「多動性障害」を大人になってから発症する可能性があるという研究結果が発表され、衝撃が広がっている。 米精神医学専門誌に掲載 米医師会の精神医学専門誌「 JAMA Psychiatry 」に18日、「注意欠陥多動性障害(ADHD)」に関する2つの研究論文が発表された。 子供の頃でなく、青年になって発症する「遅発型ADHD」が独自疾患である可能性が示唆されるという。 多動や不注意などの症状 「注意欠陥多動性障害(ADHD)」とは、発達年齢に見合わない多動や衝動、不注意などの症状が現れる障害。 厚労省のサイトには、病気ではなく生まれつき脳の一部機能に障害があるため発症する「発達障害」の一つとして「7歳までに現れます」と書かれている。 子供時代から大人まで続くADHDは少数派? ADHDは子どもの頃に症状が現れる障害だと考えられているが、研究チームの追跡調査によると、子どもの時にADHDと診断され