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2015年10月9日のブックマーク (3件)

  • 【読書感想】フラニーとズーイ ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    フラニーとズーイ (新潮文庫) 作者: サリンジャー,村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/02/28メディア: 文庫この商品を含むブログ (52件) を見る 内容紹介 アメリカ東部の名門大学に通うグラス家の美しい末娘フラニーと俳優で五歳年上の兄ズーイ。物語は登場人物たちの都会的な会話に溢れ、深い隠喩に満ちている。エゴだらけの世界に欺瞞を覚え小さな宗教書に魂の救済を求めるフラニー……ズーイは才気とユーモアに富む渾身の言葉で、自分の殻に閉じこもる妹を救い出す。ナイーヴで優しい魂を持ったサリンジャー文学の傑作。――村上春樹による新訳! 村上春樹さんによる新訳。 いきなり文庫での登場です。 この『フラニーとズーイ』、村上春樹さんの新訳が出ることを知って、僕はすごく楽しみにしていました。 というのも、つい最近文庫になった、中村うさぎさんと佐藤優さんの対談『聖書を語る』のなかで、こ

    【読書感想】フラニーとズーイ ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • はじめて村上春樹を読む人のためのブックガイド(2015年版) - いつか電池がきれるまで

    www.huffingtonpost.jp 2015年「も」とか言われてますが、最近はもう、この時期の風物詩みたいな感じになってきています。 逆に、「もし受賞したら、来年から寂しくなる」かも。 今年は、村上さんご贔屓の東京ヤクルト・スワローズが14年ぶりのリーグ優勝ということで、「ノーベル賞も村上さんのところに来るのではないか!」なんて一部で盛り上がっていたわけですが、考えてみれば、ノーベル賞の選考委員の大部分は、ヤクルト・スワローズとか、日のプロ野球のことなんか知らないわけで。 村上春樹さんが神宮球場でヤクルトの試合を観ているときに「小説を書こう」と思いついたのは有名な話なんですが、カープファンじゃなくてよかったなあ、と。 カープファンだったら、あまりの貧打っぷりにイライラするばっかりだったかもしれないから。 ちなみに、この「村上春樹さんのノーベル賞受賞騒動」というのを遡ってみると、け

  • 【読書感想】友だちリクエストの返事が来ない午後 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    友だちリクエストの返事が来ない午後 作者: 小田嶋隆出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2015/04/28メディア: 単行この商品を含むブログ (8件) を見る 内容紹介 友だちの友だちは他人! 人と人とがいともたやすくつながってしまう、 そんな世の中で、はたして友だちとは何だろう? 友だちがいるって当はウソなんじゃないのか。 この永遠のテーマを天才コラムニストが考えに考えました。 真の友をもてないのはまったく惨めな孤独である。友人が無ければ世界は荒野に過ぎない。by フランシス=ベーコン 自分の住んでいる荒野をお花畑だと思い込むことができる人間だけが真の友を持つとができる。by 小田嶋隆 いま大人のあなた、「友だち」いますか? 僕自身、この問いかけには、つねに困惑してしまいます。 学生時代には「友だち」と呼べるような人は、少数ながらも存在していたし、40歳を過ぎた今になっても、彼

    【読書感想】友だちリクエストの返事が来ない午後 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言