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ブックマーク / xtrend.nikkei.com (24)

  • 「No.1広告」摘発ラッシュ わずか2週間で12社 消費者庁が本腰

    消費者庁は2024年2月末から3月中旬のわずか2週間あまりの間に、12社の「No.1広告」について、景品表示法違反(優良誤認)に基づく措置命令を出した。消費者庁がNo.1広告に腰を入れて摘発に乗り出している。消費者庁は現在、No.1広告の実態調査に取り組み中。今秋にも調査結果を公表する。 購入・利用したこともない調査モニターにWebサイトのイメージを尋ねて「満足度No.1」をうたう、ずさんな調査・広告手法に消費者庁が動いた(画像:barks/stock.adobe.com) 「おすすめしたいダイエットサプリ No.1」「施術満足度No.1 痩身エステ」「カリキュラム充実度No.1」「おかげさまで5冠達成」――。 こうした表現で自社商品・サービスの人気や満足度でNo.1を連呼する、いわゆる「No.1広告」の摘発に、消費者庁が気で取り組み始めた。 2024年3月1日、消費者庁は、海外Wi-

    「No.1広告」摘発ラッシュ わずか2週間で12社 消費者庁が本腰
  • 日清の年越し「どん兵衛」売れ行きは? アンミカCM動画が“炎上”

    連載の第1回で、「#サントリー不買運動」のハッシュタグが2023年夏以降、たびたびXのトレンドワードに浮上していることと、その影響について取り上げた。 だが、記事を公開した23年12月は、サントリーよりも「不買」を呼びかけられていた商品があった。日清品の和風即席カップめん「どん兵衛」である。 人気商品のどん兵衛が突如逆風にさらされたきっかけは、同社が23年12月6日にXやYouTubeで公開したWeb動画だった。 頭にキツネ耳を付け、派手な着物やドレスを身にまとったタレントのアンミカが軽快な音楽に合わせて「最強どん兵衛」「だしってデリシャスミックスジュースやねん」「厳選6種だしに包まれてみ?」といった商品PRフレーズを交えて歌い踊る、なかなかインパクトの強い動画である。 「マツケンサンバのノリだw」と笑って受け止めるコメントがある一方で、目立ったのは不評、悪評だった。「どん兵衛よく

    日清の年越し「どん兵衛」売れ行きは? アンミカCM動画が“炎上”
  • さらば「テレビCM=オワコン説」 史上初、日テレの運用型広告の衝撃

    テレビ広告をデジタル広告のように運用 効果の1つは広告価格の適切化 TVerと統合在庫で地上波の価値向上 開始までに他局が参加する可能性も 広告はバイイングから運用型へ 24年はテレビにとって、変化のきっかけとなる1年 「テレビはオワコン(終わったコンテンツ)」。そんな言葉が、2010年代から度々聞かれるようになった。多くの人にとってはすでに聞き飽きたフレーズだろう。 何がオワコンといわれているのか。その根にあるのは、長年続いてきたテレビ局独特の“文化”だ。視聴率を重視したマス向けの番組制作、GRP(延べ視聴率)を基にしたテレビCMの運用体制、スポット(番組に関係なくテレビ局の指定時間にCMを挿入する方式)などテレビ独自の広告枠の購入方法、ネットでの配信を制限する複雑な権利関係等々……。 24年は、それらのテレビ独自の文化が変わるきっかけとなる1年になりそうだ。 背景には、地上波放送収入

    さらば「テレビCM=オワコン説」 史上初、日テレの運用型広告の衝撃
  • 「これは広告です」老舗町工場が正直すぎるSNS広告で売り上げ3倍

    大阪府八尾市の老舗せっけんメーカー、木村石鹸工業は、2019年12月にヘアケア商品を新発売した。認知拡大を目指し、広告を出稿したのはInstagramやTwitterだ。その結果、売り上げは3倍に増加した。消費者の心を動かしたのは、内容の「正直さ」だった。 木村石鹸工業(大阪府八尾市)に、2019年に中途で入社したばかりの広報・マーケティング担当、鹿嶋友莉江氏は困っていた。 <前回(第3回)はこちら> 同社は、せっけんメーカーとして初のヘアケア商品「12/JU-NI(ジューニ)シャンプー&コンディショナー」を開発。19年12月に開始したクラウドファンディングでの先行発売では、目標金額30万円を大きく上回る510万円の支援金が集まったが、その後、売り上げは伸び悩んでいた。 「商品の知名度もブランドの知名度もない。さらにジューニ シャンプーは、ターゲットやコンセプトありきで開発した商品ではなく

    「これは広告です」老舗町工場が正直すぎるSNS広告で売り上げ3倍
  • 音声文字起こしサービス徹底検証 ベストな選択はこれだ!

