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ブックマーク / xtech.nikkei.com (40)

  • テスト駆動開発とマイクロサービスのせいで短命に終わったスマホゲームの話

    「悪い方が良い」原則をご存じだろうか? プログラミング言語「Common Lisp」の開発に携わったことでも知られるソフトウエア技術者リチャード・ガブリエル(Richard Gabriel)氏が1990年に発表した有名なエッセイ「The Rise of ``Worse is Better''」で主張したソフトウエア開発の考え方だ。 このエッセイでガブリエル氏は、美しく完全に設計・実装されるより、単純で雑に設計・実装されたソフトウエアの方が良いと説く。彼は前者を「正しいやり方」「MIT/スタンフォード式」、後者を「悪い方がよい原則」「ニュージャージー式」と呼び、ニュージャージー式がいかに優れているか様々な事例を挙げて説明する。 これは一見とても奇妙に聞こえる。 ソフトウエア開発では通常「美しい設計」や「美しいコード」が尊まれる。「車輪の再発明はするな」とか、「階層構造に分けて、要素をいつでも

    テスト駆動開発とマイクロサービスのせいで短命に終わったスマホゲームの話
  • AlphaGoの「圧勝」から見えた、ディープラーニングの強みと課題

    グーグルの研究部門であるGoogle DeepMindが開発した囲碁AI人工知能)「AlphaGo」と、韓国のプロ棋士イ・セドル氏が2016年3月9日~15日に韓国で実施した五番勝負は、イ・セドル氏が第四局で一矢を報いたものの、4勝1敗でAlphaGoの圧勝に終わった。この五番勝負は、第三次AIブームを牽引するディープラーニング(多層のニューラルネットによる機械学習)のデモンストレーションという枠を超え、その強みと弱点、ビジネス応用の方向性を浮き彫りにした。 今回の五番勝負が改めて示したディープラーニングの強みは、このAI技術が用途によらず、極めて汎用的に使えるという点だ。 AlphaGoのソフトウエアには、囲碁のルールすら組み込まれていない。過去の棋譜をニューラルネットに入力する「教師あり学習」と、勝利を報酬に囲碁AI同士を対局させて鍛える「強化学習(教師なし学習)」だけで、世界最強

    AlphaGoの「圧勝」から見えた、ディープラーニングの強みと課題
    simomm
    simomm 2016/03/16
    ディープラーニングは適切な入力データと教師データ、報酬データを用意できれば威力を発揮できる
  • 「新3種の神器」で開発現場を改革しよう

    プロジェクト管理(PM)ツールや情報共有ツール、継続的インテグレーション(CI)ツール、継続的デリバリー(CD)ツールの導入状況は、どうなっているのか?」。 この実態を明らかにすべく、日経SYSTEMS編集部では3月15日から4月18日にかけて「開発支援ツール徹底調査2013」を実施した。同調査は以前の記者の眼で協力をお願いしたものだが、結果が出そろったので、ここに詳細を報告したい。 なお、調査ではカテゴリーを「PM/情報共有ツール」「CI/CDツール」の2つに分けて、カテゴリーごとに利用状況や利用しているツール名、利用開始時期などを尋ねている。有効回答件数は1532件となった。 PM/情報共有ツールは使い分けが進む まずは、PM/情報共有ツールの調査結果から見ていこう。直近2年間でPM/情報共有ツールを利用したことがあるという回答は、846件に当たる55.2%だった。回答者の2人に1人

    「新3種の神器」で開発現場を改革しよう
  • UXデザイナーってどんな職種?

    UXデザイナー募集!」 IT企業の採用情報で、こんな言葉を見ることが増えてきた。例えば検索サイトで「UXデザイナー 求人」と検索すると、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)企業やスマートフォンアプリのベンダーを中心に、求人サイトがずらりと並ぶ。 UX、つまりユーザーエクスペリエンスを一言でいえば、製品やサービスが利用者にもたらす「体験」のことである。使い勝手の良さ(ユーザビリティ)に加えて、使うことによる楽しさ、心地良さ、感動、愛着、行動の変化、はてはインスピレーションの喚起なども含まれる。優れたUXを提供するシステムを設計できる能力、それがUXデザイナーということになる。 UXの詳しい定義については、2010年にドイツで行われたUXセミナーの成果をまとめた「UX白書」(日語訳)や、人間中心設計(ユーザー中心設計)の国際規格「ISO9241-210(ISO13407改訂版)

