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2016年4月11日のブックマーク (5件)

  • 「社会に通用する奴」は多様化しなかった - シロクマの屑籠

    「そんなんで、社会で通用すると思っているのか!」 通勤途中、ガソリンスタンドなどで朝礼をやっているのを見かけるたび、私はこの言葉を思い出す。滑舌の良い声で社訓らしきものを読み上げる二十代の社員達。営業時間にはキビキビと動き、表情も明るく、「ありがとうございましたー!」という声も淀みない。 就活スーツを着た大学生達も「そんなんで、社会で通用すると思っているのか!」を思い出させる。皆、同じような恰好をして、茶髪で就活する者など滅多にいない。20世紀の終わり頃、就職氷河期が叫ばれていた頃の大学生達は、あんなに均一な恰好だったろうか? 金髪、茶髪、(男性の)長髪、いろいろあったではなかったか? 今では「そういう格好では就活では通用しない」と周知されている、ということなんだろうか? よく、「日社会は価値観が多様化した」と言われる。私生活や家族構成は多様化したし、好きな漫画や視聴している番組といった

    「社会に通用する奴」は多様化しなかった - シロクマの屑籠
  • 自爆テロの中核には「信仰」がある 週刊プレイボーイ連載(237) – 橘玲 公式BLOG

    ベルギーの首都ブリュッセルの同時テロは、空港と地下鉄が標的となり34人が死亡、200人以上が負傷する大きな被害を出しました。直後にIS(イスラム国)が犯行声明を出し、実行犯がパリ同時多発テロとつながっていることも明らかになりました。 私たち日人にとって、ISという異様な組織を理解する手がかりはオウム真理教です。一般市民を対象とする地下鉄サリン事件を実行したからだけではなく、ISとオウムには、原理主義的な宗教団体がテロ組織に変容していく共通点があります。 オウムは仏教系カルト教団ですが、日の大多数の仏教徒はテロとはなんの関係もありません。「なにを当たり前のことを」と思うかもしれませんが、イスラーム系カルト組織であるISと一般のムスリムの関係もこれと同じであることを、私たちはおうおうに見失ってしまいます。 それと同時にオウム真理教が、仏教を学びたい真面目な若者たちを引きつけていたことも事実

    自爆テロの中核には「信仰」がある 週刊プレイボーイ連載(237) – 橘玲 公式BLOG
  • 日本の若者の貧困化が「パラサイト・シングル」を増加させる

    「パラサイト・シングル」という言葉がある。学校卒業後も実家で親と同居する独身者のことで、家賃や費等の基礎的な生活費がかからないため、給与のほとんどを自分の遊興費などにあてられる。 一見優雅な生活のようにも見えるが、このような生活が続くと実家を出て結婚しようというモチベーションがおきなくなる。女性の場合、現状と同レベルの生活を保証してくれる男性がいないと、結婚する気にならない。しかし今の時代、そんな男性は滅多にいないので、理想の相手が見つかるまで親元での生活を続けることになる。日の未婚化が進んだ原因をパラサイト・シングルに求めるという説もある(山田昌弘『パラサイト・シングルの時代』ちくま新書,1999年)。 この「パラサイト・シングル」、若者の何%くらいいるのだろうか。日以外の国ではどうか。国際比較の統計は無いようなので、作ってみた。2010~14年に実施された『世界価値観調査』のデー

    日本の若者の貧困化が「パラサイト・シングル」を増加させる
  • Joe's Labo : フリーランス女医が教える 「名医」と「迷医」の見分け方

    2016年04月11日10:30 by jyoshige フリーランス女医が教える 「名医」と「迷医」の見分け方 カテゴリ書評 フリーランス女医が教える 「名医」と「迷医」の見分け方 [単行] ドラマ「ドクターX」の監修も行った著者による、医療現場のリアルを赤裸々につづった書。実に刺激的かつ、雇用問題としても興味深い内容だ。というのも、もともと専門職であり職務給とも馴染みやすい医療は、労働市場の流動化の先行モデルとして適しているためだ。 著者の主張をまとめると、大きく以下の3点に絞られる。 ・既存の大病院や大学病院はこてこての終身雇用・年功序列型組織である 意外に知らない人も多いようだが、よくテレビなどで「年収ウン千万」と豪語している先生は(成功している)開業医であり、勤務医の多くは年収1000万~1500万くらい、ちょっとリッチなサラリーマンといった給与水準に過ぎない。 くわえて、「

  • 【読書感想】教団X ☆☆ - 琥珀色の戯言

    教団X 作者: 中村文則出版社/メーカー: 集英社発売日: 2014/12/15メディア: 単行この商品を含むブログ (21件) を見る Kindle版もあります。 教団X (集英社文芸単行) 作者: 中村文則出版社/メーカー: 集英社発売日: 2015/08/14メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 内容(「BOOK」データベースより) 謎のカルト教団と革命の予感。自分の元から去った女性は、公安から身を隠すオカルト教団の中へ消えた。絶対的な悪の教祖と4人の男女の運命が絡まり合い、やがて教団は暴走し、この国を根幹から揺さぶり始める。神とは何か。運命とは何か。絶対的な闇とは、光とは何か。著者最長にして圧倒的最高傑作。 『アメトーク』の「読書芸人」で、「オードリーの若林さんが、知り合いの作家に『オススメの小説は?』と聞くとみんな決まってこのを挙げる」と、この『教団X』を紹

    【読書感想】教団X ☆☆ - 琥珀色の戯言