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BOOKと落語に関するsizukanayoruのブックマーク (5)

  • 【読書感想】努力とは馬鹿に恵えた夢である ☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    努力とは馬鹿に恵えた夢である 作者: 立川談志出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/11/26メディア: 単行この商品を含むブログ (4件) を見る Kindle版もあります。 努力とは馬鹿に恵えた夢である 作者: 立川談志出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/05/08メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る 内容紹介 落語最後の名人は、名文家でもあった。人生と芸、そして〈東京言葉〉と〈人生の師〉と〈いい女〉等についての遺されたエッセイを集成 僕は家元(立川談志師匠の自称)の文章が好きだけど、高座は一度も見たことがない、というくらいの「にわかファン」なので、知ったようなことは語りにくいのです。 でも、こうしてエッセイを読んでいるだけでも、凄い人だったのは伝わってきます。 ただ、この『努力とは馬鹿に恵えた夢である』は、これまであちこちに書かれた短文

    【読書感想】努力とは馬鹿に恵えた夢である ☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 三遊亭円朝『真景累ヶ淵』

    三遊亭円朝『真景累ヶ淵』 一気に読んだ。一気っていっても3日くらいかかったけど、いまの子育て状況ではそれはまさに一気なのですよ。新書版で500ページもあるから、途中で投げ出すかと思ったが、投げ出さなかった。 それどころか、仕事育児の中断さえなければおそらくずっと読んでいただろうというくらい引き込まれた。 「怪談」というがいわゆる「怪談」ではない 落語である。ぼくは落語が好きな方だが、この作品については演じられているのを聞いたことも読んだこともなかった。まったく偶然に、屋の奥の棚にひかえめに並んでいたのを手にとっただけだったのだが。聞けば、世の中は「円朝ブーム」で、この『真景累ヶ淵』を原作にした映画までできるという(そして今日07年8月4日が封切りなんだと!)。 いや、落語といっても、「その落語とは現在のようにオチで笑わせる滑稽噺ではなく、語りの芸で聴衆を引き込み、また翌日も寄席に通おう

  • 『びんぼう自慢』/古今亭志ん生 - 空中キャンプ

    だめな人だとは知っていたが、ここまでだめだとはおもわなかった。志ん生人が半生を語り下ろしたこのを読みながら、わたしはあらためて、だめ人間の威力について考えざるをえない。この人はほんとうにだめだ。わたしは感動すら覚えながら、彼の半生を読み進めた。 志ん生が困るのは、落語だけは天才、というところで、そうでもなかったら、こんなめちゃくちゃなおっさんなどとてもまともに生きていけない。人がとことんまでだめを極めたとき、そこには聖性を帯びたなにかが立ち上がるが、戦前の志ん生には、ほんとうにだめな人にのみが持つうつくしいオーラ的ななにかが見えるような気がする。 なにより志ん生がひどいのは、誰の金であろうと平気で使い込んでしまう横領癖だ。たちがわるい。この人が「寄席をしくじった」「師匠をしくじった」という表現をするとき、たいていは使い込みか横領がばれて出入禁止になっている。父親のだいじにしていたキセル

  • 落語論 - 情報考学 Passion For The Future

    ・落語論 たとえ落語に興味がなくてもぜひとも「買い」の大傑作である。おすすめ。堀井憲一郎、『ディズニーリゾート便利帖』でただものではないライターだと思っていたが、ほんとに凄いよこれは。教えてくれた友人のshikeさん、ありがとうございます。 落語を通して他者を魅了する芸とは何かの質を論じている。芸人だけでなくプレゼン機会の多いビジネスマン、講師・教員、コンサルタントは必読の書である。ライヴの極意が書かれている。 ただし究極のそれは技術ではないのだ。 「東京ドームの舞台に、たった一人で立つ美空ひばりの気持ちをおもいうかべればいい。 たった一人の声だけでこの数万の客を取り込もうという、その気合いがなければ、成功しない。ただすんなりと歌をうまく歌っただけでは、客を巻き込めない。それは芸能ではない。お歌の発表会だ。すべての客の心に、美空ひばりを届けないといけない。いま、この目の前にいる客を、とに

  • 天才の弟子。 - Something Orange

    赤めだか 作者: 立川談春出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2008/04/11メディア: ハードカバー購入: 30人 クリック: 195回この商品を含むブログ (295件) を見る 最近、落語をたしなんでいる。 もちろん自分で話すわけではなく、聴く一方だが、そしてぼくの場合、聴くといってもたかが知れているのだが、まあ、CDとかですね、それからニコニコ動画とか、そういうもので聴くわけです。いいですねえ。 当然、うまいひとばかりではなく、おもしろいものばかりではないのだろうが、目立つ噺家ばかり選んで聴くからそれはそれは楽しい。小説を読む気がなくなってしまうくらいで、それでこの頃、このブログには書評記事がない。 さて、そういうわけで、『赤めだか』。立川流家元立川談志の弟子、落語家立川談春が、その青春時代を赤裸々に綴った一冊である。 昨年辺りから各所で話題になっているし、賞も取ったので、既読の

    天才の弟子。 - Something Orange
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