2008年07月04日21:00 カテゴリ書評/画評/品評Art 中よりすごい! - 画評 - 刑務所の前 先日入手。完結していたのね。 刑務所の前(全三巻) 花輪和一 うん。花輪和一はこうでなくっちゃ。「刑務所の中」もすごいけど、あちらはノンフィクションすぎるんだよねえ。 天水(上下巻) 花輪和一 花輪和一といえば、やはりその持ち味は「超リアル」(surreal)=シュールリアルな世界をリアルに描くこと。代表作といえばやはりこちらか。日本の中世と童女と妖怪。これがないと花輪和一って感じがしない。それゆえ「刑務所の中」は、花輪作品としてはむしろ傍流。もちろんその絵はみまちごうかたなき花輪画だし、刑務所の中というのはそれ自体がなかなかシュールリアルな世界なので花輪絵ともぴったりあっているのだけど、しかしそこは花輪世界とはいいがたい。 ところが、本作「刑務所の前」では、「刑務所の中」のリアルな
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