    話した言葉をテキストデータに変換できる「音声文字起こしサービス」。テレワーク時代の情報共有ツールとして大いに役立つものの、気になるのはその実用性だ。発言の認識精度に加え、大まかな流れや会話の文脈を後から振り返るのに使えるのかどうか。主要な7つのサービスを使用し、比較した。 ※日経トレンディ2021年5月号の記事を再構成 ディープラーニングやビッグデータの活用が進み、音声認識の精度が大きく向上。話した言葉をテキストデータに変換できる「音声文字起こしサービス」が相次いで登場している。 会議の内容を振り返ったり、他の人にシェアしたりなど、テレワーク時代の情報共有ツールとして注目されているこれらのサービスは、どこまで実用的なのか。主要な7つのサービスを実際に使い、比較してみた。

    音声文字起こしサービス徹底検証 ベストな選択はこれだ!
  • グーグルが提唱「パルス消費」 スマホ世代の消費行動の新事実

    グーグルの日法人グーグル(東京・渋谷)は、スマホを操作中に瞬間的に物が買いたくなり、商品を見つけ、購入まで終わらせる消費行動を「パルス消費」と名付けた。同社はさらに調査を進めた結果、パルス(買いたい気持ち)の発生と実際の購入時期との間に時間差があることを突き止めた。 グーグルが発表した「パルス型消費行動」は、従来の「ジャーニー型消費行動」が全く当てはまらない、スマホ世代の消費行動だ(写真/Shutterstock) 従来の手法が通用しない新しい購入決定プロセス スマートフォンの普及とテクノロジーの発展により、消費者の行動に大きな変化が起きている。その1つがグーグルが2019年6月に発表した「パルス消費」だ。ここでいう「パルス」とは、消費者の中に突如として湧き上がる「買いたい気持ち」のこと。つまりパルス消費とは「スマホを操作しているときに、突発的に買いたい気持ちが高まり、商材を発見した瞬

    グーグルが提唱「パルス消費」 スマホ世代の消費行動の新事実
  • 洗う手間なし 日本初「ワイシャツサブスク」が成功し続ける3つの理由

    多くの家庭が日々の暮らしで困っていることを解決する、開始から4年も続く人気のサブスクリプションサービスがある。それが、クリーニング付きでワイシャツを宅配で貸し出す「ワイクリン」だ。ものを扱うサブスクとしては最古参組と言えるこのサービスは今なお堅調に利用者を増やしている。人気の秘密を探ると「成功するサブスク」を実現する3つのヒントが隠されていた。 「ワイクリン」は合計40枚のワイシャツをワンセットにして管理し、毎月20枚ずつ借りて、しかもクリーニングまでしてもらえる日初のサブスクサービスだ(写真/NextR) 「奇抜な機能で話題作りをするのではなく、とにかく地道にサービスの質を高め続けること。4年近くもサブスク事業を続けてこられたのは、そこに尽きる」。通信業界から脱サラしてワイクリン事業を立ち上げたNextR(東京・江東)代表取締役の長尾淳氏。社名に「次のレンタル」という意味を込めたように

    洗う手間なし 日本初「ワイシャツサブスク」が成功し続ける3つの理由
  • 知られざる超人気歌手「まふまふ」 2020年に大ブレイクへ

    ※日経トレンディ 2019年12月号の記事を再構成 日経トレンディが選んだ「2020年ヒット予測ランキング」6位は「まふまふ」。まふまふはネットが主戦場の“ひきこもり”。ただし、人気は「ドーム級」。強い共感を生む歌詞で若者の支持を集める「知られざる超人気アーティスト」の革命を3月、大衆が目の当たりにする。 【6位】“ひきこもり”の旗手 まふまふ 知られざる超人気アーティストの存在を、大衆が目の当たりにする 一人の“ひきこもり”が2020年、東京ドームで革命を起こす。その名はまふまふ。ネットを中心に活動してきた、音楽アーティストだ。 彼の出発点となったのは、ニコニコ動画などにある「歌ってみた」という動画投稿の文化。初音ミクなどのボーカロイドが歌うことを前提に作られ、人が歌うには難しい音域やテンポの「ボカロ曲」を歌いこなす技巧などを披露する場だ。のどに覚えのある若者たちがここに集まり、まふまふ

