二者択一でふと迷いが生じ、結局選んだ方がハズレだった、というような経験はないだろうか? 学校の試験問題とは異なり、実生活では「もう1つの選択肢を選んでいたらどうなったのか」は分からないことが多い。しかし迷ったときほど「不正解」の方を選んでいるのではないか、という印象を抱く人は少なくないだろう。 ビジネスの現場では、決断力の重要さがよく強調される。さまざまなデータを検討した上で、たとえその場では白黒つけられない場合でも、とにかくキッパリと決断する。それは決断した結果に責任を負うという心構えの現れでもある。たとえ間違っていたとしても、決断の早さが仕事に勢いを生む要素となる、という側面もあるようだ。しかし、上記のような「迷ったときは、たいてい、ものごとがうまくくいかない」という経験則も、もしかしたら関係しているのかもしれない。 決断力と直観力を高めるゲーム 例えば昼食に何を食べるか、といった些細