作中では、アジアの軍事独裁国家が近隣諸国を侵略していく姿が描かれる。アメリカの衰退と共に、国連も力を失い、もはや、その軍事独裁国家の暴走を止める抑止力は存在しない。やがて日本にも武力侵攻がおよぶ──。 平和憲法の名の下に現実の国際情勢から目を背け続けてきた日本は、軍事独裁国家の明白な侵略行為に対しても無策のまま。アメリカの空母が日本近海で攻撃を受けるが、集団的自衛権を認めていない日本政府は何の手を打つこともできない。その後、安全保障の要であった日米安保条約は破棄され、ついに日本は武力侵攻を受ける。 本作で示された上陸ポイントは、沖縄、北九州、対馬、出雲、新潟。はたして、この予言は現実のものとなるのか? また現在の超大国アメリカ合衆国は、超大国から一強国へと転落する姿も。もはや「世界の警察」ではなくなっている。同時に、アメリカが支えていた国際連合も有名無実な存在に。 一方、アジアの大国が経済