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農林漁業とbookに関するsizukanayoruのブックマーク (8)

  • [書評]『サカナとヤクザ』 - 小木田順子|WEBRONZA - 朝日新聞社の言論サイト

    悪いのはカタギのほうだ 毎年夏、土用丑の日が近づき、コンビニやスーパーや牛丼チェーンがウナギを大々的に売り出すと、ニホンウナギは絶滅危惧種だというのにそんなことをしていていいのかと思う。そして最近は、土用丑の日が過ぎて消費期限切れになったウナギの大量廃棄が話題になることも多く、ますます疑念は強まっていた。 だが、私たちの罪深さはそんな疑念で済ませられるものではなかった。 『サカナとヤクザ――暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う』(鈴木智彦 著 小学館) 暴力団取材のプロ中のプロが今回ターゲットにしたのは「密漁」。アワビ、ナマコ(中国では「黒いダイヤ」と言われる高級材)、カニ、ウナギなど高級魚の密漁・密流通が暴力団の資金源になっている実態を追いかけ、北海道から築地、九州、台湾、香港まで、5年にわたって取材を続けた。 なんといっても、その取材の体当たりっぷりがすさまじい。三陸の密漁アワビ

    [書評]『サカナとヤクザ』 - 小木田順子|WEBRONZA - 朝日新聞社の言論サイト
  • 【読書感想】バターが買えない不都合な真実 ☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    バターが買えない不都合な真実 (幻冬舎新書) 作者: 山下一仁出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2016/03/30メディア: 新書この商品を含むブログ (2件) を見る Kindle版もあります。 バターが買えない不都合な真実 (幻冬舎新書) 作者: 山下一仁出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2016/03/29メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る 内容紹介 バター不足が続いている。農林省は、その理由を原料となる生乳の生産量が落ちたうえ、多くを飲用牛乳向けに供給したせいだと説明した。だがこれはうわべの事情に過ぎない。実際は、バターをつくる過程で同時に生成される、あの【脱脂粉乳】が強い影響力を持っていた。使い道が少なくなった脱脂粉乳が、生乳の価格、酪農経営、そしてバターの生産量をも左右していたのだ。これまで外部にさらされることのなかった酪農をめぐる利益構造と

    【読書感想】バターが買えない不都合な真実 ☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 【読書感想】日本人が知らない漁業の大問題 ☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    人が知らない漁業の大問題 (新潮新書) 作者: 佐野雅昭出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/03/14メディア: 新書この商品を含むブログ (3件) を見る Kindle版もあります。 日人が知らない漁業の大問題(新潮新書) 作者: 佐野雅昭出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/09/11メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 内容(「BOOK」データベースより) マグロやウナギが規制されると、日文化が守れない?そんなの漁業の当の危機じゃない。年々衰退し続ける漁の現場、揺らぐ卸売市場流通、定番商品ばかりの小売の店頭、ブランドや養殖への過剰参入、的外れの政策のオンパレード、そして失われゆく魚文化…新聞やテレビでは報じられない、日漁業を取りまく深刻な構造問題を気鋭の水産学者が徹底検証。余命数十年ともいわれる漁業と魚の今とは―。 著者は鹿児島大

    【読書感想】日本人が知らない漁業の大問題 ☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 百姓の力 江戸時代から見える日本 渡辺尚志 ISBN:4044000034 - 奴隷こそが慈悲を施さなければならない

    1)15世紀以前 惣村が成立する前の村 法的・政治的主体として公認されていない 村をいくつか合わせて枠組みである庄や郷の単位で領主と交渉 2)15世紀後半から16世紀 戦国時代 気候が寒冷化し飢饉が頻発、さらに戦国の争乱 <惣村の成立> 自ら武力をもって防衛 村掟という村独自の法を定めて秩序維持 土地や貨幣などの村有財産をもつ 家ごとに労働力を提供させるなどの村役を賦課 領主にかわって年貢・諸役の徴収・納入を請け負う 村の指導者は土豪(有力農民)や侍(地侍)たち 3)17世紀 江戸時代 気候のいくぶん温暖化 統一政権の成立。 水利灌漑。治水工事 人口と耕地面積が急増 人口2倍、耕地面積約1.8倍 17世紀における農業生産力の発展がめざましい 牛馬の飼育と厩肥の使用が一般化 <江戸時代の村> 各地の新田村が生まれる 兵農分離。侍層の経済力低下。 商脳分離。村の商人が城下町へ移住。 自立経営を