    UXデザイナーってどんな職種?
  • 新顔と大手が躍進、「第3回クラウドランキング」を発表

    日経コンピュータとITproは2011年9月27日、第3回「クラウドランキング」を発表した。クラウドコンピューティングに関連するビジネスを手掛ける企業のイメージと、各社が提供するクラウドサービスの品質を調べ、その結果をまとめたものだ。 第3回クラウドランキングでは、クラウドらしい特徴を備え、企業にとって特に役立つと判断した41サービスを「ベストサービス」に、クラウド関連企業としての認知度が高いと判断した12社を「ベストブランド」に選出した。 調査は、2011年7月に実施した。クラウド関連を早くから手掛ける外資系企業が強さを発揮する一方で、出遅れていた大手IT企業も多く顔を出すようになった。ネット企業のように、これまでは企業のシステム基盤とはやや縁遠かった“新顔”も登場した(第3回クラウドランキングの詳細は、日経コンピュータ2011年9月29日号を参照)。 7分野41サービスが「ベストサービ

    新顔と大手が躍進、「第3回クラウドランキング」を発表
  • PayPal、デジタルアイテム決済用などサービス強化を発表

    米eBay傘下のPayPalは米国時間2010年10月26日、同社のオンライン決済プラットフォームを活用したサードパーティー向けサービス拡充を発表した。開発者向けネットワーク「PayPal X」において、デジタルアイテム販売やモバイル決済向けの新たな機能を提供する。 デジタルアイテム販売向け決済機能「PayPal for Digital Goods」では、PayPalアカウントを所持しているユーザーが、ゲーム、ニュース、音楽、ビデオ関連サイトなどを離れることなく、短い手順でデジタルアイテムやコンテンツの購入決済を実施できるようにする。 PayPalの少額決済システムをベースにしており、12ドル未満の決済の場合、PayPalは基手数料5セントと売上の5%を徴収する。今秋終わりごろに利用可能になる予定で、米Facebookが「Facebook」サイト内のアイテム販売に同機能を導入する計画を表

    PayPal、デジタルアイテム決済用などサービス強化を発表
  • Androidがシェア拡大、米国のスマートフォン市場

    米comScoreは米国時間2010年7月8日、米国携帯電話市場に関する調査結果を発表した。それによると、スマートフォン向けプラットフォームでは、米Googleの「Android」がシェアを伸ばしているという。 2010年3~5月における13歳以上の米国スマートフォンユーザーは4910万人(3カ月の移動平均、以下同様)で、2009年12月~2010年2月と比べ8.1%増加した。プラットフォームの首位はカナダResearch in Motion(RIM)が維持し、シェア41.7%を占めた。米Appleが24.4%で2位、米Microsoftが13.2%で3位につけた。4位はGoogleで13.0%、5位は米Palmで4.8%だった。トップ5のうちGoogleは2月調査時と比べてシェアを4.0ポイント伸ばしたが、他社は軒並み縮小した。 携帯電話全体で見た場合、13歳以上のユーザーは2億3400

    Androidがシェア拡大、米国のスマートフォン市場
  • iPadユーザーの75%が35歳以上、米アドモブが調査

    米アドモブは、米アップルのタブレット型コンピュータ「iPad」ユーザーの利用実態調査を実施した。 調査によると、ユーザー属性については73%が男性で、年齢別では45~54歳の比率が最も大きく、続いて55歳以上、35~44歳の順である。35歳以上のユーザー比率は75%に達する。 世帯収入別では、全調査対象の74%が年収7万5000ドル以上、36%が同10万ドル以上。高収入世帯の利用が中心であることが分かる。 調査では、ほかに利用しているモバイル端末についても聞いている。半数以上がiPhoneユーザーであり、38%はiPod touchを所有している。Android端末との重複は少なく、7%だけだった。BlackBerryユーザーは18%である。 アプリケーション・ソフトウエアの購入状況については、80%が4個以上のアプリを発売後1カ月でダウンロードしたという。74%のユーザーは少なくとも1個

