バイオ燃料「食糧危機への影響は少ない」:FAOが分析 2008年11月12日 経済・ビジネス環境 コメント: トラックバック (0) Alexis Madrigal Image: flickrの『World Bank』より。アフガニスタンのカブールにある商店の袋に入った穀物 バイオ燃料が食糧価格の上昇に与えてきた影響は、これまで推定されていたよりもはるかに小さいことを、国連食糧農業機関(FAO)の新しい報告書のデータが示唆している。 『食糧と農業の状況2008年』という報告書によると、バイオ燃料の生産は世界の食糧価格を15%だけ押し上げた。また、エタノールの生産は増加しているが、食糧価格は全体として下降に向かっているという。世界経済の減速と農作物の増産があいまって、小麦、砂糖、植物性油脂といった主要食料品の価格が下がっているのだ。 食料経済の専門家であるコーネル大学のPer Pinstru