高城剛メルマガ「高城未来研究所「Future Report」」より 世界遺産登録を望まない、現代の隠れキリシタンたち ※「高城未来研究所【Future Report】Vol.209(2015年6月19日発行)より 今週は九州の天草にいます。 現在、長崎の大浦天主堂や天草の崎津集落は、キリスト教の伝来と繁栄、激しい 弾圧と250年もの潜伏、そして奇跡の復活という世界に類を見ない布教の歴史を 物語る資産として「ユネスコの世界遺産暫定リスト」に登録されています。 これはまだ暫定リストであり、それ以前に韓国と揉めに揉めている「明治日本の 産業革命遺産」の世界遺産登録が終わらなければ次の決定に移ることはできませ んので、今月末からドイツで開かれる世界遺産委員会で遺産入りの可否が決定す るまで「暫定の暫定」という中途半端な状態が続くことになります。 また不思議なことに、いまもここに住む「本物のキリシタ