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ブックマーク / garth.cocolog-nifty.com (8)

  • 2014年映画ベスト - 映画評論家緊張日記

    映画秘宝2015年3月号が発売になりました。ぼくの選ぶ2014年ベスト投票を転載しておきます。 1 宮映劇イベント@十条シネカフェ・ソト 2 『死ぬほどセックスしてみたかった』(94-14 バクシーシ山下) 3 『コングレス』(13 アリ・フォルマン) 4 『リアリティのダンス』(13 アレハンドロ・ホドロフスキー) 5 『野のなななのか』(14 大林宣彦) 6 Nymphomaniac extended director's cut vol1&2 (14 ラース・フォン・トリアー) 7 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(13 マーティン・スコセッシ) 8 『収容病棟』(13 王兵) 9 『パズル』(14 内藤瑛亮) 10『劇場版テレクラキャノンボール2013』(14 カンパニー松尾) 例年にましてわけのわからないランキングになってますが、十条シネカフェの「場末のシネマ・パラダイス」

    2014年映画ベスト - 映画評論家緊張日記
  • はやぶさ/HAYABUSA (2011) - 映画評論家緊張日記

    監督:堤幸彦 出演:竹内結子、西田敏行 公式サイト みなさまの感動の中、七年の旅を終えて地球に帰ってきた少惑星探査衛星〈はやぶさ〉。今、その旅が映画になる! と考えた人は一人ではなかったらしく、今年から来年にかけて都合四も「はやぶさ」映画が作られるという空前の〈はやぶさ〉ブームが到来! 誰が見たいんだよそれ……という突っ込みはもはや通用しない恐ろしい日映画の世界である。ここは四まとめて「素晴らしきはやぶさ映画の世界」というレビュウを書くべきだと思うんだけど、たぶん四目が到来するころには誰も先陣を切った堤幸彦作品のことなど覚えていない(なによりオレが忘れている)ので、ここに記しておきます。 主人公、竹内結子は北大で天体物理を学んだポスドク(というか、博士論文は通っていないのでただの院卒)。仕事もないので神保町の古屋で働いている。眼鏡、ひっつめのボサボサ髪、リュック、背という絵に書

    はやぶさ/HAYABUSA (2011) - 映画評論家緊張日記
  • 村崎百郎の本 - 映画評論家緊張日記

    アスペクトから刊行された『村崎百郎の』に「黒田くんのこと」と題したエッセイを寄稿させてもらった。わかったようなことを書いているけれど、村崎=黒田くんがどんな人間だったのかなんて、ぼくなんかにわかるわけがない。彼が当に何を考えて、何をやっていたのか、わかっていたのは人だけだ(いや、人にだってわかってなかったかもしれない)。ここに文章を寄せている人たちも、みな、外から見て適当なことを言っているだけなのだ。どんなに親しかったとしてもね。ただ、根さんだけは内側に入りこめているような気がする。まあ、人徳かな。いや因果者だからか。 何よりも一番嬉しかったのは村崎百郎の文章が再録されていることである。人は死ぬかもしれない。でも、作品を読みかえせば、何度でも人と出会うことはできる。GON!に載っていた「隣の美女が出すゴミ!」も懐かしかったが、処女小説「パープル・ナイト」が懐かしくも感動的だった

    村崎百郎の本 - 映画評論家緊張日記
  • 本日決戦 - 映画評論家緊張日記

    遠足に出かける小学生のように興奮して早起きしてしまった。この昂ぶりはジョホールバル以来。こんな興奮があるから代表サポはやめられない。 昨日会ったドイツ人サポに「日韓国は十分うまいのに、どうも自信なくプレイしているように見える」といきなり質をつかれてしまった。今こそわかるが、足りないのは自信であり、経験である。トルシェにさんざん「日は経験がない」と言われたときには何言ってやがる、と思ったものだが、トルシェの言う「経験」とはまさにこの戦いのことなのだ。オランダと対戦するとき、ドイツと対戦するとき、我々はどこかで負けて当たり前だと思っていないだろうか?ドイツ人サポは言う。「クロアチアでもハンガリーでも、ドイツ気で勝つつもりで向かってくる」もちろんその気にはなんの根拠もない。客観的に見れば根拠なき自信だ。でもその思いがなければ、決して勝つことはできないのだ。 デンマーク戦、引き分けで

