【松前】町豊岡の旧武家屋敷ごみ捨て場跡で19~25日、弘前大学文化財論ゼミ(関根達人教授)の発掘調査が行われ、陶磁器、古銭など当時の生活をうかがわせる遺品のほか、穴のあいたガラス製小玉14点が発見された。関根教授によると武家地での出土例は過去になく「アイヌの人々との交易用に武家屋敷内で制作されていた可能性がある」としている。 発掘調査は、公益社団法人たばこ総合研究センターの助成を受けたプロジェクト「酒とタバコからみた蝦夷地の内国化に関する研究」の一環。発掘地は正行寺墓地裏手の48平方メートル、江戸時代には中堅武家の屋敷が立ち並んでいた一角。 今回発見されたガラス玉の大きさは7ミリ前後、青が12点、ピンクと緑がそれぞれ1点ずつ。アイヌの人々が珍重していた「タマサイ」と言われる首飾りに使われていたものによく似ている。同ゼミは、今回出土したガラス玉は遺跡年代から江戸時代後期のものと推定する。町教
![松前武家地跡でガラス玉が出土、アイヌ向け交易品か | 2017/8/26 函館新聞社/函館地域ニュース - e-HAKODATE](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5e8666fbb592ce48011a05da4ccbc4a82e093b1e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.ehako.com%2Fimg3%2Fnews_og_logo3.png)