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ブックマーク / medt00lz.s59.xrea.com (6)

  • 新しい技術をものにする - レジデント初期研修用資料

    Google へのハッキングが中国軍幹部の指示で行われた」というニュースが、個人的には最近けっこう驚いた。 軍隊の上層部なんて、どの国を眺めたところで、頭の固い老人ばかり、ましてや中国なんて、と高をくくっていたら、中国軍の幹部は、「ハッキング」という新しい技術を、一応使いこなしていたわけだから。 やってみないと分からない 日ならばじゃあどうなのか、たとえば今の政治家の人たちに、「我が国の○○というスーパーハッカーなら、 ペンタゴンに仕掛けたバックドアからいつでも侵入できます」なんて報告を受けて、じゃあそのすごい技術を前にして、 一体どんな指示が飛ばせるものなのか、恐らくは何もできないんじゃないかと思う。 実際に自分で使ってみない限りは、その技術のすごさというものは、理解できないし、ましてや使いこなすことなんて難しい。 それはIT技術に限らず、大昔の刀と槍の時代、戦争がこれから起きて

    shiumachi
    shiumachi 2010/12/07
    "軍隊の上層部なんてどの国を眺めたところで頭の固い老人ばかり、ましてや中国なんてと高をくくっていたら、中国軍の幹部は「ハッキング」という新しい技術を一応使いこなしていた"
  • 被弾したあとのことを考える - レジデント初期研修用資料

    1970年代前半、アメリカで新しい考えかたに基づいた攻撃機が設計されることになって、 アドバイザーとして、当時現役を引退していた、ベテランパイロットが招かれた。 実践というものをよく知っていたその人は、これから作られる航空機に対して、 「被弾しないようにするよりも、被弾したあとのことを考えよ」というアドバイスを出した。 飛行機は実際、その方針で設計されて、片翼がなくなろうが、エンジンが片方吹き飛ばされようが、 何があっても飛び続ける航空機が出来上がって、現場からの信頼を集めたその機体は、 今でも現役で活躍しているんだという。 注意書きは役に立たない 「○○の可能性があるから気をつけること」なんて、教科書にはたいてい書いてある。 ところがたぶん、たいていの場合、教科書を開くのは、「○○」をやってしまったあとだから、 慌ててページをめくった先に、「気をつけよ」なんて書かれていても、余計なお世話

    shiumachi
    shiumachi 2009/04/27
    ふむ、フェールセーフやフールプルーフだけでなく、「やっちまった」後を考慮したインタフェース設計やメッセージを工夫してみてもいいかもしれないな。ていうかこういうの専門用語でなんて言うんだろう?
  • 戦争の心理学 - レジデント初期研修用資料

    戦争の心理学というの抜き書き。 書の目的は「裁くことでも非難することでもなく、ただ理解すること」。 「パンツを汚す」兵士は珍しくない 警察官や消防士として負傷者の救出に当たっている人は、負傷者の大小便失禁が珍しくないことを知っている 戦闘中の人間にも、大小便失禁は珍しくない。みんな面子にこだわるので、そうしたことは公然と認められず、失禁した兵士は、 自分がどこかおかしいのではないかと思ってしまう 激しい戦闘を体験した兵士のおよそ半分が尿を漏らしたと認め、四分の一近くが大便を漏らしたと認めている にもかかわらず、「パンツを汚した」兵士が出てくる戦争映画は、かつて作られたためしがない。典型的な兵士の姿は、だから嘘に基づいている スターリングラードの戦いから生還したロシアの兵士は、当時の平均年齢70歳に対して、皆40歳前後で死亡したのだという 「気のゆるみ」は正常な反応 ナポレオンは「もっと

  • レジデント初期研修用資料: 自由のためのパターン化

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 同じ動作を繰り返して、自分がだんだんと頭を使わなく なってきているという危機感を感じたならば、たぶんその「学び」というのはうまくいっている。 パターン化した動作は、動作が意識に上ることがなくなるから、頭を使わない。 頭を使わないことは、決して悪いことではない。 エチオピアのマラソンランナー、「裸足の英雄」アベベは、 土人だから裸足で走ったわけではなく、 ローマオリンピックの競技コースを下見して、それを踏破するのに 最適なのが裸足であると見抜けたからこそ、裸足で走ることを選択したのだそうだ。 東京オリンピックの時は、アベベもを履いて走ったらしい。 アベベは走るということに熟練していて、戦略を変化させることを恐れなかったから、 裸足で走るとい

  • ピラミッドを登ると世界は狭くなる

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 砂漠の中のピラミッドが林立する世界。 大学を卒業して医者になり、どこかの病院に就職して、特定の分野の専門家になるということは、 このピラミッドを登っていくということだ。 卒業したばかりのとき。右も左も分からない状況で砂漠に放り出された研修医は、まずどうしていいのか分からない。先輩達を見てみると、みんなどこかそのへんのピラミッドを登り始めている。この世界のルールというのは、とにかく地面よりも高く上ることが「正しい」らしい。 研修医も先輩方に負けじと、見える範囲で自分に上りやすそうなピラミッドを見つけ、そこをよじ登り始める。なぜ登らなくてはならないのか、登ると幸せになれるのか、誰も教えてくれないけれど、とにかく登る。 登り始めて数年。まだほんの数

    shiumachi
    shiumachi 2005/08/07
    本文も面白いが、コメント欄が何より面白い。どうせ登るなら自分で建てたピラミッドがいいなあ。
  • レジデント初期研修用資料: 知識の渋滞を抜け出すために

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 知識習得の高速道路化という現象 インターネットの普及や、安価に使える論文データベースの普及に伴い、他の人の知識の成果物の参照が、極めて容易になった。 他の人の技術を自分の参考にするのが容易な業界、とくにプログラマーの業界では、このインターネットの普及により、学習の高速道路化という現象がおきている。 インターネットを経由すれば、他人のコードを簡単に読むことができます。参考にすべきコードはいくらでもあり、その開発者が海の向こうにいようと世界の裏側にいようとわずか数秒でアクセスすることができます。 最高レベルのコードを参考にコードを書けば、自然と最高レベルに近づくのは当然のこと。情報へのアクセスに実質的な限界がないネットの世界では、よりクオリティ

    shiumachi
    shiumachi 2005/07/29
    暗記は大切だと思う
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