東京電力は、電気料金と携帯電話通信料の「セット割引」をするため、大手携帯電話会社ソフトバンクと提携することで最終調整に入った。来春から家庭でも電力会社を自由に選べるようになるのに合わせ、サービスを始める。他社も同様の提携を探っており、全国的に顧客の奪い合いが激しくなりそうだ。 東電は供給エリア外での営業力が弱く、全国展開している携帯電話店を活用する検討を進めていた。3月にはソフトバンク、NTTドコモ、KDDI(au)の携帯3社に提案を募り、特にソフトバンクからセット割引をする際の負担割合などで前向きな提案があったという。 東電は5月、ソフトバンクに優先交渉権を与え、夏までに具体的な料金プランを固める。実現すれば、ソフトバンクの店で首都圏以外でも安く東電の電気が買えるようになる。家族全員がソフトバンク携帯に乗り換えると、電気料金も安くなるといったサービスが検討されそうだ。 一方、東電管内につ