豆蔵のチーフコンサルタントである藤井俊彰氏は2005年12月16日,オブジェクト指向技術について実践・研究するグループである「オブジェクト倶楽部」が開催したクリスマス・イベントで「失敗しないオブジェクト指向教育とは」と題して講演。実際にあった三つの失敗事例を通して,「効果的な教育とは何か」を考察した。 一つ目は「速くStrutsを習得させたい」というケース。Strutsの使い方を中心にしたカリキュラムを組み,実際にStrutsを使える技術者を育成できたという。ただ,「講座で扱わなかった状況が発生すると対応できない」「人のコードが読めない」といった応用が利かない技術者になってしまった。これを防ぐには,技術の習得は積み重ねであることをふまえ,技術のステップを考慮したカリキュラムを組む必要があるという。 2番目は,COBOL技術者をJava技術者への転換教育を行ったケース。教育の手間を抑えるため
■4WDのメリットとデメリット このところの寒波でスキー場のオープンが相次いでいる。スキーヤーにとっては待ちに待ったシーズン到来だ。そこで今回は、雪道を安全に走るのに適したクルマについて考えてみたい。 「雪道には、ヘビーデューティ4WDと呼ばれるクルマが向いているのでは?」と考えている人は多いはずだ。ヘビーデューティー4WDとは、三菱『パジェロ』やトヨタ『ランドクルーザー』のような頑丈で悪路走行に適したクルマのことを指す。いま流行の大型SUVもこのジャンルに分類していいだろう。しかし、雪道を安心して走るという観点からいうと、こうした重量級4WD車は必ずしもベストとはいえない。その理由を説明する前に、雪道を安全に走るために必要な条件を3つほど挙げておこう。 まずは(1)について。通常、重いクルマには重量に見合ったブレーキやタイヤが装着されている。ドライ路面やウェット路面なら、重いクルマでも強
Solarisオペレーティング・システムのソースコードをリリースしたとき、Sun Microsystemsは人々が手に取り動かしてみるだろうことは確信していた。しかし、期待したものは、その先にある。OpenSolarisコードのコミュニティが形成され、25年以上にわたってSunが開発を続けてきたSolarisが新たな段階へと発展することこそが目標だったのである。今、Sunが待ち望んでいたコミュニティが活動を始めた。 OpenSolarisコミュニティは、6月の創設以来、少なくとも3つの派生ディストリビューション――SchilliX、BeleniX、Nexenta――を生み出した。それだけではない。他のオペレーティング・システム向けの活動もしており、DTraceをFreeBSDに移植中である。 OpenSolarisマーケティング・チームのディレクターClaire Giordanoによると
安価な部品で量子暗号と同等のセキュリティーを確保?(上) 2005年12月20日 コメント: トラックバック (0) Bruce Schneier 2005年12月20日 量子暗号技術の開発に何百万ドルも投じたあと、家電販売チェーンの『ラジオシャック』で売っている25セントの部品数個で同じことができるとわかったら、どのような気持ちになるだろうか? たとえ話が少し大げさすぎたかもしれないが、テキサスA&M大学から生まれた新たなアイディアでセキュリティーを確保できると確認されれば、それに近い状況になる。 テキサスA&M大学のラズロ・キッシュ準教授(電子・コンピューター工学)は今月、電話やコンピューターに接続する通信線の両端に抵抗器を取り付けるだけで、通信のセキュリティーを確保できると発表した。電子的な雑音を加えたり、抵抗器が自然に発生する「ジョンソン雑音」(熱雑音)を利用することによって、盗聴
NextAppは15日(米国時間)、Echo2の最新版となるEcho2 Web Frameworkおよび、EchoStudio2の最新版となるEchoStudio2 Visual Development Toolを公開したことを発表した。NextAppはこれまでEcho2 Web FrameworkおよびEchoStudio2 Visual Development Toolのベータ版扱いとなるバージョンを繰り返し公開してきた。今回、メジャーバージョンとしてのリリースが行われた。 Echo2 Web FrameworkはAJAXを実現し、Web経由でのリッチコンテンツの作成を可能にするWebアプリケーションフレームワーク。Mozilla Public Licenseのもとオープンソースソフトウェアとして公開されている。EchoStudio2 Visual Development ToolはE