    iPadユーザーの75%が35歳以上、米アドモブが調査
  • “変なソフト”として進化する人気Android日本語入力「Simeji」

    語圏のAndroid搭載スマートフォン利用者にとって、最も知名度が高いアプリケーションの一つが日本語入力ソフトSimejiである(写真1、写真2、写真3)。日で発売されるAndroid搭載スマートフォンには日本語入力ソフトがあらかじめインストールされているが、それにもかかわらず“草の根”のソフトであるSimejiの人気は高い。Android Marketの表示によれば、記事執筆時点で5万~20万ダウンロードという実績を持つ。

    “変なソフト”として進化する人気Android日本語入力「Simeji」
  • Google、画像検索エンジンのPlinkを買収、「Google Goggles」を強化へ

    画像検索エンジンを開発する英Plinkは英国時間2010年4月12日、米Googleが同社を買収したことを明らかにした。GoogleはPlink買収により、モバイル向け画像検索ツール「Google Goggles」を強化する。 Plinkは設立4カ月の新興会社で、ユーザーが携帯電話のカメラで撮影した絵画などをアップロードすると、それを識別して作品名やその作品の関連情報を提示するモバイルアプリケーション「Plink Art」を手がけている。今後はGoogle Gogglesチームの開発に加わる。Plink Artは従来通りダウンロード提供し、現状のまま利用可能だが、アップデートは行わない。 Google Gogglesは、Googleが昨年12月に同社のテストサイト「Google Labs」で公開したサービス(関連記事:Googleがモバイル検索を拡充,「撮影したもの」を検索可能に)。検索対

    Google、画像検索エンジンのPlinkを買収、「Google Goggles」を強化へ
  • ソースコードから見るグーグル気質、規律を持つ気さくな開発者集団

    グーグルはWebブラウザ「Google Chrome」など100種類を超えるオープンソースプロジェクトを社外に公開している。「Google Code」という開発者向けWebサイトでは、ソースコードだけでなく、グーグル社員同士のやり取りや仕事の進め方まで公開されている。そこから垣間見えるグーグル気質を分析する。(日経コンピュータ) グーグルのことを、「『世界中の情報を整理する』という大きな野心に向けて突き進むエリート集団」と思っている読者も多いだろう。そのような会社のプログラマであれば、書いたソースコードも厳しい規律に従う秩序だったものに違いない、と思うのが自然だ。 確かに、グーグルの開発スタイルの厳格さはよく知られている。例えば、グーグル法人の鵜飼文敏氏が行った講演を見ると、同社は、デザインドキュメント(コーディングの前に設計情報を文書化するプロセス)、コードレビュー(他のチームメンバ

    ソースコードから見るグーグル気質、規律を持つ気さくな開発者集団
  • グーグルは“異形”のメーカー。ここが違う10個のポイント

    グーグルは世界有数のハードウエアメーカーであり、ソフトウエアメーカーである。1990年代末に他に先駆けて「情報爆発」に直面し、いち早くそれに対応したグーグルのコンピュータは、従来のコンピューティングと比較すると常識外れにすら見える進化を遂げた。グーグルコンピューティングの特異さを10個紹介しよう。 (1)自前主義 グーグルは売上高を見ると「広告会社」だが、その実態は7000人を超えるエンジニアを抱える世界有数のメーカーである。しかもそのコンピューティングのあり方は、従来型のそれと大きく異なる(図1)。グーグルが“異形”のメーカーなのは、同社がハードもソフトも自前主義を貫いているからだ。 使用するサーバーはすべて自社開発だ。一部報道では、グーグルは台数ベースで米デルや米ヒューレット・パッカード(HP)に次ぐ「世界第3位」のサーバーメーカーだという。 サーバーだけではない。2007年、大手ネッ