    本日決戦 - 映画評論家緊張日記
  • iSad - 映画評論家緊張日記

    iPad、どうやらタブレットPCの決定版ではないらしい、ということでiSadとかiBadとか言われているのだった。曰く「フラッシュが見られない」「USBすらつながらない」「カメラがない」「この額出すならネットブックが買える」などなど。いやすべてごもっとも。 だが、たぶんこうした批判は質を見誤っている。ジョブズが「まったく新しいカテゴリーの製品」だと言っているのはただのセールストークではない。タブレットPCを期待した方が間違っているのだ。私見では、これはiPodが音楽についてやったことを映像において実現する端末である。いつでもどこでも写真と映画とニュースが見られるようになるビュウアーだ。アメリカでは当然新聞がiPadに来る。ということは朝起きたらまず起動してiPadで新聞を読み、video podcastで朝のニュースを見て、iTunesで買った連続ドラマを見る。映画ももちろんiTunes

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  • ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない (2009) - 映画評論家緊張日記

    監督:佐藤祐市 出演:小池徹平 公式サイト こんな映画ばっかり見せられて、こっちが限界かもしれない。 …と言いたいがために見に行ったようなもんだな。これ、ご存じのとおり2chの書き込みの映画化なわけだけど(なぜか映画内では「Bちゃんねる」になってる)、なんか不愉快な映画なのだね。主人公の母親が死ぬところがギャグっぽく撮られていて、どういうつもりなんだろう?と思ったよ。 一応主人公の小池徹平が限界になっちまったところからはじまって、そこからその原因はなんなのかを探っていくという構成。「史上最大のデスマ」? いやそれは大丈夫だった。「中卒だってバレて虐められる」? いやそれも我慢できた。でも……てな調子。『キサラギ』とかもこんな感じだったりするのかなあ?(見てないけど) しかし、根的に理由なんかどうでもいいと思わざるを得ない。あまりに戯画化されすぎた駄目人間ばかりの会社で、最初からこんなとこ

    ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない (2009) - 映画評論家緊張日記
  • 審理 (2009) - 映画評論家緊張日記

    監督:原田昌樹 出演:酒井法子、星野真里、田中圭 企画・制作:最高裁判所 最高裁判所制作による裁判員裁判PR映画。これだけならなんということもないはずだったのが、ヒロインの酒井法子が覚醒剤取締法違反で逮捕状が出て逃亡中(8/8現在)となったため、使用を停止。ホームページも閉鎖し、DVDの貸し出しも停止という封印状態になってしまった。何もなければたぶん一生かかわりをもたなかった映画だが、こうなると見ないわけにはいかないな……と図書館から借りてきた(笑)。 監督はウルトラマンティガなどを撮っていた原田昌樹。その件にも絡んで、切通理作氏がアピールを出している。 昨日、最高裁は酒井法子主演、故・原田昌樹監督の裁判員制度広報用映画『審理』の配信及び公共施設での貸し出し、および上映活動の中止を決定したというニュースを知りました。 私はただいま、ライターとして原田監督の遺された言葉を集め、関係者の証言を

    審理 (2009) - 映画評論家緊張日記
  • 映画評論家緊張日記

    映画秘宝2019年3月号が発売になりましたんで、2018年の映画ベストを転載させていただきます。 1 『犬ヶ島』(2018 ウェス・アンダーソン) 2 『ブリグズビー・ベア』(2017 デイヴ・マッケイ) 3 『パディントン2』(2017 ポール・キング) 4 『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017 ギジェルモ・デル=トロ) 5 『覗かれる人 シュレーディンガーの女』(2018 城定秀夫) 6 『Dimension』(1991-7 ラース・フォン・トリアー) 7 『快楽の漸進的横滑り』(1974 アラン・ロブ=グリエ) 8 『レディ・プレイヤー・ワン』(2018 スティーブン・スピルバーグ) 9 『ボトロップの120日』(1997 クリストフ・シュリンゲンジーフ) 10『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』(2018 パノス・コスマトス) 去年は城定監督で何を選ぶかというのが頭のひねり

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