「どなたか”ろっ骨レコード”についての情報をお持ちの方」、とのラジオでの呼びかけに、サンクトペテルブルグからも情報が入る。 坂田明たちNHKの取材班、サンクトペテルブルグへ行く。 ネヴァ川沿いの町、サンクトペテルブルグは、18世紀初頭、ピョートル大帝が築いた要塞から始まった町。せいぜい300年ちょっとの歴史しかないが、とても美しい町である。70年余続いたあのソ連時代にも、よくぞこの景観を保ったな、と思われるほど。ロシア人の底力を感じる町だ。 まず、ろっ骨レコードのカッティングマシーンを持っている、という人を訪ねる。坂田明、病院でレントゲン写真を撮ってもらい、それを持って行く。 これが、坂田のレントゲン写真。撮影日は、2001年1月22日。”さかた”は、ロシア語では”Cakata”、という表記になるようだ。 しかし、このレントゲン写真にカッティングすることはできなかった。マシーン、動くことは