京都大学の高橋淳准教授らと理化学研究所は21日、万能細胞の一種であるヒトの胚性幹細胞(ES細胞)から作った神経細胞をパーキンソン病のサルに移植し治療効果を確認したと発表した。霊長類で、この手法で症状が改善したのは世界初という。似た性質の新型万能細胞(iPS細胞)でも同様の治療効果があるとみている。再生医療による治療に一歩近づく。パーキンソン病は脳内の神経伝達物質ドーパミンを出す神経細胞が減って
ギャンブルで負けを気にして慎重になるのには、脳内の神経伝達物質が関係していると、京都大大学院の高橋英彦准教授らの研究グループが発表した。ギャンブル依存症などの診断に応用が期待される。論文は米科学誌モレキュラー・サイカイアトリー電子版に21日掲載された。 この神経伝達物質はノルアドレナリン。驚いたり、物事に集中したりするときに脳内で神経から分泌される。ノルアドレナリンが「トランスポーター」という物質で、再び神経に回収されることで反応が収まる。 研究グループは、成人男性19人を対象にコインを使ったギャンブルで実験。コインを投げて表が出た場合にもらえる金額と、裏が出て支払う金額を示し、いくらなら勝負に応じるかを1人8回ずつ尋ねた。獲得額と損失額が同じ場合は多くの人が勝負せず、平均で損失額の約3、4倍、最大で約10倍もらえないと勝負しなかった。 実験後、陽電子放射断層撮影装置(PET)で、参
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