野田 「特集『キャッチ!インサイト』。 今日(30日)は、香港の行政長官選挙について取り上げます。 行政長官を選ぶ選挙制度の改革を巡って、民主派の市民団体が、一般市民も立候補できる独自の改革案を示して模擬投票を行い、大勢の市民が参加しました。 そもそも行政長官の選出は、これまでどのように行われきたのでしょうか? まずはその仕組みについて、佐野さんに伝えてもらいます。」 佐野 「はい。 まず、行政長官に立候補することができる条件ですが、このようになっています。 香港特別行政区の永住権の取得者であること、かつ中国国籍の保有者であること、そして外国に居留権がない人、さらには満40歳以上で香港に20年以上居住していることが条件です。 そして選び方ですが、一般市民による選出、いわゆる『普通選挙』ではありません。 まず、議会にあたる立法会の議員や区議会の議員、そして全国人民代表大会・全人代の香港の