    グーグルは“異形”のメーカー。ここが違う10個のポイント
  • 第1回 マッシュアップを取り巻く情報格差

    研究所では、日海外IT技術およびその利用方法を比較し、両者の間にある情報格差について考えていきたいと思う。ただ最初に誤解のないように言っておくが、情報格差は日だけにあるわけではない。しかし、日の状況を正しく把握するためには、日がどんな状況にあるかを知り、海外と比較していくことが重要である。 第1回は、システムの統合あるいはデータをマッシュアップする上で、日海外ではどれだけの差があるのか。また、その情報をなぜ日人は知らないのか、について検証していこうと思う。システム化で目指すイメージは、日海外も同じものだ(図1)。日でも南澤宣郎氏が、インターネットがなかった1978年に、マッシュアップの原型のようなことは示している。 日の医療システムを考える 具体的な例として、日の医療システムについて考えてみよう。 医療システムといえばみなさんは、電子カルテを思い浮かべるのでは

    第1回 マッシュアップを取り巻く情報格差
    simomm
    simomm 2009/04/01
    ビジネス・インテリジェンス dbMotionという医療に特化した会社
  • “雲”の中にサーバーは何台あるか

    Microsoftの中央研究所「Microsoft Research」の統括責任者であるRichard Rashid氏によれば「世界で出荷されるサーバーの20%を、わずか4社が購入している」そうだ。2009年3月6日に英フィナンシャルタイムズがWebで伝えた。米IDCが2月に発表した2008年通期の世界サーバー出荷台数は810万台なので、「わずか4社」が160万台のサーバーを購入した計算になる。 Rashid氏が挙げる4社とは、Microsoft、米Google、米Yahoo!、米Amazon.comだ。Rashid氏が所属するMicrosoft自身も2008年、米国シカゴに「コンテナ型データセンター」を格的に採用した大型データセンターを建造した。 シカゴデータセンターの様子は、同社のGlobal Foundation Services担当General ManagerであるMicha

    “雲”の中にサーバーは何台あるか
  • Windowsはどうやって起動しているのか?:ITprowsq

    Windows 2000/XPを搭載したパソコンが突然起動しなくなったら,どうすればいいだろうか。もちろん,Windows 2000/XPが起動するまでにはたくさんの段階を踏んでいるので,原因や復旧策を一言で表すことなど不可能だ。こういうときに役立つのは,ブート・プロセスに関する基礎知識である。どうやってWindowsが起動しているのかを知れば,トラブルの原因や対処法も見当が付くはずである。 パソコンの電源を入れれば,Windowsが起動(ブート)する。この極めて当たり前と思われる動作の中にも,実は複雑な処理が多数潜んでいる。例えば,あなたのWindowsパソコンが突然起動しなくなったとしよう(図1)。あなたはその原因の目星を付けられるだろうか? ブートに関するトラブルは案外多い。パソコンへの衝撃やハードディスク(HDD)の動作不良によってブートに必要なファイルが破損したり,ウイルスによっ

    Windowsはどうやって起動しているのか?:ITprowsq
  • テレビの視聴体験を根本から変えたい――。1週間全チャンネル録画機「SPIDER PRO」を作った理由(前編)

    ベンチャー企業のPTPが開発し,2007年から法人向けに販売を始めた「SPIDER PRO」は,8チャンネルの地上アナログ・テレビ放送を1週間分すべて録画できるいわゆる全チャンネル録画機である。インターネット常時接続環境で同社が提供する情報提供サービスと組み合わせて使うことを前提としており,過去1週間分の番組やCMを番組内容や出演者,製品名などを使って検索し,ユーザーが望むシーンを素早く探し出せる点が特徴だ。 同社は2008年4月時点で既に,SPIDER PROを約120社に提供している。今のところ,放送されたテレビ番組の内容を,業務として後から確認する必要がある広告代理店や企業の広報/宣伝部門,放送局や番組制作会社などが中心であるという。 ただし,ユーザーの中には少数であるが個人も含まれている。現時点のSPIDER PROは機能やサービスをプロ向けに絞っており,価格は決して安くない。加え

    テレビの視聴体験を根本から変えたい――。1週間全チャンネル録画機「SPIDER PRO」を作った理由(前編)
    simomm
    simomm 2008/06/08
    1週間全チャンネル録画機「SPIDER PRO」
  • 京セラ,インクジェット・ヘッド事業の可能性と参入意図を語る

