園子温監督作品「リアル鬼ごっこ」は、あらゆるレビューサイトで散々に酷評されている。 Amazonビデオのレビューの場合、「2015年によくこんなもん出せたな」「世界最高におもしろくない」「信じられないくらいクソな作品」「クソ映画と呼ぶとクソ映画に失礼なくらいつまらない」といった具合に罵詈雑言が並ぶ。 → 「リアル鬼ごっこ」を酷評するAmazonのレビュー しかし先日、彼の著作「非道に生きる」を読んだ私は、かなり楽しめた。どのような背景でこの映画が作られたのか、監督の思惑を想像しながら観賞すると、笑えるシーンがあちらこちらにあるのだ。 今日は、園子温監督とは何者なのか、「非道に生きる」には何が記されていたのか、「リアル鬼ごっこ」のどこが楽しめたのか、を書こうと思う。 園子温監督とは何者なのか 1961年愛知県生まれ。17歳で詩人デビューし、「ジーパンをはいた朔太郎」と呼ばれ注目される。ちなみ
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