語彙なき者は不合格

    私立中学の入試問題で「複雑な家族関係」をテーマにした出題が増えている。東大合格者数トップの開成中では今年、問題文に「専業主夫」が登場した。名門女子校の桜蔭中でも3年前に「ジェンダーの壁」がテーマになった。中学受験専門塾ジーニアス代表の松亘正氏は「名門私立でも『父はサラリーマン、母は専業主婦』という家庭が減っていることが影響しているのだろう」という。いま難関校を目指す小学生には、どんな常識が求められているのか――。 小学生が「父:専業主夫、母:キャリアウーマン」を読解 2018年、開成中学の入試問題に「インスタグラム」という言葉が出てきたことが、塾関係者の間で話題になっている。

    名門・開成中が"専業主夫"を出題した理由 "大人"の目線と語彙なき者は不合格
  • サマータイム"70年前の愚"を繰り返すな わずか4年で廃止に至った背景とは

    安倍晋三首相は、2020年東京五輪・パラリンピックの酷暑対策として、サマータイムの検討を与党自民党に指示した。夏の一定期間、時刻を1~2時間程度前倒しすることで、暑い時間帯の競技を避けることをねらう。だがIT業界や政府の事情に詳しい楠正憲氏は「サマータイムは70年前にも導入され大失敗している。デジタル化により悪影響はさらに深刻化するだろう。導入は見送るべきだ」と指摘する――。 “サマータイム反対論”を押さえこむ決め手が必要な自民党 安倍晋三首相は8月7日、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗元首相と会談し、夏時間の導入について前向きな姿勢を示した。だが同日、菅義偉官房長官は記者会見で「国民の日常生活に影響が生じるものであり、大会までの期間があと2年と限られている」と消極的な姿勢を改めて示した。 サマータイムに関する議論は今になって降って湧いた話ではない。2014年10月25日付の読売

    サマータイム"70年前の愚"を繰り返すな わずか4年で廃止に至った背景とは
  • "奨学金破産"は甘えた人の自己責任なのか "三流大学"でも進学したほうがいい

    「三流大学にお金を借りてまで行く必要はない」。もしそう考えているとすれば、それは大間違いだ。東京大学の濱中淳子教授らの研究によれば、進学率5割を超えた現在であっても、高卒者が大卒者になることで、その人が生涯に支払う税金は大きく上昇する。学費をすべて公的負担しても税収にはプラスなのだ。しかし世間の「大学不信」は根強い。必要なことはなにか。東京大学の濱中淳子教授に聞いた――。 大学生の2人に1人が奨学金を借りている 日学生支援機構によれば、平成28年度までの30年間で国の奨学金を借りている人は約44万人から約131万人に増えた。現在、大学生の2人に1人が奨学金を借りている。貸与者が増えるのに伴い、奨学金を返せない人も増え、機構によれば、平成28年度までの5年間で、のべ1万5338人が奨学金を返せず自己破産している。 奨学金は「教育の機会均等」の役割を持つが、学生が将来にわたり、多額の借金を背

    "奨学金破産"は甘えた人の自己責任なのか "三流大学"でも進学したほうがいい
  • 早大セクハラ疑惑"口止め教員"の怠慢授業 「授業の半分くらいは休講」の疑い

    早稲田大学文学学術院の男性教員が、遅刻や休講など怠慢授業を繰り返していたとして、早大の公益通報窓口に通報されていたことが分かった。この男性教員は、渡部直己教授の元大学院生の女性に対するハラスメントについて、口止めをした疑いがもたれている。渡部教授は辞表を提出したが、この男性教員は「広報課にお問い合わせください」としている。早大のセクハラ疑惑、第3弾をお届けする――。 「男性教員の授業実態も大学がちゃんと把握するべき」 通報したのは、昨年4月、指導教員だった渡部直己教授から「おれの女になれ」などとハラスメントを受けた元大学院生の女性。被害女性によると、今年5月、渡部教授から受けたハラスメントの内容を書面にまとめ、「直訴状」として早大の鎌田薫総長あてに送付した。その際、男性教員の授業の怠慢についても一緒に報告した。 総長に直訴した理由について女性は「大学のハラスメント防止室に被害を訴えましたが

    早大セクハラ疑惑"口止め教員"の怠慢授業 「授業の半分くらいは休講」の疑い