    京セラは,商業印刷装置に向けたインクジェット・ヘッドを開発し,2008年4月から格的に事業展開を始める。商業印刷装置向けで同社は,熱転写方式のプリンター向けヘッド事業において「世界市場シェアは50%弱で業界トップ」(同社)だけでなく,電子写真方式向けでは感光体やLEDヘッドといった事業も展開している。今回のインクジェット・ヘッドを加えることで,商業印刷装置に関連する事業をさらに強化する。インクジェット・ヘッド事業を参入する意図や新開発ヘッドの特徴を,同社 インクジェット事業部 事業部長の酒井久満氏と薄膜部品事業部 薄膜部品営業部 プリンティングデバイス営業部 副責任者の有馬純夫氏に聞いた。(聞き手=大久保 聡)

    京セラ,インクジェット・ヘッド事業の可能性と参入意図を語る
  • 日本の機能材料メーカーの国際競争力はなぜ高いのか

    液晶パネルなどの基幹部品では韓国メーカーに圧倒されているものの,それに使う高機能フィルムなどの材料については日メーカーは圧倒的な強さを誇っている。上流に遡るほど強さは増し,日メーカーでほぼ独占状態といった材料も少なくない。需要が旺盛なのにもかかわらず,こうした寡占状態が続いている背景には,そう簡単に他社がまねできない参入障壁がある。 日メーカーが強い理由を探る上で参考になるのが「アーキテクチャ論」である。材料の場合には,要求される機能と生産工程を結びつける「工程アーキテクチャ」が適用できる。その観点で見ると,機能材料は汎用材料と違って,各生産工程を調整しながら統合管理する「擦り合わせ型」であり,日メーカーが培ってきた組織能力と相性が良いことが分かる。加えて重要なのは,開発時には擦り合わせで高付加価値を狙うものの,製品時には標準グレードを中心とする「中擦り合わせ・外組み合わせ」の戦略

    日本の機能材料メーカーの国際競争力はなぜ高いのか
  • 米IBMが2層グラフェンで1/f雑音を大幅に抑制,ナノデバイス実現に道

    米IBM Corp.は2008年3月6日(米国時間),グラファイト(黒鉛)の1原子層に相当する「グラフェン」を2枚重ね合わせてトランジスタを試作したところ,ナノデバイス特有の1/f雑音を大幅に抑制できることを見いだしたと発表した(ニュース・リリース)。 グラフェンはナノサイズのトランジスタや回路を形成する「ポストSi材料」として世界中で研究されている。一般にナノデバイスでは寸法が小さくなるに連れて1/f雑音と呼ばれる制御不能な雑音が増え,S/Nが悪化する問題がある。この現象は「フーゲの法則」として知られており,グラフェンやカーボン・ナノチューブ,Si材料でも発生する。このため,1/f雑音の抑制はナノデバイスを実現する上で最も重要な課題の一つと考えられていた。 IBMは今回,グラフェン1層でトランジスタを試作し,このデバイスがフーゲの法則に従っていることを確認した。一方,重なり合った2層のグ

    米IBMが2層グラフェンで1/f雑音を大幅に抑制,ナノデバイス実現に道
  • ハードウエアも「あちら側」? Amazonが格安で提供する仮想サーバーとは?

    Googleに代表されるようなネット・サービスは今年に入っても隆盛である。それはYouTubeのような動画共有や,MySpaceのようなSNS,地図,ソーシャル・ブックマークと百花繚乱(りょうらん)。写真共有,ニュース・アグリゲーション,検索,ポータルといった分野でも新サービスが続々登場している。 大変活気づいているネット業界だが,そうしたなか,新興のサービス提供会社を支えている注目のサーバー・サービスがある。米Amazon.comが昨年8月に始めた「Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)」(関連記事)だ。このEC2は一言でいえば「仮想レンタル・サーバー」。一般的なレンタル・サーバーのように特定のマシンを顧客に貸し出すのではなく,Amazonが自社サービスのために構築したサーバー環境を論理サーバーとして単位(インスタンス)ごとにレンタルするというものである。まだ

    ハードウエアも「あちら側」? Amazonが格安で提供する仮想サーバーとは?