    知られざる超人気歌手「まふまふ」 2020年に大ブレイクへ
  • アップル、4年半越し悲願 腕時計「常時点灯」が持つ本当の意味

    2019年9月11日(日時間)、米アップルが新型iPhoneiPad、新しいサブスクリプションサービスを発表した。1時間40分ほどかけて盛りだくさんの内容を詰め込んだ発表会で、実は約20分ほどかけてたっぷり説明したのが新型のApple Watchについてだ。その裏には、この製品にかける同社の並々ならぬ思いが透けて見える。 「Apple Watchは何百万、何千万人の腕の上で健康やフィットネス、コミュニケーションに革新をもたらしている。今や、世界中のあらゆるところで幾多の新しい変化が起こっている」。2019年9月11日(日時間)、米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、自社のスマートウオッチをこう自画自賛した。ここ数年、スマートフォンと同時にスマートウオッチの新型を発表する同社。今年も「Apple Watch Series 5」を9月20日に市場へ投入することを明らかにし

    アップル、4年半越し悲願 腕時計「常時点灯」が持つ本当の意味
  • 深夜でも荷物を受け取れる ヤマト「業界初セルフ型店舗」の衝撃

    ヤマト運輸は2019年5月30日、24時間いつでも誰とも顔を合わせることなく荷物の受け取りや発送ができるセルフ型店舗「クロネコスタンド」を東京江東区にオープンした。ユーザーの利便性を高めるとともに、再配達を減らし、人手不足の解消に役立てたい考えだ。 経済産業省が発表した「電子商取引に関する市場調査」によると、2018年の日国内の消費者向け電子商取引の市場規模は、18.0兆円(前年16.5兆円、前年比8.96%増)に拡大。インターネットを使って物品を購入することは、もはや珍しいことではなく、人々の日常に浸透している。 ネット通販が年々増加する一方で、物流業界の慢性的な人手不足が問題になっている(関連特集「再配達撲滅 ネット通販「物流」革命」)。受取人の不在による再配達の増加が最大の要因だ。今回のクロネコスタンドを利用すれば、配達員が何度も再配達に訪れたり、利用者と電話でやりとりする必要がな

    深夜でも荷物を受け取れる ヤマト「業界初セルフ型店舗」の衝撃
  • 無印良品が売る「小屋」に問い合わせ相次ぐ 狙いは二拠点生活者

    無印良品」のブランドで生活雑貨や料品など、衣住にまつわるあらゆるジャンルに進出している良品計画。同社が住領域の新たな商品として手がけたのは、6畳ほどの簡素な「小屋」だ。 「無印良品の小屋」(材料費、施工費込みで税込み300万円~)。「無印良品銀座」など、全国約5店舗で取り扱い。沖縄県を除く46都道府県で建築可能だが、積雪量などの気象条件によっては建てられない場合もある 6畳弱、掃き出し窓と窓のみの「小屋」 「無印良品の小屋」は室内の広さ約9.1平方メートル。およそ6畳のワンルームで正面に大きな掃き出し窓、奥に小さな窓があるだけだ。価格は材料費と施工費込みで税込み300万円から。断熱仕様や防犯ガラスを使った防犯仕様も選べる。2017年4月に関東近郊エリア限定で発売したところ、全国各地から問い合わせが相次ぎ、19年4月から沖縄県を除く46都道府県に販売エリアを拡大した。 オプションで電源

    無印良品が売る「小屋」に問い合わせ相次ぐ 狙いは二拠点生活者
  • 格安「1人焼肉店」躍進 高回転の秘密は“居酒屋使い”回避策

    ※日経トレンディ 2019年6月号の記事を再構成 焼き肉は「ハレ」の日の事。そんな概念を覆し、昼夜問わず定屋のように入れる新感覚の焼肉店が人気だ。2018年8月に東京・新橋に1号店がオープンした「焼肉ライク」は、既に国内外に10店舗を展開。今後5年で300店舗体制を目指し、一気に出店攻勢を仕掛ける。

