のリスクが高まるとされる「シンドローム」はおなか周りの基準が大きな目安になってきた。 ところが、いまの基準では多くの人のリスクが見逃されているとの研究結果を新潟大のチームがまとめ、論文を発表した。現在の女性の腹囲を90センチから77センチに見直すべきだなどとするあらたな基準案を示している。 研究チームが、最新データで分析すると、実際に心筋梗塞(こうそく)や脳卒中などの「心血管病」を起こした女性の9割、男性の7割が現在の基準値ではメタボに該当せず、リスクが見逃されていたという。 メタボ基準は、一部項目の値などを修正した形で国の特定健診(メタボ健診)・特定保健指導に使われている。基準をめぐっては、女性の腹囲の値が、男性(現状85センチ以上)より高いことなどに、基準が公表された2005年当時から批判の声があった。 新潟大の血液・内分泌・代謝内科学分野の藤原和哉特任准教授、曽根博仁教授らは、メタボ
【北京共同】中国の原発が2022年に放出した排水に含まれる放射性物質トリチウムの量が、東京電力福島第1原発処理水の年間放出計画量の上限と比べて最大9倍に上ることが9日、中国の公式資料で明らかになった。処理水を「核汚染水」と呼んで海洋放出を非難する中国が相当量のトリチウムを放出してきたことが改めて浮き彫りになった。 【写真】中国の原発、処理水で上限超え トリチウム、7割の地点で 21年 中国は処理水には他の放射性物質も含まれるとして海洋放出に反対する立場を崩さず、日本と主張が平行線をたどっている。中国による日本産水産物の禁輸といった問題解決は困難な情勢だ。 公式資料は23年版の原子力専門書「中国核能年鑑」。22年の原発の運用状況や安全性のデータが記録されている。13原発計19カ所の観測地点で放射性物質を調べたところ7割以上に当たる15カ所の排水に含まれるトリチウムの量が、福島第1原発から放出
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