CAD/CAM、DCCおよび、産業用もしくは学術コンピュータシステム研究・開発分野で企業、研究機関、大学において開発に携わるユーザーを対象にした「Professional Solution Conference 2009」が5月29日開催された。同カンファレンスでは、基調講演として、2009年1月よりNVIDIAのChief Scientist & Sr. VP of Researchに就任したBill Dally氏が講演していたので、その模様をお伝えしたい。 パラレルコンピューティング世界への移行期 NVIDIAのChief Scientist & Sr. VP of ResearchであるBill Dally氏 Bill Dally氏が語るところによると、現在、コンピューティングの世界は「シリアルコンピューティングの世界からパラレルコンピューティングの世界へと移行期」にあり、将来のコン
●デスクトップやモバイルにも最適化した3レベルキャッシュ階層 Intelは4月頭に上海で開催する「Intel Developer Forum(IDF)」を前に、IDFのプレビューを発表した。その中で、Intelは今年(2008年)後半に登場する次期CPUマイクロアーキテクチャ「Nehalem(ネハーレン)」のより突っ込んだ概要や、その次に当たる「Sandy Bridge(サンディブリッジ)」、データ並列型のメニイコアCPU「Larrabee(ララビー)」などの情報もアップデートした。より詳細な情報はIDFで明らかにされる。 今回のプレビューでは、Intelが“マルチレベルの共有キャッシュ”と呼んでいた、Nehalemのキャッシュ階層についての詳細がさらに明らかになった。 Nehalemでは、L1、L2、L3の3階層のキャッシュ構成を取る。クアッドコア版のNehalemでは、各CPUコア毎に
写真1●Coreアーキテクチャを採用したデュアルコア・プロセッサ<br>ノート用の「Merom」,デスクトップ用の「Conroe」,サーバー用の「Woodcrest」。 米Intelは開発者向け会議「IDF(Intel Developer Forum)」で,同社製プロセッサのマイクロアーキテクチャを,熱効率のよいCoreアーキテクチャに全面移行することを明らかにした。また,Coreアーキテクチャの詳細も明らかにした(関連記事)。 これまでIntel製のプロセッサは,Pentium以来,マイクロアーキテクチャの世代が新しくなるにつれて1命令実行当たりの発熱量が多くなる傾向にあった。1993年のPentiumでは10強nJ(ナノジュール。ジュールは熱量の単位)/命令だったものが,1995年のPentium Proでは20強nJ/命令,2001年のPentium 4では約40nJ/命令になり,2
最初のPentiumが登場したのは1993年。Pentiumの名を冠したCPUは、それから12年間進化を続けましたが、2005年発表のPentium Dがシリーズの最後のCPUとなり、2006年にはPC向けプロセッサの主力はCoreシリーズにバトンタッチすることになりました。これまでのPentium 4とは大きく異なるアーキテクチャを採用することで、高性能と低消費電力を両立させたのがCoreシリーズです。2回連続で、Coreシリーズのアーキテクチャの秘密に迫ります。 Pentium 4やPentium Dは、NetBurst(ネットバースト)と呼ばれるマイクロアーキテクチャを採用してきました。最大3.8GHzという動作周波数を実現し、PC用のハイエンドCPUとして数多くのパソコンに採用されてきました。しかし、NetBurstには、電力効率が悪いという大きな弱点があったのです。Pentium
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