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  • 「Zenly」で友達に位置情報を全見せ 女子高生など若者が夢中

    通信環境と端末の進化によって、SNSは文字から画像、動画をシェアするツールに変化した。動画時代を謳歌する10代はさらに新たなコンテンツを共有している。それが位置情報だ。常に相手とつながり続けることに抵抗はないのか。垣間見えたのは「今どこ?」の連絡すら面倒と感じる若者の心理だった。 アクションしなくても位置情報が伝えられる 自分の知り合いが今どこにいるのか、地図上で24時間確認できるアプリがある。それが「Zenly(ゼンリー)」だ。2019年5月21日現在、Android版のダウンロード数は500万を突破し、App Storeでもソーシャルネットワーキング部門のランキングLINEに次いで第2位につけている。 Zenlyは2015年にフランスZenly社が開発した、電話番号やIDをベースにつながった人の現在地を確認できる位置情報共有アプリ。FacebookやWeChatにも位置情報を共有し、

    「Zenly」で友達に位置情報を全見せ 女子高生など若者が夢中
  • 超小型無人コンビニが東京でひそかに増殖 狙うは10兆円市場

    人手不足やドラッグストアの“越境”により成長に陰りが見え始めたコンビニ市場。そんななか、スタートアップ企業が開発した異色のキャッシュレス無人コンビニが、マンションへの展開を開始。コンビニよりも消費者に近い“小商圏”を発掘し、新市場の創造を狙う。 次世代型の小売業態としてひそかに増殖しつつあるのが、スタートアップの600(東京・中央)が開発したキャッシュレス無人コンビニ「600」だ。2018年6月のサービス格スタートから1年弱で東京都内のオフィスを中心に、約50カ所に設置され、KDDIやLINEといった大手から、BASE、Gunosyなどのベンチャーまで幅広い企業で利用されている。 19年8月にはついに、マンションへの展開をスタート。第1弾として、新日鉄興和不動産の分譲マンション「リビオレゾン板橋町ステーションサイド」(東京・板橋、総戸数95戸)に付帯サービスとして導入される。マンション

    超小型無人コンビニが東京でひそかに増殖 狙うは10兆円市場
  • 新卒1人でできたチャットボット設置 マネックスの運用法

    Webページに用意されているFAQの内容をベースとした問題解決型のチャットボットなら、構築までの手間は比較的少ない。マネックス証券では金融サービスの初心者に向け、自己解決の手段を提供するため、担当者がほぼ一人でAI人工知能)ボットを立ち上げ、1日20分のメンテナンス時間で運用している。 スパルタなのか、野放しなのか。新卒でマネックス証券に入社したばかりの日俣直彦氏が「主担当としてチャットボットを開発せよ」と業務上のミッションを与えられたのは、ユーザーサポートの部門に配属となってから、わずか2カ月後の2017年11月だった。 来であれば30~40代以上の中堅社員が担う仕事だったのかもしれない。それでも「中高年の担当者が、昔取ったきねづかで自分の知識の範囲でなんとかするというよりも、柔軟な発想で素早く立ち上げる若い力に託した」(マネックス証券 東京コンタクトセンター長の広畑美弥子氏)という

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  • MaaSのビジネスモデルを徹底図解 「定額乗り放題」で激震走る?

    「100年に1度」の変革期にあるモビリティ業界。CASE(Connected, Autonomous, Shared/Service, Electric)や、MaaS(Mobility as a Service)などのビジネスキーワードが飛び交い、新たなビジネスモデルの構築が急務になっている。連載は、ドイツ系自動車部品メーカー・ボッシュの若手リーダーが、業界の“中の人”の視点から将来のモビリティ社会を考察。自動運転や新機軸のモビリティサービスについて、お金の流れ、情報の流れ、モビリティサービスの流れに着目したビジネスモデル図解を作成し、分かりやすく解説する。