該当製品の中国雑誌レビュー記事を読んでみる 現在のところ、この問題を検証すべき最も重要な「該当製品を当局が不可と判断したときのチェック基準」が完全に明らかにされていない。では、中国雑誌のレビューで該当製品の評価はどうなのだろか?中国雑誌のデジカメレビュー記事をチェックしてみた。 調査対象雑誌はデジタルモノマガジン系として「数碼」「数碼精品世界」「新潮電子」「多媒体世界」。PC系として「網絡与信息」「個人電脳」「学電脳」。そしてカメラ専門誌として「照相機」をチェックした。 「DSC-H1」の評価は「一般的な製品だが実用的。グリップの良さとLCDの大きさはいいが、動画撮影時にズームができず、EVFが小さい」(数碼2005年4月号)「完全な手動設定はいいが、電池の持ちは短い」(個人電脳2005年10月号)となっている。 「DSC-L1」はレビューを行った雑誌なし。「DSC-P200」の評価は「撮
この文章は、某小学校の先生方と議論するにあたって配布したレジュメです。短いですが、同様の目的で使用するにはこのくらいがちょうどいいでしょう。ご自由にお使いください 1. 明白にニセ科学であること 写真の「結晶」は本物です。しかし、結晶の形が言葉に影響されるという主張は嘘なのです。音楽にも影響されません。江本氏らは「科学的にはまだ証明されていない」というますが、そうではなく、科学的には完全に否定されています。結晶の形は温度と過飽和度で決まることは、中谷宇吉郎が人工雪の実験で示しました。これは世界的に知られたすぐれた業績です。また、水は感覚器官も頭脳も神経も持たないただの物質なので、言葉の「意味」に反応することはありえません。 ニセ科学を事実であるかのように教えることは、理科教育と完全に相反します。理科離れが叫ばれる今、ニセ科学を学校の場に持ち込むことには慎重であってほしいと希望します。ちなみ
「TOSSランド」(教育技術法則化運動)へのコメント(2003/02/03) 【注意】このページの内容は商品の説明ではありません。商品説明中に出てくる水の科学の話について、水・液体の研究者の立場から議論しているものです。製品説明は、議論の最後にある、販売会社のページを見てください。 TOSSとは,教育技術法則化運動(Teacher's Organization of Skill Sharing)の略で,「全国の多くの教師が、授業%教育にすぐに役立つ教育技術・指導法を開発し、集め、互いに追試し,検討しあって、自らの授業の技術を高め、集められた教育技術・指導法自体もよりよいものに発展させようと努力しています。 」というものだそうだ。 私は教師ではないし,こういう運動があることを最近まで知らなかったのだが,TOSSインターネットランドを見て,かなり問題がある内容が一部に含まれているこ
大阪大学サイバーメディアセンター 菊池誠 この論文は大阪大学大学院文学研究科文化形態論専攻広域文化形態論講座文化基礎学専門分野共同研究「科学と社会」(代表者: 溝口宏平)報告書(平成16年2月発行)に掲載されたものです。基本的には大阪大学の全学共通教育科目として毎年開講しているオムニバス講義「科学と人間」の中で私が担当している「科学とニセ科学の間」の回のレジュメを拡大したものです。 マイナスイオンの項に追記しました。でも、まだよくわからない(2006/2/23) はじめに 論文にしてはケッタイなタイトルなの で、面食らっておられるかたも多かろう。現代市民社会の特に日常生活と科学とのか かわりを考えるとき、私個人は「ニセ科学」の問題は極めて重要であると考えるのだ が、恐らくはこの問題に注目していない研究者(自然科学者・科学論者・社会科学者 を問わず)がほとんどだろうし、それどころか問題の存在
