【ロサンゼルス=中村将】国際サッカー連盟(FIFA)幹部らの汚職事件について、元アルゼンチン代表のマラドーナ氏(54)は「うれしい」と地元ラジオ局で語った。ロイター通信が27日報じた。 マラドーナ氏は「(汚職に手を染めた)幹部は透明性を憎み、いかがわしい取引と嘘を重ねてきた」と批判。「彼らは私を頭がおかしいと言ったが、うれしいことに、真実が明らかになった。それがうれしい」と語ったという。 元ブラジル代表で連邦上院議員のロマーリオ氏は汚職事件に関連し、ブラジル連邦議会はブラジルサッカー連盟を調査すべきだと主張した。エスタド・ジ・サンパウロ紙など地元紙が報じた。 ロマーリオ氏は「サッカー界における世界最大の汚職組織はFIFA」と捜査を全面的に支持。自身のフェイスブックで「ブラジルの国技、サッカーの裏で甘い汁を吸っている『悪党』をしょっぴくか、やつらが死ぬまで悪事を放っておくかだ」と書き込んだ。