雌牛を妊娠させられず「同性愛」だとして殺処分が決まった後、ネット募金で命を救われたアイルランドの雄牛「ベンジー(Benjy)」(2014年11月18日入手、撮影日不明)。(c)AFP/JOANNA MCNICHOLAS/HO 【11月20日 AFP】アイルランドで、雌牛を妊娠させられないのは同性愛の傾向があるためだとして殺処分されることになった雄牛が、米人気テレビアニメ「ザ・シンプソンズ(The Simpsons)」の共作者サム・サイモン(Sam Simon)氏らの助命運動によって救われた。英国の保護区で余生を過ごすという。 アイルランド・メイヨー(Mayo)州の農場で繁殖のため飼育されていた肉牛シャロレー(Charolais)種の雄牛「ベンジー(Benjy)」は、農場の雌牛を1匹も妊娠させることができなかった。そこで農場主は、ベンジーを種牛として役立たずだと断じ、食肉処理場へ送ることを決