女子800メートル決勝で優勝したセメンヤ=上田潤撮影 女子800メートルは、今年に入って急に頭角を現した18歳のセメンヤが圧勝した。前回優勝のジェプコスゲイに2秒以上の大差をつけた。ただ、セメンヤに対しては、一気に記録を伸ばした7月のアフリカ・ジュニア選手権のころから、筋肉質の体形などをみて性別を疑う声が高まり始めている。マスコミの報道もあり、国際陸連は医学的な調査を現在進めている。 決勝を走り終えたセメンヤは記者会見も欠席。国際陸連のワイス事務局長は「まだ18歳のジュニア選手。自らの性別について質問に答えられるような状況ではない」と経緯を説明した。(酒瀬川亮介)