関連する項目をまとめた、「水からの伝言」を信じないでくださいというページを作成しましたので、そちらもご覧ください(2006年11月)。 末尾の付録に、「水からの伝言」関係の簡単なリンク集があります。 水は答えを知っている―その結晶にこめられたメッセージ 作者: 江本勝出版社/メーカー: サンマーク出版発売日: 2001/11/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 196回この商品を含むブログ (81件) を見るいろいろな方がこの書評をご覧になるだろうから、最初にひとこと注意を。私は相当に批判的な立場からこの本を読み、以下にもまったく否定的な(しかし、わたしが一人の人間として正直に感じた)感想を述べている。この本がすなおにお好きで、否定的な見解をみると不快になるという方は、この書評をお読みにならない方がよいかもしれない。ただし、あなたが学校の先生で、この本を生徒にすすめよう、この本
▲ RBB TODAYの速度測定サイト「speed.rbbtoday.com」。ネットワークの影響をできるだけ受けないよう、さまざまな工夫をしている 例えば、RBB TODAYの速度測定サイト「speed.rbbtoday.com」では、同時に計測するユーザー数を3人で制限。それ以上のユーザーが計測しようとすると順番待ちになる仕組みを導入しています。計測サーバーもインターネット上の相互接続ポイント、IX(インターネット・エクスチェンジ)に直結。加入するプロバイダーによって受ける影響をできるだけ平準化しています。 速度を遅くする要素が多いので「何回か計測し、速い数値ほど信用してよい」(RBB TODAYの伊藤雅俊編集長)と言えるでしょう。
数年前に比べてパソコンを使っている時間が増えたと感じているユーザーは多いだろう。WordやExcelといった文書作成だけでなく、インターネットでストリーミングの動画を観たり、ビデオカメラなどから取り込んだ画像をDVDに保存するなど、パソコンの使い方は数年前に比べて様変わりしている。 パソコンやルーターの電源を入れたままにしていると、気になるのが電気代。いくら冷蔵庫や電子レンジより消費電力が少ないとはいえ、24時間電源を入れたままだと一体いくらかかるものなのか。 電気事業連合会が2004年に実施した調査では、一般家庭が1カ月に消費する電力は約290.5kW。このうちエアコンが約25%、冷蔵庫、照明器具がそれぞれ約16%、テレビは約10%を占めている。これを元に試算すると、エアコンで年間約1万7000円、照明器具と冷蔵庫は約1万1000円、さらにテレビでは約7000円の計算になる(東京電力の従
「電車男」にどうすれば会える?:News Weekly Access Top10(2005年12月11日-12月17日) 先週のアクセストップは、2ちゃんねるの管理人・西村博之(ひろゆき)さんのインタビュー記事。断トツのアクセスを集め、2ちゃんねるへの注目度の高さを裏付ける結果となった。 同記事でも取り上げた「電車男」は、今年の「萌え」やアキバブームの火付け役でもあり、映画やドラマが終わった今でもブームの余韻が残る。ただ、電車男本人に会うのはなかなか難しいようだ。 昨日、フジテレビの特番で、「アヤパン」こと高島彩アナウンサーが電車男とチャットする様子が放映された。番組内で高島アナは、新潮社の書籍「電車男」担当編集・郡司裕子さん経由で電車男にコンタクトしていた。 では郡司さんはどうやって電車男と知り合ったのだろうか。ひろゆきさんによると、郡司さんは、まとめサイトを作った「中の人」に連絡を取り
アイトラッキングのデータは、ユーザがビデオをウェブサイトで見ているとき、簡単に気が散らしてしまうことを示している。特にブロードキャスト用に最適化された人物を写した映像では、この傾向が強い。 Talking-Head Video Is Boring Online by Jakob Nielsen on December 5, 2005 ブロードバンド接続が広まるとともに、ウェブサイトはビデオクリップを多く使うようになった。不幸にも多くのビデオクリップは、テレビでのブロードキャスト用に制作されていて、オンライン環境には向かないものが多い。 1997 年に私は、現在も有効なテレビとコンピュータの比較分析について書いた。ブロードキャストされるテレビは、リラックスして見るもので、「ユーザ」は楽な姿勢で座り、放送ディレクターが決めた放送内容に、その内容が何であれ、浸るものだ。実際テレビのユーザは一般的