    MaaSのビジネスモデルを徹底図解 「定額乗り放題」で激震走る?
  • 僅か100万円で開発した「Amazon Go」型店舗 その意外な仕組み

    欲しい商品を手に取り、店を出れば支払いが終了──。米アマゾン・ドット・コムがレジなしコンビニ「Amazon Go」を一般向けに開業して以降、その驚異の買い物体験は大きな話題となり、さまざまな企業が 「ウオークスルー(通り抜けるだけで決済が完了する)」を実用化しようと開発競争を繰り広げている。しかし、手に取った商品を正確に認識して決済まで持っていく精度の問題や、膨大なコストなどの面から実際の店舗に導入されているケースは非常に少ない。 そんななか、「完全キャッシュレス」「レジなし」「ウオークスルー」を実現したAmazon Go型カフェが2019年2月、東京・秋葉原にオープンした。システム開発のクラスメソッド(東京・千代田)が運営する「Developers.IO CAFE」だ。

    僅か100万円で開発した「Amazon Go」型店舗 その意外な仕組み
  • ワークマン驚異の原価率65% アマゾンに定価で勝てるモノづくり

    職人御用達のイメージが強かったワークマンが、時代の先端に躍り出た。2018年9月、一般向けの新業態「ワークマンプラス」の出店を開始。プロ品質のカジュアルウエアが激安価格で並び、ワークマンから縁遠かった消費者が飛びついた。他社がまねできない安さは、綿密な計算の上に成り立っている。 日経トレンディ「2019年ヒット商品ベスト30」1位に「ワークマン」が選ばれた。「ポストユニクロ」との評価も高い同社の強さの秘密に迫った特集記事を紹介する。(2019年11月1日追記) 知られざるベストセラーがある。ワークマンの商品カタログだ。発行部数は約40万部。春夏と秋冬で商品を入れ替えるため、年間80万部を発行している。 このカタログはインターネット上でも公開しており、「ネットではそれ以上の方が見ている。しかも全100ページ程のうち8割のページが読まれている」。こう語るのは、ワークマンの土屋哲雄常務だ。カタロ

    ワークマン驚異の原価率65% アマゾンに定価で勝てるモノづくり
  • 月4万円で多拠点住み放題に1100人超が応募 空き家問題に挑む

    「全国好きな場所を移動しながら仕事、生活したい」、そんなライフスタイルをかなえるサブスクリプションサービスが登場する。2019年4月に始まる「ADDress」は、地方の空き家や遊休別荘を募って改装した物件に月額4万円で住み放題になる。“多拠点コリビング”と名付けられた事業の要は何だろうか。 一つの住居を複数人で共有して暮らす「シェアハウス」、オフィス環境を共有してパソコン作業や打ち合わせなどに使える「コワーキングスペース」が、若者層を中心に浸透して利用が進んでいる。 ただ、シェアハウスは基的に一拠点の契約で場所に縛られる。またコワーキングスペースは複数拠点が使い放題になるプランもあるが、寝泊まりはできないといった制約がある。 「全国好きな場所を移動しながら仕事、生活したい」「週末は都心を離れて田舎暮らしや読書を楽しみたい」──。そんな希望がかなう、シェアハウスとコワーキングスペースの“い

    月4万円で多拠点住み放題に1100人超が応募 空き家問題に挑む
  • 30年越しの夢 ナイキ「スマート靴」の衝撃

    その時々で自分が求めるフィットに変えられる“リアルタイムパーソナライズ”が現実に――。ナイキのスマートシューズ「ナイキ アダプトBB」は自動で個々人に合ったフィットに調整できるだけではなかった。 のフィット感を自分好みに調整できる――。ナイキが3月中旬に発売するシューズ「ナイキ アダプトBB」(以下、アダプトBB)の大きな特徴はパワーレース(自動ひも調整)機能を搭載し、個々人に合ったフィットに調整できること。つまりフィットのパーソナライズだ。 特集の第1回で述べたとおり、パワーレース機能を搭載したシューズは、同社が2017年に発売した「ナイキ ハイパーアダプト1.0」もある。しかし、実際に履いてみると、両者の履き心地は全く異なる。ハイパーアダプト1.0が足の甲の部分を中心に締まる従来のひもを締めるのと似た感覚なのに対し、アダプトBBはかかとを中心にがっちり固められるという印象。文字通

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