    百姓の力 江戸時代から見える日本 渡辺尚志 ISBN:4044000034 - 奴隷こそが慈悲を施さなければならない
  • 老舗人文系出版社のトンデモ農業本 - バッタもん日記

    京都にミネルヴァ書房という出版社があります。私は専門外なので詳しくありませんが、人文書の版元として有名なようです。 この出版社が最近『いま日の「農」を問う』というシリーズ書籍を刊行していますので、注目しておりました。今月刊行された新刊がこちらです。 環境と共生する「農」 著者名に注目して下さい。農業に詳しい方ならば、見覚えのある名前があるはずです。 そう、株式会社 ナチュラル・ハーモニーの代表、河名秀郎氏です。この人物は非常にオカルトじみた主張、と言うよりはオカルトそのものの主張を常に行っており、はっきり言ってしまえば、農業書を書かせるべきではない人物です。トンデモを平気で刊行する出版社ではなく、伝統のある老舗出版社ならば、このような人物の著書を刊行してはいけません。版元としての格が下がります。農業と環境の共生、農業における環境問題ならば、日全国にいくらでも適切な専門家がいます。なぜ

    老舗人文系出版社のトンデモ農業本 - バッタもん日記
  • Joe's Labo : 書評『日本の魚は大丈夫か』

    2011年10月11日19:30 by jyoshige 書評『日の魚は大丈夫か』 カテゴリ書評の魚は大丈夫か―漁業は三陸から生まれ変わる (NHK出版新書 360) クチコミを見る 個人的には、かなり衝撃的なだった。 農業が農協や族議員、兼業農家といった様々な既得権に縛られて衰退し続けていることは (うちの田舎もそうだから)知ってはいたが、ある意味、漁業の悲惨さはそれ以上だ。 近年、日の漁獲高が減少し、代用魚や輸入魚がポピュラーとなっているが、実は日の 漁獲高が減り始めたのは70年代から。マイワシバブルでかさ上げされていたものの、その他 の漁獲高は確実に減り続けてきた。 理由は単純に取りすぎたためだ。 意外なことに、漁業関係者はみな、資源が枯渇しつつあることは良く理解しているという。 ではなぜこの流れが止められないのか。それは現状がコインのつかみどり大会だからだ。 コインが

  • 鵜野日出男の今週の本音2009: 「無肥料・無農薬栽培」の新しいチャンピオン

    木村秋則著「リンゴが教えてくれたこと」(日経プレミアム 850円+税)。 昨年の9月20日のこの欄(カテゴリ・品と農水産業)で、石川拓治著「奇跡のリンゴ」(幻冬社) を取り上げた。そして、昨年後半の面白のベスト9にも選んでいる。 是非、この機会に再読をお奨めしたい。 この「奇跡のリンゴ」はベストセラーとなり、数十万冊も売れている。 そして、この新しい著書を屋で見かけた時、2匹目のドジョウを狙った二番煎じに過ぎないだろうと考えた。だからそれほど乗り気がせず、いやいや買った。 たしかに、前半は予想通りの二番煎じ。 だがこの著者は、リンゴだけで無肥料・無農薬栽培をやっていたのではない。 前著でも紹介されていたが、ある偶然から福岡正信著「自然農法 わら一の革命」を読んでいる。そのを読んで、いきなりリンゴの無肥料・無農薬栽培に取り組んだかのような印象を前著で持たされた。これは、とんでもない

    sizukanayoru
    sizukanayoru 2009/06/15
    木村秋則著「リンゴが教えてくれたこと」
  • 農協の大罪 - 池田信夫 blog

    著者(山下一仁氏)は、私の元同僚である。農水省から経済産業研究所に派遣され、市場開放された場合の農業政策を考える役割だった。しかしWTOで農水省が粘り勝ちして米の関税引き下げを阻止したため、彼の研究は宙に浮いてしまい、彼は農水省をやめた。 書の内容は、農協が農民をいかにい物にしてきたかを歴史的にたどり、著者の農業政策の改革案を説明するものだ。印象的なのは、農協が戦時統制団体である「農業会」を衣替えしたものだということだ。他の戦時統制団体は解体されが、農業会は糧難のなかで米の供出を確保するという緊急業務のため、看板をかけかえただけで生き残った。ここでも「戦時体制」はまだ生きているわけだ。 農水省の政策は「農業政策」ではなく「農協政策」だとよくいわれるが、戦前から受け継いだ政治的・経済的な権力を集中し、農業を独占的に支配する農協は、農家を搾取して日の農業を壊滅させた元凶である。その

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