ハンファジャパンのDIGITAL COWBOYは12月19日、新しい「大陸志向」ブランドの第1弾製品として「流行にインスパイアされたボディ!?」(同社)なMP3プレーヤー「DCT-SDMP3/U」を発表した。12月下旬発売予定で価格はオープン。同社サイトの直販価格は2980円となっている(送料別)。 MP3とWMAの再生をサポート。MMC(32M~512Mバイト)およびSDカード(32M~512Mバイト)に対応するが、製品パッケージにカードは付属しない。「余ったSDカードを有効利用するのにうってつけ」な仕様だ。 電源は単四形乾電池×1本で、最大約8時間の再生が可能。USB1.1(マスストレージクラス対応)で、PCと接続してSDカードリーダーライターとしても利用できる。 外形寸法は、56(幅)×59(高さ)×13.4(厚さ)ミリ。重量は約26グラム。USBケーブル(A-miniB)とステレオ
若者が腕自慢のためにWebサイトを書き換える時代は終わった――サイバー犯罪はフィッシング詐欺や個人情報の窃盗など、金もうけへとシフトしている。(IDG) 2005年のコンピュータセキュリティ業界を駆り立てた力があるとしたら、それは金だ。至って単純だ。10代のハッカーがWebサイトを書き換えたり、迷惑なワームを作って腕を競った時代は終わった。2005年は金のために悪事を働き、しばしば隠密型の技術を使うもっとたちの悪いハッカーが現れた。米連邦法のモデルになるであろうカリフォルニア州のセキュリティ侵害開示法のおかげで、セキュリティ問題の金銭的コストが明確になった年でもあった。 サイバー犯罪は割に合う 窃盗やゆすりのために多数の不正プログラムが設計される中で、2005年はオンライン犯罪が商売として繁盛した。過去数年に起きたようなインターネットをダウンさせるウイルスの拡散はなかったが、ハッカーはウイ
携帯電話の機動性に目をつけて,業務に活用している企業は数多い。外出中の社員との素早く確実な連絡手段に使うのはもちろん,携帯電話機を内線電話にも使えるサービス「モバイル・セントレックス」の利用も広がり始めた。 だが業務利用は今のところ音声通話が中心。情報端末のフル機能を引き出し,生産性向上に生かしているケースは限られる。社内ネットワークの業務アプリケーションを外部から利用するには,今でもノート・パソコンを持ち歩くのが主流である。 この状況を打開すべく2006年,携帯電話事業者が繰り出す「切り札」が,端末とネットワークの「オープン化」戦略だ。企業ネットワークとの接続や業務アプリとの連携を図る上で,端末機能のカスタマイズの自由度が格段に向上。無線通信機能をフル活用して,パソコンよりも素早く手軽に最新の業務データを引き出せる。携帯電話が,パソコンをしのぐ利便性を備えたビジネス端末に生まれ変わろうと
東京・新宿区の「モア4番街」で12月19日、ユビキタス・コンピューティングの実証実験が始まった。街灯に、無線ICタグを付けた「情報プレート」を貼り、付近の店舗や公共施設の情報を市民に配信する。新宿区は2006年以降、情報プレートの設置場所を区内の全街灯1万本に広げ、区のインフラとして活用する意向だ。 情報を引き出すのに使う機器は、無線ICタグの読み取り機能を備えた携帯情報端末「ユビキタス・コミュニケータ」。情報プレートに付いている無線ICタグをユビキタス・コミュニケータで読み込むと、画面の地図上に現在位置を示す(写真1)。 画面上のボタンを選んでいくことで、その街灯の近くにある店舗、最寄りの駅入り口やトイレなど公共施設への道順、近辺のイベント情報など、その場所に応じた情報を閲覧できる。ユビキタス・コミュニケータは、モア4番街に設置した事務所で貸し出す。「新宿に不慣れな人でも、その場所に応じ
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