大阪大と浜松医科大などの研究者らは、脳出血を引き起こす危険性が高いタイプの虫歯菌を特定した (YOMIURI ONLINE の記事、47NEWS の記事、doi:10.1038/ncomms1491 より) 。 虫歯の原因となるミュータンス菌を成人の 7 〜 8 割が保菌しているが、表面にコラーゲン結合タンパク質を持つ種類の菌を成人の 7 〜 8 % が保菌している。脳出血患者を調べると 3 割の患者がこの種の菌を保菌していることが分かり、患者でない人からの検出率と比較すると保菌による脳出血リスクは約 4 倍になるとのこと。この種の菌の表面にあるコラーゲン結合タンパクが血管内皮の裏にあるコラーゲン層に結合すると層を溶かす酵素が活性化し、血小板の凝集を妨げる事がマウスを用いた実験で判明した。 これまで歯周病菌が心臓病などに影響を及ぼすことは知られていたが、虫歯菌の報告はほとんどなかったという
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