江崎グリコは、今年の2月11日に100周年を迎えた。 グリコといえば、大阪道頓堀の高さ20メートルの広告塔「グリコサイン」がお馴染みだ。 社名の由来に興味がわく。 創業者の江崎利一氏が、カキの煮汁に含まれる栄養素のグリコーゲンを商品化したいと考え、キャラメルに混ぜて作ったのがはじまりらしい。 低糖質菓子の「SUNAO」や健康や美容を応援する「アーモンド効果」、ストレス軽減に役立つとされるアミノ酸配合チョコレート「GABA」など、「おいしさと健康」を追求し続けている。 長寿企業の共通点は何だろう。 ふと、室町時代後期に創業し、500年もの歴史ある和菓子屋の「虎屋」を思い出した。 長寿企業の事例として、よく紹介される「虎屋」。 以前、ネットで、29年間にわたって社長を務めた17代黒川光博氏のインタビュー記事を見た。 その時、特に「コア」のキーワードが心に響いた。 「約30年間変わらず考え続けて