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戦後、ドイツで禁書となってきた独裁者、ヒトラーの著書「わが闘争」の再出版をめぐり、「極右のネオナチが喜ぶだけで出版は危険」「学術目的には必要」と同国で議論になっている。ユダヤ人虐殺につながった差別思想が色濃い本だけに、戦後70年近くたち、著作権切れを前にしてなお賛否が割れている。【ベルリン篠田航一】 「わが闘争」は1925年に上巻、27年に下巻が刊行された。反ユダヤ主義などヒトラーの持論に加え、大衆を扇動するノウハウについても記述されている。33年にナチスが政権を取ってからは「聖典」化し、学校の授業で使われたほか、新婚家庭にも配布された。45年の終戦まで1000万部以上が出版されている。 著作権は現在、ヒトラーが生前に住民登録をしていたバイエルン州が保有。ドイツでは作者の死後70年間、著作権が保障されるため、45年に自殺したヒトラーの著書は2015年いっぱいで「期限切れ」を迎える。 同州は
【ベルリン篠田航一】ドイツ南部バイエルン州ブンジーデルにあったナチス副総統ルドルフ・ヘス(1894~1987年)の墓が先月、撤去された。墓は長年、過激な極右集団ネオナチが「聖地」として頻繁に訪れる巡礼先になっていたため、墓地を管理する教会が、巡礼地化阻止に踏み切った格好だ。だがその後、教会関係者らにネオナチから脅迫状が届く事態になり、地元警察は警戒を強めている。 ヘスはヒトラーの腹心で、第二次大戦後の戦犯裁判で「人道に対する罪」などで終身刑の判決を受け、ベルリンの刑務所に収監された。93歳で獄中自殺したが、ナチス幹部の中では最後まで生存した一人としてネオナチから神聖視され、墓は長年、巡礼先になっていた。 教会は遺族の承諾を得て先月20日に墓を掘り起こし、遺骨を灰にしたうえで海に散布した。この措置に対し、ネオナチ約250人が先月30日、市内で抗議集会を開催。大きな混乱はなかったが、地元警察は
ナチス・ドイツの独裁者ヒトラー(1889~1945年)の故郷として知られるオーストリア中部ブラウナウ市の議会は9日までに、ヒトラーの死から66年を経て名誉市民の称号を取り消した。同国各地の自治体では今年に入り、称号が取り消されていない疑いが浮上し、ブラウナウ市も調査を進めていた。オーストリア通信が伝えた。 調査の結果、ヒトラーが生まれた地区が、ドイツの首相にヒトラーが就任した1933年に名誉市民の称号を贈っていたことが判明した。この地区はドイツがオーストリアを併合した翌年の39年、ブラウナウ市に編入されたという。市議会は7日、全会一致で取り消しを決めた。 オーストリアでは併合時、多くの自治体がヒトラーに名誉市民の称号を授与した。今春、野党「緑の党」が称号問題を提起し、各地の自治体が過去の記録を調べ直す事態に発展。東部アムシュテッテンの市議会は5月、称号剥奪を決議し、南部クラーゲンフルト市で
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